片付け過ぎない片付け術
【片付け過ぎない片付け術43】「プチ掃除道具のチョイ置き」で手軽に掃除
2017年 6月 22日 06:30
毎日、家中をきれいに掃除するのが理想ですが、忙しくて時間が取れないのが現実ですよね。今回は、汚れが気になったときに、その場でサッと掃除ができる「プチ掃除道具のチョイ置き」例をご紹介します。汚れやすい場所へ、すぐに手に取れる状態で掃除道具をスタンバイさせておけば、気付いたときにすぐにきれいにでき、子どもやパパにも「ちょっとお願い」と、掃除を頼みやすくなりますよ。
「汚れの近くに掃除道具」で、家族で手間ナシ&時短掃除
掃除道具は、収納庫の中など1カ所へまとめて収納してしまうと、汚れに気付いても、掃除道具を取りに行くのが面倒になりがち。その結果、掃除がつい後回しになってしまい、汚れが溜まる原因になってしまいます。汚れやすい場所の近くへ、手軽に掃除できるグッズを置けば、「汚れてるな」と思ったらその場で掃除道具を手に取れるので、家族みんながサッと掃除できます。ポイントは、「汚れの種類に合った道具を置く」「しまい込まず、手に取りやすい場所に置く」の2点。見えてしまうのが気になるなら、道具のビジュアルにもこだわって。お気に入りの道具なら、掃除も楽しくなりますよ。
「コロコロ」は布製品の近くに
転がすだけで、布製品に付いたホコリやペットの毛などが取れて便利な「粘着式カーペットクリーナー」は、リビングのカーペットやラグ近く、寝室のベッド周りなどに常備しておきたいですね。我が家は最初、100均の粘着式クリーナーをほかの掃除道具と一緒に扉の中へ収納していましたが、思い切って、シンプルな無印良品のものに買い替え、チェストの上に置くようにしたら、気付いたときにサッと汚れを取れるようになりました。市販のおしゃれなケースへ入れたり、マスキングテープやリメイクシートなどでデコレーション(写真は木目のマスキングテープでデコ)すれば、インテリアの邪魔にもなりませんよ。
「ハンディモップ」は、ホコリが気になる場所に
フローリングの床や家電製品に溜まるホコリを吸着してくれる「ハンディモップ」は、ホコリが目立つTV周り、衣類の着脱やペーパーでチリの溜まりやすいトイレ、落ちた髪の毛が気になる洗面所などに置いてみましょう。100円ショップでもシンプルなものが購入できますし、替えのモップもそばに置いておけば、汚れてきたらすぐに取り替えられますね。出しっぱなしの見た目が気になるなら、置き場所にもひと工夫。TVの裏へ置く、洗面台下の扉裏にフックで掛ける(写真)などがおすすめです。また、我が家ではソファの下に柄が伸びるタイプのハンディモップを置き、いつでもソファ下を掃除できるようにしています。
「ウェットシート」「スプレー式洗剤」は液体のこびりつきに
濡れた靴や傘で汚れる玄関の床や、食べこぼしが気になるダイニングの床など、液体のこびりつきが気になる場所には、水がなくても拭き取れる「ウェットシート」、または「スプレー式洗剤とティッシュ」が便利です。2度拭きがいらない物なら手間も最小限で済みますね。また、アルコール配合なら除菌もできるので、食卓にピッタリです。見た目がおしゃれなものなら出しっぱなしでもOK。我が家はウェットシートを玄関に、アルコールスプレーをダイニングテーブルに常備して、息子や夫が汚したら自分で掃除してもらっています。
「スティック型コードレス掃除機」は、付属品とセットで
最後に、「プチ掃除道具」というには少し大型ですが、スティック型コードレス掃除機を1台持っておくと、わざわざメインの掃除機を出さずに、気になる場所の「チョイ掃除」ができて便利です。階段や廊下、子ども部屋など一番よく使う場所、またはメインの掃除機から離れた場所へ置くのがおすすめですよ。スティック型なら場所を取らないので、壁に立て掛けたりフックで吊るしたりする収納(写真左)も可能。コンセントのある場所なら、その場で充電もできて便利ですね。すぐそばに充電器、紙パックなど(写真右)も準備しておけば、掃除機関連の作業が全部その場で解決します。
まとめ
仕事や育児などで忙しく、家の中全体が掃除できない日でも、気になるところをサッと掃除できれば気持ちがスッキリしますね。我が家には粘着式クリーナーが2つ、ハンディモップが3つありますが、1つしか持っていないころに比べて、格段にきれいな状態が保てています。物を少なく持つことも大事ですが、「使う物を使う場所に、使う分だけ持つ」ことは、暮らしを楽にすることにもつながります。掃除道具を増やしたら、代わりに使っていない物を手放して、収納スペースを空けるように心掛けると、スッキリとした空間が保てますよ。