家電製品ミニレビュー

くびれをねらい打ち、走りながら使うパナの「ビューティートレーニング」がイイ!

パナソニック「ビューティートレーニング」

 結局のところ、本当に痩せたいならやっぱり運動だということに気づいた筆者。出不精で極力動きたくないと思っているが、そんなことを言っていたらいつまでも痩せない。

 実際に週2~3回の筋トレとランニングを続けたら、1カ月で2kg減に成功! 最初は見た目にも変化が出て、運動をするのが楽しかったが、現在モチベーションがだだ下がり中。そこで、気分転換を兼ねてパナソニックのエクササイズ機器「ビューティートレーニング」を使ってみることにした。

メーカー名パナソニック
製品名ビューティートレーニング
品番ES-WB60
購入場所Amazon.co.jp
購入価格29,300円

 ビューティートレーニングは、筋肉に電気刺激(EMS)を与えて体を引き締めるというもの。一般的なEMS搭載のエクササイズ機器と違うのは、人間の動作と電気刺激を融合させたトレーニング法「ハイブリッド・トレーニング」を採用した点。

 ハイブリッド・トレーニングは、独自のセンシング技術で身体のひねりを検出し、伸びる筋肉に対して電気刺激を掛ける。強制的に筋肉を縮ませることで負荷を掛けられ、くびれ作りなどに効果があるという。ダイエットに有効とされる、筋トレとランニングなどの有酸素運動を同時にできるため、運動が苦手な人でも効率よくトレーニングできるとしている。

 使い方は、本体をお腹周りに巻きつけて、ランニングやウォーキングをする。サイズはS/M/Lの3つを用意。Sサイズの対応ウェストは55~67cmで、Mサイズが64~81cm、Lサイズが79~93cm。男女ともに対応するサイズ展開だ。

サポーター(巻きつけタイプ)、コントローラー、充電アダプターが同梱
充電する際はアダプターをリモコンと接続する
電極パッド。お腹に貼りつけてここから電気刺激を与える

 電極パッドは4枚あり、腹筋に刺激が与えられるようになっている。装着する際は、サポーター中央のピンクのラインがおへそにくるようにすると、4枚のパッドを正しい位置に貼り付けられる。あとは背面でテープを固定して装着完了。

 リモコンで運転モードを「ラン/ウォーク/ツイスト」から選び、EMSの強さを1~50で調節する。主にランニングで使用したので、「ラン」を選択し、強さは30がちょうど良かった。程よく刺激が強く、筋肉に負荷が掛かっているのがわかる。

 なお、トレーニング中はコントローラーとサポーターを接続したままにする必要がある。サポーター背面にコントローラーホルダーが付いているので、そこに収納できる。最初はホルダーの位置が分からず、リモコンが上手に収納できなかったが、慣れてくれば問題ない。走っている最中にリモコンが落ちてくることもなかった。

電極パッドは4枚
中央のピンクのラインがおへそにくるようにすると、正しい位置に貼り付けられる
トレーニング中はコントローラーを接続する
背面のホルダーに収納できる

電気ビリビリ! いつもより運動量が増えて汗だくに

 実際に使ってみると、静止している間は変化がないが、歩いたりちょっと動いたりすると電気が走る。きちんと動きに合わせて動作しているのがわかった。軽く走っているときよりも、しっかり腕を振って走っているときの方がより強く電気刺激が掛かったので、体を大きく動かして走ろうと思えてくる。

 運転モードはそれぞれの運動に適したプログラムにされているが、「ラン」と「ウォーク」は正直違いがわからなかった。ただし、ランニングしているときに「ツイスト」モードに設定したら、あまり電気刺激が掛からなかったので、それぞれの運動に適したモードを選んだほうが良いだろう。

 ランニング終了後に気づいたのは、いつもより汗をかく量が多かったこと。筋肉に電気刺激を掛けるために、体を大きく動かしたことで無意識に走るスピードも速まり、運動量が増えていたようだ。走った翌日は筋肉痛もあり、きちんと刺激されていたのがわかった。

「ラン」モード。トレーニング中は残り時間が表示される
ひねる動作に特化した「ツイスト」モード。ランニングしながらだとあまり刺激が感じられなかった
EMSの強さは最大50にできる。筆者はLv.30がちょうど良かった

汗を吸ったサポーターは水洗いOK

パッドは取り外し可能

 ビューティートレーニングは、1回30分の使用を推奨しており、時間になると自動で電源が切れる。30分走っただけでも汗だくで、使用後のサポーターはかなり汗を吸っていた。手入れをする際は、電極パッドやコントローラーを取り外して水洗いをする。

 腹部に貼り付けていた電極パッドも汚れが気になったが、こちらは水を垂らして指の腹でなでるようにして洗う。水につけたり、つめでこすったりしてはいけないという。

 なお、見た目への変化は、2~3カ月で表れてくるという。今回は1カ月の試用だったので、わかりやすい変化はなかったが、お腹を触ってみると、インナーマッスルが以前よりも固くなっていた。

 効果はもちろんだが、ランニング中のモチベーションをアップできるのがとても良かった。普段は、走っている最中に早く終わらないかな、何分経過したかな……とネガティブなことばかり考えていた。

 しかし、ビューティートレーニングを着けながらだと、体の動きを意識しながら走れるので、スピードも速まるし時間もあっという間に経っている。ランニングを楽しくするアイテムとしてもオススメだ。

西村 夢音