家電製品レビュー

ボッシュのお掃除回転ブラシが凄いっ!! シンクや浴室の頑固な汚れがあっという間にキレイに♪

ボッシュのDREMEL(ドレメル)ブランドから2020年11月10日に発売された「DREMEL VERSA(ドレメル・バーサ) PC10-01」。キッチンや浴室の掃除に使える電動回転ブラシですが、筆者はコレの発売を知って「アーッ!!!」と思いました。まさにジャストタイミングで使いたい電動工具だったんです、コレ。

DREMEL VERSAは工具先端に装着したブラシやパッドを回転させて対象の汚れを落とす「お掃除回転ブラシ」です。充電式で約15分間使用可能。満充電は約2時間。先端に装着できるアクセサリーが4つ付属しています。

コードレスお掃除回転ブラシには対象の汚れを落とすためのアクセサリーとして「スポンジパッド/ソフト磨きパッド/ハード磨きパッド/硬質ブラシ」の4つが付属。他、アクセサリー取り付け用アダプターや洗剤飛び散り防止用のスプラッシュガード、充電用USB-ACアダプターおよびUSBケーブルが付属しています
メーカー名ボッシュ
製品名DREMEL VERSA
価格12,000円(本体のみ)

使うブラシやパッドを交換することで、床やタイルなどの硬質な面からシンクなどの傷つきやすい面など、さまざまな箇所の汚れ落としが可能。キッチンや浴室の清掃から、バイクや自転車の手入れ、さらには靴洗いなんかにも活用できるというわけです。

コードレスお掃除回転ブラシには対象の汚れを落とすためのアクセサリーとして「スポンジパッド/ソフト磨きパッド/ハード磨きパッド/硬質ブラシ」の4つが付属。他、アクセサリー取り付け用アダプターや洗剤飛び散り防止用のスプラッシュガード、充電用USB-ACアダプターおよびUSBケーブルが付属しています

で、筆者が「アーッ!!!」っと思ったのは、まずブランド。ホビー向けの電動工具で有名な「あのDREMEL」です。

そして回転数が2,200回転と比較的に高速であること。高速回転対応の電動ドライバーが毎分1,500回転くらいですが、それよりさらに高速なので効率的に磨きや汚れ落としができそうです。

さらに防水であること。IPX7の防水で、「一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない(防浸形)」というレベル。水回りで安心して使える電動掃除用具です。

何より筆者がDREMEL VERSAを使いたいと思った箇所が、シンクと浴室。「DREMEL VERSAを使えば“落とすのがとても面倒なあの汚れ”を効率よく落とせるかも!?」と思った次第です。

DREMEL VERSAはどんなモノ? どう使う?

まずはDREMEL VERSAがどんなモノなのか? 写真と説明文で見ていきましょう。

DREMEL VERSAは先端(写真では下部)に付属のパッドやブラシを装着して使います。下部に広がっているのは洗剤飛び散り防止用のスプラッシュガード。スプラッシュガードは上に上げた状態で使うこともでき、取り外して使うことも可能
サイズは50×125×130mm(幅×奥行き×高さ)で、質量は452g。握りやすい形状になっており、握る部分は滑りにくいラバー素材です。ただし、女性が握るには少し大きめという印象。写真左側の人差し指の部分に電源ボタンがあります。電源ボタンは、一度押せば回転し続け、再度押せば回転が止まるので、押し続ける必要はありません
必要に応じたパッドやブラシを装着して使います。磨き粉や洗剤とともに使うので、多くの場面でスプラッシュガードが役立ちます
パッドは専用アダプターに面ファスナーで装着するタイプ。しっかり取り付けられます

シンクの水垢がザクザク落ちる!!! 短時間でピッカピカ♪

さて、筆者がDREMEL VERSAで掃除したい箇所ですが、まずは仕事場にある小さめのシンクです。そのシンクには水垢がこびりついています。

仕事場にある小型のシンク
キレイにはしているつもりですが、よく見ると水垢がこびりついています
触るとザラザラする感じで、恐らく水道水に含まれるミネラル分が析出したものだと思います

この「白いこびりつき」ですが、スポンジと洗剤では落とすことができません。クエン酸などで溶かしつつ、磨き粉を使って擦らないと落ちないような頑固な汚れです。いつもは手を使い、スポンジとクエン酸と磨き粉で落としていますが、全部落とすのに30~40分かかる。ちょっとした苦行です。

電動のDREMEL VERSAなら、かなりラクになるハズ。ここでは試しに、DREMEL VERSAと磨き粉だけで汚れ落としをしてみます。

使った磨き粉は日本珪華化学工業の「ハイホーム」です
DREMEL VERSAにはソフト磨きパッドを装着
シンクを水で濡らし、ソフト磨きパッドに磨き粉を塗り、DREMEL VERSAで掃除ッ!!!

DREMEL VERSAで掃除した結果ですが、想像を遥かに超えたことが起きました。手では長時間かかっていたシンクの水垢落としですが、DREMEL VERSAだと数分で落とせてしまいましたッ!!! ピッカピカ!!! ナニコレ~ラク過ぎる♪

その凄さを写真と説明文でご覧ください。DREMEL VERSAによる水垢シンクのビフォー・アフターです。

とりあえずDREMEL VERSAの実力拝見……ということで、シンクの右側やや上あたりに使ってみました
結果、1~2分で水垢がザックリ落ちてピカピカに!!! 5分くらいあればシンク全体の水垢を落とせると思います。凄くないですかこの水垢の消え去り方
ちなみに写真をよく見ると、白っぽい引っかき傷みたいなのがいくつもあります。コレは耐水ペーパー(水ヤスリ)で水垢を落とそうとして付けてしまった傷です
DREMEL VERSAとハイホームで磨いたら、その傷もほとんど消えてしまいました♪
このくらいピカピカになると、シンクの水はけが非常によくなり、まるでワックスがけした車のボンネットのように、水がツツーッと流れます。水滴も残らないほどシンク表面がツルツル♪

DREMEL VERSAの凄さは、回転数の高さですね~。毎分2,200回転ですから、手で擦った場合は、まあ頑張っても毎分100擦りとか? やはり電動だと効率がまるで違います。DREMEL VERSAをシンクに軽く当てて動かす程度なので、疲れることもありません。

なお、DREMEL VERSAの若干の弱点としては、シンク端のような急カーブの部分にはパッドが届きづらいこと。パッドを当てる角度を工夫すれば汚れを落とせますが、さすがに角の掃除は少々やりにくいという印象です。別売のアクセサリーの「ディテールブラシ」あたりを使うと快適に掃除できるかもしれません。

水滴も残らないほどシンク表面がツルツル♪

じゃあ浴室のタイルは? ……うわっコレもラク♪

もうひとつ、前から「この汚れ落としたいナ~~」と思っていた箇所があります。浴室のタイルの汚れ。皮脂とか石鹸とかいろいろ混じった頑固な汚れです。

そんな汚れをDREMEL VERSAで落としましたが、これまた効率的に落とせました。DREMEL VERSAによる浴室タイル汚れ落としビフォー・アフターを含め、写真と説明文で見ていきましょう。

拙宅浴室タイルの汚れ。やや凸凹のタイルで汚れが付きやすいです。前出の磨き粉ハイホームを塗ってスポンジで擦っていれば落とせますが、すご~く疲れます
そこで、DREMEL VERSAにソフト磨きパッドを装着し、磨き粉ハイホーム使って掃除していきます
掃除前のタイル
差がわかりやすいように、タイル1枚分だけ掃除してみました。汚れがバッチリ落ちている!!! しかも20~30秒でコレ。凄いぞDREMEL VERSA(とハイホーム)!!!

浴室タイル掃除がめちゃめちゃラクになりました♪ ただ、浴室はシンクと違ってある程度の面積を掃除することになりますので、DREMEL VERSAの連続動作時間である15分だと……何度かに分けての掃除になっちゃいそうではあります。

しかしまあ、回転ブラシでの掃除ってこんなにもラクとは♪ それとやはり、回転数が高いDREMEL VERSAは、使っていて「小気味良い」という感覚です。頑固な汚れがみるみるうちに落ちていく。積年の汚れをザクザク落とせる感覚。これはクセになります。機会があればゼヒ、DREMEL VERSAを体験してみてください!!!

スタパ齋藤