片付け過ぎない片付け術

【片付け過ぎない片付け術20】子どもの「プリント&作品」保管、最適化術

子どもが学校から持ち帰る「プリント」や「テスト」、工作などの「作品」は、どんどん溜まり、ママのストレスになることも。今回は、子どものプリントや作品を「最適化」して保管するコツをお伝えします。残す物、手放す物をハッキリ分けたら、「プリント類」「平面作品」「立体作品」など、それぞれに合わせた形でスマートに保管、つまり「最適化」すれば、ママも子どもも満足ですよ。

 

情報、頑張り、思い出…、まずは「残す物」を決める

学校からの「情報プリント」、子どもの頑張りや思い出が詰まっている「テスト」や「作品」「賞状」などを、全部残そうとすると大変です。まずは「残す物」を決めましょう。行事のお知らせなど、不要になった情報は処分しやすいですね。返却されたテストや学習プリントは、子どもにとって不要ならその都度処分し、あとで見直すなら「学期が終わるまで」など期限を決めて取っておいても。絵や工作などの作品、公的なものからクラス単位のものまでさまざまな賞状も、子ども自身に決めてもらいましょう。残す物が決まったら、それぞれを最適な形で保管していきます。

 

「プリント類」は、緊急度別に保管方法を変えて最適化

緊急のお知らせや返信が必要な物、常に確認したい献立表や月間予定表などは、目に留まりやすい所へ貼りましょう。用が済んだらすぐに処分していけば溜め込まずに済みます。緊急ではないけど1年間取っておく年間予定表や住所録、PTAなどの書類は、保管しやすく必要なときにサッと出せるクリアファイルで分類してファイルボックスへ。テストや学習プリントなどは、子どもが管理するなら、出し入れがラクな「ハンギングホルダー」と「ファイルボックス」(写真は無印良品のもの)がおすすめ。色分けやラベルを工夫して、定期的に整理しましょう。

 

「平面作品」は、壁に貼って鑑賞&専用ケースで最適化

我が子の成長や頑張りを知って嬉しい反面、学年が上がるにつれて溜まっていく「作品」や「賞状」。絵や貼り絵などの「平面作品」は、筒状に丸めて保管してしまうと、貼った物が取れたりシワが気になるうえに、かさばってしまいます。そこで、お気に入りの作品は壁に貼って鑑賞するのがおすすめ。そして残りは、市販の「作品収納ケース」に入れて保管しましょう。大きい画用紙も入り、1学年分の作品がスリムにまとめられるので、6年分を押し入れに保管、というお宅もありますよ。また、サイズが大きく、シワにしたくない「賞状」も、専用の「賞状ファイル」ならきれいなまま保管できます。

 

「立体作品」は、オブジェ&とりあえずボックスで最適化

立体作品は場所を取るうえ、接着部分が取れやすかったりと保管も難しいもの。こちらもお気に入りは、オブジェとして飾ってしまうのが壊れにくくおすすめです。飾るスペースがなければ「壁に付ける家具」などで専用スペースを。たくさんあって飾り切れなければ、飾るのは「ここに乗るだけ」と決め、残りは大きめの箱を「作品ボックス」にして、いっぱいになったら中身を見直します。ある程度大きなお子さんなら、「いっぱいになったら、残す物を自分で決めてね」と本人へお任せしても。大切なものを自分で選ぶ練習になり、ママは作品の管理から解放されて楽になりますよ。

 

手放す前の楽しい撮影会で「思い出」を最適化

もういらないけど、捨ててしまうのはちょっと……、という子どもの気持ちがあれば、それも大切にしてあげたいですね。手放す前に写真に撮って保存してみるのはいかがでしょう。子どもと一緒に楽しい撮影会をすれば、作品の思い出もいっそう鮮やかに残ります。我が家は子どもと作品を一緒に写していたのですが、年月が経ってから見ると、子どもの成長記録にもなってよかったです。印刷して手作りフォトブックを作り、家族で楽しむのも素敵ですね。

 

まとめ

それでも溜まっていくプリントや作品。プリント類は、写真に撮ってevernoteなどのクラウドストレージへ保管すれば、プリント自体をすぐに処分できるうえ、昨年の運動会の持ち物は?など、時間が経ってからも見返せて便利ですよ。溜まった作品は、年度末などに子どもと一緒に作品の思い出を話しながら整理していきましょう。作品への気持ちを子ども自身が確認することで、納得して手放せるケースもあります。大切なのは「子どもの価値観」で決めること。我が家の息子は、賞を頂いた絵よりも、お気に入りの電車の版画の方を残したがり、親子の価値観の違いに驚きました。

 

 

NON(ライフオーガナイザー)

暮らしをシンプル=簡単にすることで、もっとラクに、ハッピーになれるアイデアをいつも探しています。片付け過ぎない片付け術、ラク家事、かんたん料理や手芸、子育てなどをテーマに、等身大のヒントを発信していきます。ブログは「のんびりシンプルライフ~NON*troppo」