片付け過ぎない片付け術
【片付け過ぎない片付け術42】「すぐ洗わない服」のスッキリ保管システム
2017年 6月 15日 06:30
1度着ただけでは洗わないカーディガンやニットなどは、洗濯済みの服と分けて保管したいですが、数枚溜まると乱雑になりがち。今回は「1度着て、すぐ洗わない服」を、スッキリ保管する仕組み4例をご紹介します。脱いだあとに保管する定位置を決め、溜め過ぎない仕組みを作ることで、クローゼット周りのストレスが1つ解消できますよ。
収納前に「風通し」をして汗やニオイをスッキリさせる
すぐ洗わない服は、脱いだらすぐに、湿気を飛ばすために数時間~1晩ほどハンガーへ掛けておきましょう。汗のニオイが気になるようなら、衣類用消臭スプレーを吹き掛けるといいですね。窓際など風通しの良い場所へ掛けるのが理想ですが、直射日光が当たる場所は色あせの原因になるので、私はクローゼットのドアにフックを付けています(写真左)。セーターなどのニット類は、肩先が丸くなったハンガーを使うとハンガーの跡が付きにくくなりますよ(写真右・MAWAハンガー)。
それでは、「たたむ」「吊るす」の収納タイプ別に管理方法をご紹介します。
たたむ1:ニット類は、「一時置きボックス」へざっくり収納
ニットやカットソーなど、たたんで収納するものは、タンスに戻すと洗濯済みのものと混ざりやすいので、風通しが済んだらざっくりたたんで専用ボックスへ入れるのがおすすめです。布製や籐カゴなど通気性のあるものなら、ニオイがこもるのを防げますよ(写真左)。紙袋で仕切りを作ると、ゴチャつかずきれいに収納できます(写真右)。ボックスはクローゼット内に置いてもいいですし、おしゃれなカゴならお部屋にそのまま置いてもいいですね。私はカゴをクローゼット近くに置き、ドアフックに掛けて風通しした服をポンと入れています。1歩も動かずに済むので楽チンですよ(笑)。
たたむ2:吊り下げ式「シャツホルダー」ならゴチャつかない
クローゼットのポールに余裕があれば、写真の商品のような吊り下げ式のシャツホルダーを使うと、出し入れがしやすく、中の服も見やすいので便利です。「1段に1~2枚」のように入れる枚数を決め、それ以上になったら洗濯するなど、ルールが決めやすい点でもおすすめですよ。
吊るす1:突っ張り棒や壁付けハンガーバーで専用スペースを
ワンピースやスカートなどは、専用のハンガーラックを置くのもいいですが、広いスペースが取れない場合は、部屋の壁やクローゼット内に突っ張り棒を設置したり(写真左)、ハンガーバーを付けたりしてもいいですね(写真右)。耐荷重の面でも見た目の面でも、掛け過ぎていっぱいにならないように注意しましょう。部屋をスッキリ見せるならクローゼット内に設置するといいですが、クローゼットの外なら「風通し」も同時にできて便利です。また、洋服ブラシを一緒に掛けておくと、脱いだときに洋服の手入れも同時にできるのでおすすめですよ。
吊るす2:クローゼットに「ポールの端から」と決めて吊るす
湿気やニオイを飛ばした状態なら、洗濯済みの服が掛かっているポールへ戻して管理しても。「1度着た服はポールの右から掛ける」などのルールを設ければ、洗濯済みの服と混ざるのを防げますよ。私は防虫剤を吊るして「ここから右が【一度着た服】」という目印にしていますが、ポールへ大きめの洗濯ピンチ、または可愛いモールやリボンなどを留めて印にしてもいいですね。次に着るときは右側の服から優先的に手に取るようにすれば、着た服の掛けっぱなしを防げますし、着ない服は逆にいつまでも右側にあるので、手放す目安もつきやすくなります。
「溜まる、散らかる」を防ぐ、洗濯ルール作り
一時置きカゴが一杯になったり、洗濯しようか迷う物が増えてきたら、洗って片付けるのが1番の早道です。汚れやニオイは、放置しておくと落としにくくなるので、ジャケットやコート以外は「〇回着たら」「〇枚溜まったら」「1週間経ったら(あるいは曜日を決めて)」洗う、などとルールを決めるといいですね。私は、汗をかく夏場は1回着たらほとんど洗濯しますが、インナーで汗を防げている場合は2回着たら洗濯する、と決めています。ウールのセーターなどは頻繁に洗濯すると素材が傷むので、毛羽立ったり汚れが目立ってきたら洗うようにしています。
まとめ
服を買うときの基準は、デザイン、値段など人によりさまざまですが、私は「家で洗濯できるか」も加えています。家で洗濯できるものが多ければ、気軽に洗えるので、「クリーニング待ち」の物が減って管理がラクになり、クリーニング代の節約もできました。パーティ用などフォーマルなものは別ですが、普段着のニットなどは、できるだけ「手洗い可」のマークがついている物を買うようにしていくと、クローゼット内の衣類を循環しやすくなりますよ。