家電製品ミニレビュー
あっという間に髪が乾いた! パワフル大風量の「モンスター」ドライヤー
2014年11月20日 07:00
髪の量が多く、お風呂あがりのドライヤーがいつも面倒だ。特に疲れて帰ってきた日は、お風呂に入るだけでも気力がいるので、髪を乾かすのはさらに億劫になる。
そこで導入したのが、大風量で素早く髪を乾かせるという小泉成器のヘアードライヤー「モンスター KCD-W701」(以下、モンスター)だ。
メーカー名 | 小泉成器 |
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製品名 | ダブルファンドライヤー モンスター KCD-W701 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 7,620円 |
モンスターの特徴は、本体内部に形状の異なる2つのファン「ダブルファン」を搭載している点。これによりターボモード時に、2.0立方m/分の大風量を実現している。マイナスイオン機能とともに、髪を素早く美しく乾かせるという。
従来モデル「KCD-W700」もダブルファンを搭載し、2.0立方m/分の大風量だが、新モデルでは主にスイッチなどの操作性が向上している。実際に使用しながら、改良された点も含めて紹介していこう。
まず、運転モードは、「TURBO/HIGH/LOW/COOL」の4つ。
操作は爪の長い女性でも使いやすいようにと、押すだけで操作できるデジタルスイッチを採用している。電源を入れるとTURBOモードからスタートし、矢印のスイッチ「↓」を押すと風量の弱いモードに、「↑」を押すと強いモードに切り替わる。なお、従来モデルはHIGHモードから運転がスタートしていたが、KCD-W701はTURBOモードから始まるように改良されている。
みるみる乾き、4分で完了!
さっそく、TURBOモードで髪を乾かしてみた。スイッチを入れると勢いよく風が吹き出し、ほかのドライヤーより明らかに風量が多いのがわかる。特に耳の近くに当てると、運転音だけでなく、ブォーと風を切る音まで聞こえてくるほどだ。
温風温度は高すぎず、心地よい温度で乾かせる。熱量というよりは、風量重視な印象だ。ドライヤーによっては、温度が高く頭皮が熱くなることがある。しかし、モンスターはそういった心配がなく、乾かしていると風の勢いはあるがちょうどいい温度で気持ちよさを感じる。
速乾性もあり、普段と同じように使用しているはずなのに、みるみる乾いていった。温度は高くないが、大風量の効果を実感できた。全体を乾かすのにかかった時間は約4分。普段は10分掛かるので、約2分の1に短縮できた。
ファンを2つ搭載しているため、他社のドライヤーと比べて少し大きく重たいが、早く乾いてしまうので特に気にならなかった。
乾かしきった直後の仕上がりは、しっとりまとまっていたが、時間が経つに連れて髪の水分が少なくなっていく印象。夜乾かして朝起きると髪は広がっていたが、ひどくクセがついたりうねることはなかったので、いつもどおりセットすれば問題なかった。
また、根元や毛先と違って、風が当てづらい中間あたりの毛も乾かしやすい。いつもは10分以上ドライヤーを使っても、中間部だけ乾かずもう濡れたままでいいや……と諦めて寝てしまうことが多い。しかしモンスターなら素早く乾くので、乾きにくい中間部も面倒にならなかった。
ただし、反対側の手でしっかり髪を掴んでいないと大風量なため髪が散ってしまう。中間部など部分的に風を当てたいときは、きちんと髪を掴んだ方がいいだろう。
付属の集風ノズルも使用してみたところ、風が一部に集まりTURBOモードでもパワフルな風量を感じにくかった。髪を乾かすというよりは、前髪のクセ付けなど朝のヘアセット時に使用するのが良さそうだ。
なお、操作性に関しては、モンスターは手元にデジタルスイッチがあるため、従来モデルでは誤動作が多くうっかり電源を切ってしまうといった声が多かったという。KCD-W701では、誤動作においても改良されており、使用時に電源ボタンを押してしまうことは一度もなかった。
モンスターを使うようになってから、髪を乾かすのが楽になった。疲れていたり、お酒を飲みすぎて帰ってきたときは“お風呂に入るっていうより、その後のドライヤーがとにかく面倒”と思っていた。しかしモンスターを使用している今は、すぐに乾くからちゃんとお風呂入って早く寝よう……! と思えている。
モンスターは、大風量で髪が素早く乾かせる点が、やはり最大の特徴といえる。価格帯が近い10,000円前後のモデルでいうと、パナソニックのナノケアやシャープのプラズマクラスターなど、イオン機能にこだわりをみせる製品とは少し趣きが違う。髪のまとまりやキレイさにこだわるなら、高額でもそれらの製品を選んだ方がいいだろう。
とにかく早く髪を乾かしたい、風量にこだわりたいという人にオススメできるドライヤーだ。