e-bike試乗レビュー

ド定番大人気観光地・京都をe-bikeで巡る「大人の修学旅行」

京都観光へ行ったのは……中学生の修学旅行以来だと思います。選手時代にレースでは何度か行きましたが、それも京都府に入っただけ。入国制限も緩和し、海外からの旅行者も増えていますが、日本を代表する観光地の京都は、外国人や修学旅行生が多く賑やかな場所に戻っていました。正直、混雑しすぎて走れない環境もありましたが、2日間かけてe-bikeで巡った楽しかった京都旅行記をお届けします。後日、動画バージョンも公開される予定です。

予告編

日本最大級のe-bikeが揃うサイクルベースあさひ洛西口店でレンタル

三宅島旅と同じメンバーです。前回は竹芝桟橋からの船旅でしたが、今回はそれぞれが別の場所から鉄道で集合場所を目指します。

静岡県在住の私は、停車するほとんどの新幹線が「こだま」の三島駅からの出発です。ルート案内では名古屋で乗り換えになっていましたが、結果的に10分程度しか到着時刻が変わりません。乗り換えの手間や慌ただしさを考えると、少し遅くてもそのまま行きたいので同じ席でのんびり移動することに。

三島駅から京都を目指します

そんな性格だからこそ自転車が好きなのかもしれません。電車やバス、タクシーを乗り継いで早く到着することもいいですが、他のものを見ながら寄り道できる自転車での旅は最高に楽しいです! そのためには移動手段となる自転車が必要となります。昨今はレンタサイクルやシェアサイクル、輪行(自転車をバラして袋に入れて持ち運ぶスタイル)で楽しむ人も増えています。私も輪行で移動することもありますが、どうしても荷物が多くなってしまうなどのデメリットもあります。また、重量のあるe-bikeを輪行することはかなり難しいでしょう。

今回はサイクルベースあさひ洛西口店で、e-bikeをレンタルすることにしました。常時数十台のレンタルe-bikeをラインナップし、この日は40台以上が用意されていました。ヘルメットも鍵もセットになっています。レンタサイクルの魅力は手ぶらで行けること。私はヘルメットとサイクルコンピューターのみを持参しました。

サイクルベースあさひ洛西口店は2018年にオープン。販売にとどまらず、e-bike普及のためにさまざまなガイドツアーなどの取り組みを行なう「体験型店舗」です。e-bikeに関しては日本最大級の店舗ということもあり、店内にはさまざまなe-bikeのラインナップが

そして、「ショップの方にオススメのスポットを伺える」ことも魅力です。

さまざまなガイドツアーも用意されています。店舗にはロッカーや更衣室も用意されているため、手ぶらで気軽に参加できます

最低限の行きたいスポットやルートを考えてきましたが、道中にあるオススメの場所やお店などの情報を教えてもらえるのがレンタサイクルのメリットです。私も貸し出す側にいた際は、いかに役立つ情報をご案内できるかを大切にしていました。自己満足でしかありませんが、旅の思い出になると考えるとワクワクが止まらない役職でした。

今回の2日間の京都旅では、両日とも店長・林山さんと副店長・上田さんにそれぞれの感性でオススメの情報をいただけました。決まったルートを案内するだけではない心のこもった接客はスタート前から楽しませてくれます。本当に感謝です!!

店長・林山さんに楽しく役立つ情報をたくさん教えてもらいました

オススメ情報をもらい、初日は京都の南部を巡ることに

今回は現行モデルのオススメということで、メリダ「ePASSPORT CC 400 EQ(以下、ePASSPORT)」「eBIG.NINE」「eONE.SIXTY 500」をレンタルすることに。それぞれがシマノSTEPSのドライブユニットを搭載しています。

e-bikeは購入前の試乗として1時間レンタル(1,000円)もありますが、1dayレンタサイクルでは5,000円で京都を楽しめます(10:00~19:00)

私は興味があるもののなかなか乗る機会がなかった「ePASSPORT」をチョイス。いろいろ驚きや発見がありました。ドライブユニットはミドルレンジのシマノSTEPS「E6180シリーズ」を搭載しており、優しくもパワフルにアシストしてくれます。そして、自転車としても優秀で、シティタイプの見た目ながらすごく良い走りをしてくれます。トップチューブ(フレーム上部)がない設計なので、スポーツバイクに乗り慣れない人には魅力的な1台です。

京都旅の相棒はメリダ「ePASSPORT」

ちなみに、京都(都)を意味する「『洛』の「西にある=洛西」というそうです。そんな洛西口からe-bikeサイクリングがスタートします。初日は若干不安定な天気で、一時雨予報もあったため、近場を巡る選択をしました。事前調査の行きたいスポットは主に北部にあり、そちらを翌日の本命として南下することに(南部のみなさん、ごめんなさい!)。

南部で行きたかった場所は長岡天満宮。すでにバレているかもしれませんが……あまり歴史を知りません。だからこそインスピレーションを大切に目的地を選択してきました。純粋に住んでいる「伊豆長岡」から出発し、長岡to長岡をしたかったから(笑)。赤いつつじがキレイという情報を得ていたので、それも楽しみに向かいました!

教えてもらったオススメの洛西竹林公園に寄り道していくことに。少し雨が降る中での竹林はキレイに緑が生えていてすごく落ち着く空気。空いていて自転車でも安心して通過することができました。

3kmくらいの周回を無駄に2周してしまうほど、気持ち良い空間。日が当たりにくいため、路面状況の確認は必要ですがゆっくり巡れるオススメのスポットです!

竹林を後にすると、感覚と時折の地図確認で南下していきます。盆地の京都は周囲が山に囲われた地形です。南北に細長く丸いイメージで、大まかな方向に向かうことはさほど難しくはありません。ある程度位置関係と距離を頭にいれておけば、走りやすい土地だと実感しました。目的地の長岡京市に向かいながら、オススメしてもらったスポットにも寄り道して行きます。

オススメしてもらった「上田とうふ 豆腐工房うえ田」の看板が。ちょうど小腹も空いていたので向かってみることに。緩勾配を緩く上っていく日本の里山風景を走ると到着!
大きな厚揚げが名物と聞いて、楽しみに向かいましたが……残念ながら売り切れ。代わりに出来立ての特大のおいなりさんが

おいなりさんだけでなく、さらに坂を上ったところにある「善峯寺(よしみねでら)」がオススメという情報もゲット。絶景が拝める場所にベンチがあるそうで、そこでおいなりさんを食べると良いとのこと。まさに「地元情報の旅ですね!

坂の上との情報したが、実は山の上! でもe-bikeなので無問題。技術によっては下りが危険なので要注意ですが、晴れていれば京都を一望できるそうです! 残念ながら雲で何も見えなかったこと、おいなりさんが美味しかったことをお伝えしておきます
日本一の松もキレイでしたよー!

善峯寺からの下りは路面に注意しながら途中でピットストップ。その理由は旬の筍。京都に入って以来、名産のようで旬の筍が軒先で販売されていて、ランチをしたい願望に火が付いたのです(笑)。

ずっと筍が気になっていました(笑)
山椒のソースがかかった小鉢、塩とわさびで食べるお刺身、シンプルな味付けの煮物など、旬の筍をふんだんに使った贅沢なランチをいただきました! 最高でした! 自転車で行ったことを察してくださり、食前酒をジュースに変えてくれた店員さんにはとても感謝。これぞ「サイクルツーリズムのおもてなし」と感心しましたね。もう当分筍はいらないと思うほど、たくさんの筍を味わえて大満足です
旬の筍や山菜などのお土産も豊富でした

筍ランチに満足した後は、さらに南下し長岡京市を目指します。標高が高い場所にいたため、下り基調でどんどん長岡京へ近づきます。個人的なイメージではありますが、京都の良いところは行きたい場所の看板がほとんど表示されていること。近づくことさえできれば、目的地に辿りつけるのが素晴らしい! そのためサクッと長岡天満宮に到着できました。目的のお花鑑賞です!

長岡天満宮に到着。逆光ですが記念撮影
真っ赤なつつじが見事に咲き並びます。実は屋台も立ち並び、猿のショーなど賑わうナイススポットで、久しぶりのお祭り気分も味わえました
橋と池とつつじ。写真映えするスポットでもあり、多くの観光客が来園しています。時期によってさまざまな花が咲くということで、他の季節にも訪れたいと思いました

大満足で駐輪場に戻ると、e-bikeで来ている我々に興味を持った市役所の職員さんから話しかけられました。サイクルツーリズムに熱心な方で、どこから来たのか、どんな楽しみ方をしているのかなどを聞かれ、竹細工のサイクルラックを見てほしいと言われました。まさに京都! 場所があれば自宅にも欲しい和のサイクルラックでした。

竹細工のサイクルラックを目指して移動
地元の竹細工の職人さんが作成したそうです。重量のあるe-bikeなので試しませんでしたが、ロードバイクなどで訪れたらぜひ使用してみてください

大混雑京都は自転車でもさすがに厳しいシーンも。でも自由が効く

目的の「長岡to長岡」を終えて満足な私。しかし時間もあるため、少し遠回りをして帰路に着くことに。京都といえば……真っ先に想像する人も多いであろう「清水寺」へ寄り道をします。

ただ向かうだけではつまらないので、地図上で発見した桂川サイクリングロードを経由することに。方向を定めてひたすら東に向かい川に合流。サイクリングロードの対岸に出たところで、土手下のグラベル区間を発見しそのまま突入しました!

「ePASSPORT」はシティサイクルのようなかわいらしい見た目ですが、実はマウンテンバイクのような動きをします。タイヤがスリックタイヤであるものの、太いタイヤで安定し、そこそこの未舗装路であれば走行可能。意外と幅広く使えておもしろい自転車だと認識しました

グラベルを楽しみながら北上し、途中の橋で対岸に渡るとそこにはサイクリングロードが。たまたま? 人が少なかったこともあり、とても走りやすい場所でした。一部しか走行できてないので、今後フル走破したいと思います!

桂川に別れをつげ、目指すは清水寺……と思ったら東寺が現れるではないですか。京都に住む後輩が東寺近くだと情報は得ていたので、呼んでみると来てくれました!

e-bikeに限らず自転車のメリット「自由が効く」は、こういう混雑時にも便利です。京都オブ京都のイメージで混んでいるのを承知で向かいました。今回の京都旅の目的の1つに「自転車なら混んでいても大体行けるのでは?」ということを検証することもありました。が、清水寺周辺は混雑しすぎていて立ち入らないほうが判明しました。ただし、バスに乗るのも苦労するほどの込み具合なので、自転車で向かって、少し離れた場所に駐輪してから向かうのが良いと思います。

また、サイクルベースあさひ洛西口店へ帰るルートで、あえて京都駅周辺を通過してみましたが、やはり街中は難しく注意が必要ですね。慣れていないエリアなこともあり、バスやタクシー、左折専用レーン、自動車専用道路に翻弄されるシーンもありましたが、無事初日を終えました。

【初日のルート】
https://www.strava.com/activities/8917355040

快晴の2日目は京都の北部を巡る

予報どおりの天気で迎えた2日目、もともと行きたかった北部を目指します。大体のルートを事前にサイクルコンピュータに入れて準備万端で迎えました。見知らぬ土地のルートを地図上で引くリスクはありますが、どの程度の完成度を出せるかチャレンジが最近の趣味となっています(※完成度=安全度、スムーズ度、わかりやすさなど)。変態的な趣味ですが、職業病ともいえるところです(笑)。

最初の目的地を渡月橋に設定。住宅街を北上して行きますが、道中に鈴虫寺と苔寺があることは知っていたので、寄り道しながら進むことに。落ち着いた空気感の両寺周辺は、観光客も少なく走りやすくすいすいサイクリング。

オシャレなカフェでのんびりしたいところでしたが、残念ながら定休日だったため今回はスルー。その先にある苔寺に向かってみました

道路に生えている苔はサイクリングの敵であり「とても嫌い」なのですが、壁や庭にある苔はまた別の話。キレイな緑が映える苔はとても落ち着きます。以前に苔玉を購入したことがあるほど苔に興味がありますが、苔寺は予約制ということを知らず……入ることができなかったのです。

苔寺の見学は予約制でした。下調べは大切ですね
今回は鈴虫寺も修学旅行生などで行列ができておりタイミングが合わず。チャレンジ失敗で渡月橋に向かいます。下調べの大切さを実感しました(←苦手です)

気を取り直して山の麗をゆっくり走りながら北上して行きます。公共交通機関では出会えないであろう静かな裏道です。もちろん、そこには地元の方の生活があるため、迷惑をかけないようにゆっくり静かに通過します。

大きな鳥居がある松尾大神前を通過し渡月橋へ

ザ・京都という感じの雰囲気で多くの観光客でにぎわっていました。ひとまず渡月橋手前のスペースにピットイン。自転車だからこそ、サッと入って駐輪しゆっくりすることができます(観光バスやクルマは渋滞で大変そうでした……)。

渡月橋は初めてなので、橋と川をバックにミーハー写真を収めたのちカフェタイムです。外国人が多いため、京都なのに日本ではないような雰囲気が出ているのが印象的でした。テラスや屋外でのカフェタイムは心地良く幸せを感じる時間。自転車×カフェは本当に相性が良いです。

歩行者も交通量も多い渡月橋は走行に注意が必要です
初めての渡月橋で記念撮影
抹茶ラテ。京都っぽい飲み物を飲みましょう! とお誘いしておいて、アイスコーヒーを注文したのは私です

1日過ごせそうなくらい奥が深そうな渡月橋周辺。レンタサイクルで渡月橋に来てゆっくりして……帰る! というのも、オススメのプランだと感じる場所ではありましたが、今回は本命の目的地があった為ために後ろ髪をひかれながら先を急ぎます。

そんな大本命は金閣寺です! 足利義満氏ゆかりの場所として外せない場所であります。そして、足利義満氏の別荘として有名な金閣寺は私にとって少し馴じみ深い場所。漢字は違えど私の名前は平塚「よしみつ」。それ以上でもそれ以下でもありませんが(笑)。

道中は走りやすい道が続きますが、観光地を外れたためランチのお店を探すのは難しそう。気持ちの良い湖畔にある古い食堂に入ることに。気ままに動ける自転車旅は知らないお店にチャレンジするチャンスでもあり、勘や度胸など人間力も鍛えられます(笑)。今回は大当たりでした!

サイクリングは目的にもなれば、手段にもなるのです。1つのコースから感じることは人それぞれであり、さまざまな楽しみ方があります。だから楽しいのです! 「池の茶屋」という庭園も素敵なお店に出会えました。今回食したのは海老天丼。山椒が聞いた関西の味付けの天丼は今まで食べたことがない、しっくりくる味でした! もう、最高! 旬の筍や湯葉など地の食材ももちろんいいですが、地元の生活に入ってみるのも旅だと思います。外国人旅行者と同じ感じ方を日本人が国内でもできるものです

お腹を満たしていよいよ金閣寺へ! 4月だというのに真夏日近くまで上がった気温で体力の消耗が激しくなりますが、しっかりと水分補給と休憩を挟みながら向かいます。クルマの多い道も走りますが、危険を感じるほどではなく、適度なアップダウンがe-bikeの良さを存分に発揮してくれます!

e-bikeで金閣寺まで快適に走ります。アシストがあるとはいえ、上り続けるシーンでは相当体力を消耗します。適度にアップダウンが続くコースはe-bikeの良さを感じることができます。今回の3車種は下り区間もサスペンションや太いタイヤで高い安定感を演出してくれました

本命の金閣寺に到着した我々は駐輪場に自転車を停めて歩いて入館します。残念なことに商業用やサイトなどでの写真使用が禁止されているため、ここでは省きますが……。快晴の下で池の中で金ピカに光るそれはとても神々しく、ただただ感動しました。

金閣寺には参拝者用の駐輪場も用意されています
思い入れのある金閣寺では、竹製の印鑑と御朱印を授かりました。また、入場券はお札タイプで、外国人ウケが良さそうだな! と感動したところでもあります

金閣寺のあとはどこに行こう? いろいろ寄り道

この日は真夏日の気温で、水が恋しくなりました。金閣寺から向かったのは「鴨川デルタ」。鴨川と高野川が合流するギリシャ文字のΔ(デルタ)に似た形の三角州です。下調べの段階で、晴れたら行きたいと狙っていました。

鴨川デルタに到着。キレイな水場を見つけたらすぐに行きたいところですが、怪我には十分注意してくださいね
予定どおり休憩を兼ねて水遊び。新婚の写真撮影や子供の水遊びなどに少しだけお邪魔してクールダウン
これからの時期は水辺に立ち寄るサイクリングがオススメです。その際には小さいタオルを1枚持っていると便利ですよ!

金閣寺からは下り基調で目指しましたが、この区間はバスが多く左折専用レーンなど、タイミングがズレると走りにくい場所でした。バスが走っていない時は気持ち良いかな? バス停に止まるとバスと抜きつ抜かれつになりやすいシチュエーションです。

ちなみに、そうした場合のコツは先を急ぎたい気持ちをグッと抑えて「少しこちらがタイミングをずらしてあげること」。自転車だからこそできる手段であり、譲り合いの思いでもありながら、最終的には自分が安全に走るために重要なことです。

まだ時間に余裕があるため、南禅寺方面へ向かうことに。そこまで行けば。2日間かけて概ね京都市の外周を一周したことになります(前日の清水寺は目と鼻の先)。通るだけで頭が良くなりそうな京都大学前を通り、銀閣寺をかすめながら南下して行きます。途中、大文字焼きの後を見つけて少し感動! 見られただけでよかったです。

哲学の道を抜けて向かうと静かな空間が広がっていました。南禅寺の中には入らなかったですが、水が豊かな場所に琵琶湖から繋がる水源の存在に記事を書いている途中に気が付きました。水路閣に行きたかったということ……完全に後の祭りです

水が多く癒される地域の印象でしたが、水路脇の道を発見。そこをゆっくり下る時間は素晴らしい体験で、ずっと残って欲しい道だと思いました。

最後に帰路途中にある平安神宮での記念撮影へ向けて出発しようとすると、偶然、橋の下に廃線を発見しました。どうやら下に降りて行けるようです。琵琶湖疏水で使用されていた運輸船を運ぶための台車が通った線路で、通常の線路よりだいぶ幅が広めでした。

石が引かれた坂道は木陰になっていて1日ぼ~っとできそうな空間。チェアリングしながらコーヒーを淹れることができたら、さぞかし気持ち良いだろうなと想像しました。

偶然見つけた場所はぜひ絶対もう一度行きたい場所。どこも同じかもしれませんが、このあたりは季節によって違う景色を見ることがでできる場所だと思います
最後に平安神宮で記念撮影。京都市のど真ん中をぶち抜く帰路は混雑が予想されましたので足早に進みます。時間的にもクルマが増え、少し走り辛さを感じながらも地図と感覚を頼りにしっかりと帰ることができました!

【2日目のルート】
https://www.strava.com/activities/8923484910

レンタルe-bikeで京都を走ってみた感想

サイクルベースあさひ洛西口店には更衣室やロッカーを完備しているためサイクリングに必要ないものを預けて楽しめ、終了後は着替えることもできます。女性更衣室には化粧台も完備されていました。「サイクリング=運動」であるため、そのあたりの心遣いはすごく嬉しいですよね。

京都市内は場所によっては交通量も多い道もあり、ルートの正解を出しにくいです。事前にプランを立てたルートの正解度でいえば75点でしょうか? 両日とも後半のルートに難ありと感じました。

その点、ガイドツアーであればスムーズで走りやすい道を案内してもらえるメリットがあります。サイクルベースあさひ洛西口店でもさまざまなガイドツアーを実施していますので、京都旅行の際にはぜひ活用してはいかがでしょうか。手ぶらなのでサイクリングが終われば、最後の締めにビールも楽しめます(笑)。輪行の場合は飲めませんが、今回は京都駅に向かう前にみんなで少し飲んでから解散しました。

私もまた利用したいと思いました。今回京都を約1周しましたが、洛西口からのオススメは……(次回行きたいだけですが)、洛西口から南禅寺に向かい水路閣へ行きます。午前中のほうが街中は混まないと思いますが、途中で平安神宮に立ち寄るのも良いですね。そして、南禅寺からは哲学の道で北上。今回は時間的に諦めた鞍馬寺がありますが、それを経由して渡月橋に向かいます。渡月橋では食事やカフェ、自転車を置いてお散歩なども良いでしょう。

満足いくまで楽しんだ後に洛西口に帰ってくる。そんなルートでのんびり楽しみたいと思いました。桂川サイクリングロードのフル走破もしてみたいです。京都駅から電車ですぐの好立地、洛西口から楽しむサイクリング。次回チャレンジすること間違いなしですね! e-bikeでの京都旅はオススメですので、ご興味があればぜひ!

平塚吉光

元プロロードレーサー。引退後、サイクルツアーなどを中心にe-bikeにハマり、自分の中での自転車の可能性を広げ続けるサイクリスト。ロードもトラックもMTBも、もちろんe-Bikeも大好きです。Instagram:@yoshimitsu_hiratsuka Twitter:@yokkun1113