家電製品ミニレビュー
手のひら専用のマッサージャー「エアクリエ ハンド」でマウス疲れを解消!
by 西村 夢音(2014/8/20 07:00)
パソコンやスマートフォンを操作する手は、日々酷使されている。特に仕事で長時間マウスを握ったり、キーを叩いていると手がダルくなってくる。今回は、そんな疲れた手を癒す、日立のエアマッサージャー「エアクリエ ハンド HK-T100」を紹介する。
メーカー名 | 日立リビングサプライ |
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製品名 | エアクリエ ハンド HK-T100 |
希望小売価格 | オープンプライス |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 5,260円 |
ミトン型で、手を差し込んで使用するエアマッサージャー。4つのエアーバッグと、2つの突起がついたマッサージパッドで、手全体を包み込むようにマッサージするというものだ。本体は1つのみだが、左右どちらの手にも差し込めるので交互に使用する。
電源に単三電池4本を使用するコードレスタイプで、持ち運びにも適している。定格時間は10分で、時間になると自然に電源がオフになる。電池寿命は、1回10分間、1日2回の使用で約10日間使えるという。
動作モードは、複数のエアーバッグが同時にぎゅっと加圧して絞り上げる「ひきしめモード」と、複数のエアーバッグが交互に加圧して揉み上げる「くつろぎモード」の2種類がある。エアーは「強/弱」の2段階で選択できるので、計4通りの方法でマッサージを楽しめる。
裏は面ファスナーになっているため、自分の手の大きさに合わせて装着できる。
手を差し込む部分の幅は実測11~12cmほどで、手幅およそ8.5cmの筆者の場合、面ファスナーは一番きつくして丁度良かった。極端に手の大きい男性だと入らない場合もあるので注意したい。奥行きは19cmまで対応するという。
ひきしめモードで手のツボをぐりぐり刺激!
まずはひきしめモードの「強」を試してみた。
電源を入れると、エアーバッグが膨らんできている感覚が手に伝わる。手の甲、手のひら、指先にあるエアーバッグに圧迫されて、手全体がぎゅっと締め付けられた。エアーバッグが最大に膨らんでいる状態を見ると、大きくなっている様子がわかる。
特に、突起のついたマッサージパッドに、親指の下の膨らんだ部分をぐりぐりと刺激されたのが良かった。親指の下の膨らみにはツボがあり、パソコン操作による疲れや痛みに効くと聞いたことがあったので、日頃から手がダルくなるとそこを押すようにしていた。このエアクリエは、突起がちょうどその膨らみ部分に当たるので、痛気持ちいい感覚を得られた。
くつろぎモードの「弱」は指先マッサージが気持ちいい
ひきしめ、くつろぎの2モードの各強弱で、4通り試してみて一番良かった組み合わせは、意外にもくつろぎモードの「弱」だった。普段マッサージに行っても、強く揉んでもらうようにしているので、今回も「弱」はあまり使わないだろうなと思っていたが意外だった。
理由を考えてみると、くつろぎモードは、複数のエアーバッグが交互に加圧を繰り返す仕組みで、この交互というのがポイントだった。
手の甲のエアーバッグが膨らんだ後に、指先のエアーバッグが膨らみ、自然と指先でエアーバッグを握る形になる。そうすると指先に神経が集中し、「弱」のゆるゆるとした圧迫とあいまって気持ち良かった。指先への刺激が気持ちいいというのは、新たな発見だった。
いろいろ試した結果、ひきしめモードの「強」で手のツボを刺激し、全体の疲れをとる。そのあとに、くつろぎモードの「弱」でゆったりと指先を圧迫し、リラックスする。この使い方にハマってしまった。
10分経つと電源が自動でオフになるので、揉みすぎる心配もない。寝る直前にマッサージャーをセットして、そのまま寝てしまうのがとても気持ち良かった。起きたときも、寝相のせいなのか自然に外れてしまっていたので、朝方締め付けられている感覚もなかった。