片付け過ぎない片付け術

【片付け過ぎない片付け術30】「アクセ」は、動線・目的・習慣で分散収納

たくさんの「アクセサリー」を1カ所に収納すると、ごちゃついて出し入れしにくかったり、選ぶのが面倒でいつも同じものを着けたりしがち。今回は、アクセサリーを動線・目的・習慣で分ける収納例をご紹介します。アクセサリーを出し入れする動線や目的で分けて、自分の習慣に合った形で収納するので、無理なく片付けられるうえ、1カ所へ収納する数が少なくなるので、選ぶのも楽になりますよ。

 

毎日着けたい「普段使いのアクセ」は洗面所へ収納

通勤やお買い物へと気軽に着けられるアクセは、着る服に関わらず身に着けることも多いですね。そんなアクセは「洗面所」周りに収納すると便利です。顔を洗うときにサッと着け、帰宅して手を洗うときに外したら、そのまましまえます。よく着ける指輪やピアスは小さいケースやトレーへ入れて、ネックレスは収納扉裏などへフックを設置して掛けても取り出しやすいですよ。ヘアセットを洗面所でするなら、ヘアアクセもぜひ洗面所へ。時計も同様にすると、帰宅後すぐに洗面所で外して収納すれば、時計をはめたまま手を洗って濡れてしまうのを防げます。

 

服に合わせたい「お出掛け用アクセ」はクローゼット近く

記念日のお食事会、子どもの発表会の参観など、外出でちょっとおしゃれするなら、服に合わせたアクセを選びたいもの。そんな「ちょっとおめかし用」アクセは「クローゼット近く」へ収納すれば、服を着替えながら選べます。全身が映る鏡があれば、トータルコーディネートもラクラク。また、合わせる服が決まっているネックレスなどは、その洋服のハンガーに一緒に掛けてしまえば、服を着るときに迷わずにネックレスを選べますし、服を脱ぐときに一緒にネックレスも外して片付けられますね。

 

しまい込みがちな「高価なアクセ」は、使いたくなる場所へ

高価なアクセは、大事にしまい込むと、着用機会が減ってしまいがちです。冠婚葬祭用のパールのセットなどは、購入時の箱に入れたままタンスの引き出しの中へ入れていては、一生のうちに数えるほどしか身に着けないことにも。出し入れしやすいケースへ入れ替え、ドレッサー周りやハンカチの近くなど、お出掛けの支度の際に目に入る場所へ収納すると、「ちょっと着けて行こうかな」という気持ちになれますよ。ただし高価なジュエリーは傷や変色を防ぐため、クッション性や遮光性のあるケースに入れましょう。

 

きれいが続くアクセ収納は、「外した後の習慣」で決まる

ジュエリーツリーへ飾る、フックに掛ける、ケースへ入れて並べるなど、アクセの収納にもいろいろな種類があります。でも、「あなたが使いやすいアクセ収納」は、実は「アクセを外したあとの行動」で決まるのです。外したあと、飾るように収納するのが好きな人は「見せる収納」、すぐにどこかにポンと置いてしまう人は「トレイに置くだけ収納」と、自分に合った収納なら、きれいな収納が長続きします。今、アクセをきれいに片付けられていない人は、アクセを外したあとの自分の習慣を確認してみましょう。

 

まとめ

ついつい増えてしまうアクセサリーですが、収納の中でごちゃついたり溢れたりし始めたら見直しどき。長いこと着けていないもの、年齢に合わなくなったものなどは、手放すことを検討し、自分で管理できる数に整理しましょう。気に入っていたから手放すのは惜しい、というアクセは、思い切ってDIYでリメイクしてみては。ラジオペンチやニッパーで金具をはずし、ほかのアクセのパーツと入れ替えたり、手芸店や100均のビーズ、皮ヒモなどをプラスして、世界で1つの作品にしても素敵ですよ。

 

 

NON(ライフオーガナイザー)

暮らしをシンプル=簡単にすることで、もっとラクに、ハッピーになれるアイデアをいつも探しています。片付け過ぎない片付け術、ラク家事、かんたん料理や手芸、子育てなどをテーマに、等身大のヒントを発信していきます。ブログは「のんびりシンプルライフ~NON*troppo」