料理男子TAKAの”この家電ならこのレシピ”

第4回

ナンも手作り! 初夏にぴったりなバターチキンカレー ~象印「煮こみ自慢」

オーブンレンジから電気圧力鍋や無水調理鍋など、調理家電を使ったレシピ研究に余念がない料理男子のTAKAが送る、おすすめレシピの連載。ここでは調理家電に付属しているレシピ集の中から「これはうまい!」というものをピックアップしてご紹介します。TAKA流のアレンジレシピも参考にしていただければ幸いです!

 初代モデルから愛用している象印マホービンの自動圧力IHなべ「煮込み自慢」、今回は子供から大人までどんな人にもおすすめできる絶品のバターチキンカレーのレシピをご紹介します。

象印マホービン 自動圧力IHなべ「煮こみ自慢 EL-MB30」

 玉ねぎやショウガ、ニンニク、カレー粉、トマトの水煮缶、ヨーグルトや牛乳、バターなど家庭に常備してあるような食材以外に用意するのは、辛みと香りのスパイス「ガラムマサラ」くらいなので、作りやすいのもおすすめの理由です。

 鶏もも肉に下味をつけてよくもみ込み、20~30分置いたら、あとは煮込み自慢にまかせればOK。この下ごしらえは前日の夜のうちにしておいても大丈夫です。

 最後に牛乳とバターを加えればお店で食べるようなバターチキンカレーの出来上がり。トマトと牛乳の水分だけで、水を一滴も使わずに作るから味がしっかりしていて本当にうまい。すっかり初夏の陽気になったこれからの季節にぴったりだと思います。

これからの季節にぴったりのバターチキンカレー

 今回はせっかくなので、第1回に登場した東芝のオーブンレンジ「石窯ドーム」を使ったナンも併せて紹介します。チーズを包み込んで焼くチーズナンもなかなかのもの。

 そして、もしも残ったらカレーうどんをぜひ。バターチキンカレーが完成された味なので、冷凍うどんを入れて仕上げにネギをのせるだけでまろやかなカレーうどんが出来上がります。

材料/4人分

・鶏もも肉:2枚(500g)

【A】
・玉ねぎ:1/2個(100g)
・プレーンヨーグルト:200g
・ショウガ(すりおろし):1片(10g)
・ニンニク(すりおろし):2片(20g)
・カレー粉:大さじ4
・塩:小さじ2/3
・ガラムマサラ:小さじ1/2

【B】
・バター:30g
・トマト(水煮):400g
・鶏がらスープの素:大さじ1

・牛乳:120ml
・バター:30g
・塩:適量

自動圧力IHなべ「煮こみ自慢EL- MB30」のレシピブック

作り方

<下ごしらえ>
・鶏もも肉は食べやすい大きさに切ってビニール袋に入れ、Aを加えてよくもんで20〜30分おく

食べやすい大きさに切った鶏もも肉をビニール袋に入れ、下味用の材料を入れてよくもみ込む

<煮込む>
・なべに下ごしらえ済みの鶏肉とBを入れ、よく混ぜて本体にセットする
・自動キーを押し「無水調理」を選ぶ
・「←」「→」キーで「メニュー番号62」を選び、「スタート/再加熱キー」を押す
 ※調理時間の目安:沸かし約25分+調理約20分=約45分

煮込み自慢の内なべに下味をつけた鶏肉とバター、トマトの水煮、スープの素を入れてかき混ぜたところ
無水調理の「メニュー番号62」を選んで調理

<仕上げ>
・終了のメロディが鳴ったら、牛乳とバターを入れて混ぜ、外ぶたを閉める
・「←」「→」キーで「10分」に設定し、「スタート/再加熱キー」を押す
・終了のメロディが鳴ったら塩で味を調え、器に盛りつける
 ※バターに塩気があるので塩は少なめにして、味をみて調整するといい
 ※一晩寝かすと香りが飛びやすいので、翌日に食べる時には温め直しの際のガラムマサラを加えるといい

約50分後にお知らせのメロディが鳴ったら、牛乳とバターを加えて10分設定をして再加熱する
塩で味を調えたら出来上がりだ

TAKA流アレンジレシピ【1】

バターチキンカレーと合わせたい「手づくりのナン」

 バターチキンカレーにぜひ合わせてほしいのがナンです。

 発酵時間も短く、室温で約30分~1時間発酵させたら、2等分して15分休ませるだけでOKと、パンに比べて手間要らず。気温が低い季節にはオーブンの発酵機能を使って40℃で45分発酵させるとちょうどよくできました。焼き上げの時間も300℃で6分程度と短いのがいいですね。

バターチキンカレーとよく合うナンも手作りしてみよう

 まず、ボウルにふるった強力粉150g、ドライイースト2g、砂糖10g、塩3g、牛乳80cc、水25ccを加えて5~10分こねてから丸め、サラダ油を塗ったボウルに入れてラップをして室温で発酵させます。

 生地がやわらかめなので、手にサラダオイルを薄く塗ってからこねると扱いやすいです。※気温が低い季節にはオーブンの発酵機能を使って40℃・45分で発酵させましょう。

材料を入れたらて5~10分こねてから丸めます
約30分発酵させたところ
2等分して丸め、強力粉をふった台に置き、ラップをかけて15分休ませる
生地の重さを利用して全体を縦長の三角形にのばす
角皿にのせて300℃に予熱したオーブンの下段に入れて約6分焼く。仕上げに溶かしバターを塗る

 ナンのアレンジとしては、同じ生地を丸く伸ばして真ん中にシュレッドチーズをのせ、周囲の生地を中心部に折りたたんで包み込んでから、普通のナンと同じようにこんがりと焦げ目がつくまで焼いてつくる「チーズ入りナン」もうまいです。

 粗熱が取れたら、8等分してください。このままでも美味しいですが、ハチミツかメープルシロップをかけるのがおすすめです。

チーズ入りのナンは全量を丸めて15分寝かせたら、生地を丸く広げてシュレッドチーズを真ん中にのせ、中心部に向けて生地を折りたたむ。とじ目をしっかりと押さえてからひっくり返して軽く綿棒で伸ばす
普通のナンと同様にオーブンで焼く(時間は焦げ目をみて調整)
焼き上がったところ
仕上げに溶かしバターを塗り、粗熱が取れて膨らみが落ちいたら8等分にカットすると食べやすい

TAKA流アレンジレシピ【2】

バターチキンカレーと好相性の簡単ターメリックライス&カレーうどん

 ナンを作るのは面倒という方なら、米2合にターメリック小さじ1、バター10gを入れて炊飯器で普通に炊いて作るターメリックライスはどうでしょう。いかにも本格的な見た目になって食欲をそそります。

バターチキンカレーと好相性の簡単ターメリックライス

 もしもバターチキンカレーが余った場合には、冷凍うどんを電子レンジで加熱してカレーをかけるだけでOKのカレーうどんをどうぞ。

 普通のカレーだと出汁で伸ばしたりする必要がありますが、このカレーはそのままでちょうどよく、まろやかな味わいがうどんともよく合います。和風にしたいなら、少しめんつゆを入れるといいですよ。

冷凍うどんをパッケージに書いてあるとおりに電子レンジで加熱(目安は600Wで約3分)し、温めたバターチキンカレーをかける。刻んだ青ネギを散らせば絶品カレーうどんの出来上がり

TAKA

国立音楽大学音楽学部演奏学科声楽専修卒業。在学中よりイタリアンレストランや大手和食チェーン店の厨房でアルバイト経験を重ねる。現在は歌関連のバイトをしつつ、自宅では平日の夕飯づくりを担当。母親の仕事の影響もあり、多種多様な調理家電を使いこなしながら、和洋中の料理からお菓子づくりまで行なう。母親は家電+ライフスタイルプロデューサーの神原サリー。