家電製品レビュー

シンプルでインテリア性も抜群! バルミューダの新型空気清浄機

 そろそろ梅雨の季節がやってくる。天気の悪い日が続くと家の窓を締め切りになりなんとなく空気も淀む。部屋の中で過ごす時間を増える時期だからこそ空気清浄機が必要だ。今の時期に使うなら、加湿機能の優先度は下がる。そこで、空気清浄機単体タイプのバルミューダ「BALMUDA The Pure」を試すことにした。シンプルで使いやすく、光で空気清浄機が運転していることを実感できる1台だった。

メーカー名バルミューダ
製品名「BALMUDA The Pure」A01A-WH
実売価格52,000円 (税別)

 本機は航空機のジェットエンジンで使われる技術を応用したファンの大風量で空気を循環させる空気清浄機。運転モードと連動して光るライトを備えているのが特徴だ。

 本体下側に設けられた開口部から空気を吸い込み真上に向かってキレイな空気を放出し、部屋の空気を循環させる。毎分約7,000Lの空気をキレイにするという。適用床面積は36畳まで。8畳の部屋を清浄するのに掛かる時間は約8分としている。

ここから空気を吸い込む
天面のファンから真上に向かって大量に空気を送り出す

 仕組みはとてもシンプル。活性炭脱臭フィルターとTrueHEPAフィルターが搭載されており、フィルター交換は引き出して取り替えるだけなので簡単だ。ほかに、ホコリを入り口で捕らえる「プレネット」を備えている。

 本体上部はファンの上に飛行機のジェットエンジンなどに搭載されている「整流翼」を採用。この組み合わせにより、効率良く風を送り出すという。

TrueHEPAフィルター。0.3μmの微粒子を99.97%の捕集率を持つフィルターで、ホコリ、花粉、PM2.5などの微細な粒子もキャッチする(左)、サッカーフィールド6面分の活性炭脱臭フィルター(右)
本体側面のハッチを開けるとフィルターが出てくる
フィルターはすぐに引き出せる
ファンガードを外すと
見た目からしてジェットエンジンのような整流翼が搭乗。これで大量の風を送り出す
さらにその下にファンが設置されている

来客から評判がよいデザイン

 本機を使い始めて、最初に感じた魅力はシンプルさだ。まず、外観は白くて四角く、余計なボタンやアイコンなどがない。それだけだとなんだか分からないが、LEDが光ることで家電だと気がつく。ボタンは天面に集約されているので、遠くからみると目立たない。本体下部分の吸気部は向こう側が見通せる抜け感のあるデザインなので、圧迫感がない。

 本機は、休日に招いた友人家族にも「すごい! かっこいい!」と好評だった。本体のサイズは260×260×700mm(幅×奥行き×高さ)で、A4サイズ(210×297mm)程度の大きさにおける。リビング以外にも、玄関やキッチンなどにも置きやすい。質量は約7.4kgなので女性1人でも軽々と運べ、使いたいところに運びやすいと思った。

左右に取っ手があるので移動も苦にならない
ボタンは直感的で分かりやすい

普段はオートで使用。気になる時はジェットモード。ただし音は大きめ

 モード切り替えボタンを押すと、「オートモード」「風量1」「風量2」「風量3」と順に切り替わる。「オートモード」に設定しておけば、本体に搭載された「ホコリセンサー」「臭いセンサー」は汚れを検知して自動で風量を調整する。

ホコリセンサーとニオイセンサーを搭載

 普段使いの時は、この「オートモード」に設定しておけばよいのでラクだった。LEDは風量によって明るさが変わるのだが、昼間の明るい部屋では違いが分かりにくい。それよりは、天面のボタン横にあるインジケーターを見る方が分かりやすかった。

 素早くキレイにしたい時に使うモードとして「ジェットクリーニングモード」が搭載されている。しかし、これは音が大きい。そのため、スイッチを入れてから他の部屋に移動するなどしていた。ちなみに、「ジェットクリーニングモード」の際は音が大きいだけでなく、LEDが点滅するのですぐに分かる。

 検知の速度は、6畳の部屋で使っていた時は部屋の中でインスタントラーメンのように臭いが出る食事をすると、食事中に風量が強くなっていた。また掃除機をかける際にオートモードにしておくと、掃除をしている間に風量が強くなっていた。12畳のリビングで使用すると、検知の速度は遅くなり、例えば掃除の時は、掃除機がかけおわってから風量が強くなるというようなことがあった。この辺は、ホコリの舞い上がり具合と、部屋の広さでかわる。

ボタンを押すごとに「オート/風量1/風量2/風量3/ジェットクリーニング」が切り替わる

最初の空気清浄機としてオススメ

 本機の魅力はシンプルさ。梱包を開けてからフィルターをセットするのも簡単だし、ボタン操作も単純だ。オートモードにしておけば、ほとんど操作することはない。

 お手入れも、下の吸気口のホコリを時々拭けばよい。ファンガード/整流翼/ファンホルダー/ファンといった、外せるパーツは水洗いできるのでいつでも清潔という点もうれしい。加湿機能付きの空気清浄機の場合は、加湿用にタンクのお手入れなどが必要だが、本機の場合は空気清浄機単体なので、掃除をするパーツが少ないので、分かりやすい。

 ファンガードがずれているなど正しく取り付けられていない場合は動作しないので、小さな子どもがいる家庭でも安心だと思った。照度センサーが搭載しているので、部屋が暗くなるとLEDの明るさはやや暗くなる。LEDは強制的に消すことも可能だ。

 部屋の中の空気をたくさん吸い込んで、細かいフィルターでこして放出して循環させるという、とてもシンプルな空気清浄機だ。スリムな形とクセのないデザインで置き場所を選ばないので、使う人を選ばない。「まずは空気清浄機を使ってみたい」「お手入れが分かりやすいものがいい」「操作が簡単なものが欲しい」という人にぴったりの一台。いわば、最初の空気清浄機としてオススメしたい。

暗いところでみると幻想的。強制的に消灯も可能

伊森 ちづる