家電レビュー
使う場所選ばない「自由」な空気清浄機 お手入れもしやすかった
2025年11月7日 08:05
今回紹介するのは、リズムの空気清浄機「Silky Wind Clean」です。これまで10台以上の空気清浄機を使ってきましたが、この「Silky Wind Clean」の満足度はかなり上位。家の中の様々な場所や、シーンに合わせて向きまで調整できる、自由な使い心地がとても気に入りました。
本体の機構はとてもシンプル。リズム独自の2重反転ファンを搭載しており、後ろのファンで空気を集め、前のファンで空気を送り出します。フィルターは3層構造で、ペット臭などのニオイ成分を取り除く「脱臭フィルター」、花粉や細かいホコリ/PM2.5/カビ/ウィルスなど0.3µmまでの微粒子を99.97%捕集するという「集じんフィルター」、一番外側で内部に侵入するホコリの数を低減する「プレフィルター」を備えます。
使う場所も向きも選べる「自由な空気清浄機」
特筆すべきは、空気清浄機としてはかなりコンパクトなサイズ感。本体サイズは361×313×458mm(幅×奥行き×高さ)で、本体が浮いているようなユニークなデザインを採用しています。下方から上方まで約240度回転し、自由に風向きを調節できます。
このサイズだと持ち運びも苦ではありません。例えば、花粉の時期に本体を玄関に持って行って、洋服に付着した花粉を風で飛ばしたり、集じんするというような使い方が可能です。また、部屋の間取りやレイアウトに合わせて循環気流を作ることで、効率的な空気清浄はもちろん、暖房や冷房効率をあげることだって叶います。
ホコリやニオイをしっかり検知! 空気清浄機としての実力も確か
空気清浄機としての実力も確かなもの。この1台で適用床面積はなんと36畳、毎分7,200Lの空気を清浄し、8畳の空間であれば約8分間での空気清浄が可能です。
我が家では、空気の状態を検知し、自動で風量をコントロールする「AUTO」モードにして、24時間稼働で使い続けていますが、しっかり効果を感じています。例えば、子供が学校から帰ってきた時、ドタドタとリビングに入ってくるとすぐに「ニオイサイン」や「ホコリサイン」がついて、風量を上げて運転てくれます。
もちろん、手動で運転モードを切り替えることも可能。最高速回転で空気清浄できる「Turbo」モードも用意されています。使い続けていると違いがわかりにくいですが、例えばリビングで鍋料理や焼肉を食べた次の日でもニオイが残っておらず、すっきりとした空気の中、朝を迎えられます。
帰宅時に感じる「家特有のニオイ」だったり、ペットのニオイが気になるという方は空気清浄機の使用がおすすめです。
お手入れのしやすさに感動
「Silky Wind Clean」の感動ポイントは、まだあります! フィルターのお手入れが簡単……なのは正直、一般的な空気清浄機でも当たり前なのですが、この製品はファンも取り外してホコリを取り除ける、それどころか水洗いまでできちゃうんです。しかも、すごくシンプルな構造で、取扱説明書を見なくても、直感的にファンの取り外しまでできるというところが本当にすごい。
ここまでお手入れがしやすい空気清浄機は初めてかもしれません。
使い続けて約1カ月で、プレフィルターにはホコリがしっかり付いていました。掃除機でホコリを吸い取るだけであっという間にキレイになりました。
シンプルな構造ながら、これまでにない自由な発想が詰まった1台。例えば、リビングで鍋料理をするときや、花粉が気になる時期、ペットが大暴れした後、効率的な冷暖房のための気流など、暮らしの中の様々な場所、シーンでの活用が期待できそう。高機能・多機能な空気清浄機は使いこなせなかったという人にもおすすめです。













