家電製品ミニレビュー

疲れた足に使えば翌朝スッキリ! 低周波治療器「おうちリフレ」

パナソニック「おうちリフレ EW-NA63」

 デスクで長時間作業していると肩が凝る。仕事先を歩き回ると足が疲れる。週末、ヒールを履いて沢山歩くと腰にくる。

 ということで試したのが、パナソニックの「おうちリフレ EW-NA63」。いわゆる皮膚に微弱な電気を流し、筋肉を刺激して、血行促進を促すという低周波治療器だ。といっても、接骨院などで使われている大がかりな機械とは違い、コンパクトでおしゃれなケースに収まっている。

メーカーパナソニック
製品名おうちリフレ EW-NA63
購入場所Amazon.co.jp
購入価格10,212円

 おうちリフレは、2つのパッドに電極を内蔵し、首から脚まで全身に使える低周波治療器だ。ケースは、シンプルなデザインで、一見しただけでは健康機器だと分からない。ケースにはACアダプター、パッド、操作パネルがセットになっている。

左からケース、ACアダプター、操作パネルおよびパッド
ケースは化粧箱のような洗練されたデザイン
スクエアフォルムを採用
ケースに全て収納できる。上段には操作パネルとパッドが収まる
下段にはACアダプターが収まる
操作パネルの裏にはパッドのケーブルを巻き取れる

 まずは肩(首の付け根)に使ってみた。2つのパッドを左右の首の付け根に貼り付ける。操作パネル右側のダイヤルを回して、電源をONにする。

厚さ約2mmのパッドが2つ付属する
パッドの裏側には粘着シートが付いていて、何度も貼ったりはがしたりできる
肩(首の付け根)に取り付けた。パッドは薄型で曲面にもフィットする
ケースの内側にはオススメの装着部位が記載されていた

 電源が入ると、操作パネルのランプが点灯する。そこで「選択」ボタンを押して、刺激のパターンを「くびかた/こし/うであし/おし/もみ/たたき」の6つから選ぶ。今回は肩に使うので、「くびかた」を選んだ。

 ちなみに、「くびかた/こし/うであし」は体の部位に合わせて様々な刺激を組み合わせたコースで、「おし/もみ/たたき」は、好みの刺激パターンを連続して行なうコースだ。いずれも運転開始から15分後に、自動で電源がOFFになる。

電源を入れるとランプが点灯して運転モードを知らせる。なお、直前の運転モードを記憶する機能はない
選択ボタンを押して選ぶ
前から見た様子。パッドは薄いので、上からジャケットを羽織ることもできる

 運転が始まると、パッドから微細な「ビビビ」という感じの刺激を受ける。電気の強さは、ダイヤル式のボタンから10段階で細かく調節できる。刺激が強すぎず、心地よいと感じる強さがベストという。なお同じ部位は1日に1回、15分以内が推奨されている。

 電気の刺激を受けるうちに、筋肉がピクピクと反応してくる。最初はくすぐったいが、徐々に、心地良さを感じるようになった。

 さらにおうちリフレは、温感機能も搭載している。2つのパッドには発熱ヒーターを内蔵し、運転開始から3分程度でパッドにぬくもりを感じるようになる。温感はON/OFFを切り替えできる。

 この電気の刺激と、温感を同時に味わうことで、デスクに座り続けてこわばっていた肩の筋肉が、じわりじわりと緩んでいく感じがした。運転後、パッドを外すと、スッキリとした爽快感があった。首を左右に動かしやすくなった気もする。

ふくらはぎや腕にもオススメ

 もちろん、おうちリフレは肩だけではなく、背中や腰、腕や足など全身に使える。特に気に入ったのが、ふくらはぎへの刺激だ。歩き疲れた夜に、ふくらはぎにおうちリフレを貼ると、翌朝足がスッキリする。

ふくらはぎへの刺激も気持ち良い
マウスを握り疲れた腕にも

 これまで、足が疲れた日の夜には、オイルを使ってハンドマッサージをして足をほぐしていたが、おうちリフレならハンドマッサージよりも簡単に、力を使わずに、短時間で筋肉をほぐせる。おうちリフレを付けている間は、布団の上でゴロゴロしているだけで心地よい電気刺激を受けられる。運転後は、自動で電源が切れるので、万が一寝落ちしても安心だ。

電気刺激の強さはきめ細かく調節できる

化粧ポーチにもおさまる

 おうちリフレは、10段階から細かく刺激の強さを選べるのは良い。あまり強い電気刺激は好きではない私もレベル2程度の優しい刺激から、4~5程度のしっかりとした刺激まで、部位に合わせて調節している。レベル6以上は使ったことがないのでわからないが、強い刺激を求める方にも応えてくれるはずだ。

 私はもっぱら自宅の寝室で眠る前に使っている。枕元に置いていても、インテリアに馴染む。

 一日の疲れをその日のうちにとってしまいたい方、気軽にマッサージしたい方、肩のコリや足の疲れが気になる方には試していただきたい。

小林 樹