趣味の節電道入門
第23回:常夜灯の「困る電球」をLED化!
by 小口 覺(2014/9/24 07:00)
わが家の小4男子が、夜寝るときに常夜灯を付けるようになった。「明かりがあるほうが安心できる」らしい。確かに、自分も小学生の時はそうだった。
ただ、この常夜灯が節電的には“くせ者”。ナツメ球や小丸電球と呼ばれるタイプは、消費電力が5Wある。白熱灯、蛍光灯の時代の5Wは微々たるものだったが、LED電球にくらべたら明るさの割に電気を食いすぎ。洗面所などに使われる40形相当のLED電球の消費電力が6W台だったりするので、あまり変わらない。
そこで、困る電球、もとい小丸電球(ナツメ球)をLED化することにした。
まずは、子供の寝室にあるペンダント照明の常夜灯から。ナツメ球を外し、パナソニックのLED装飾電球「LDT1L-G-E12」を装着した。消費電力は0.5Wと、ナツメ球の10分の1になる。
明るさは、10lmということだが、これまでの常夜灯と変わらない。色味については、下の写真を見ていただきたいが、言わなければまったく気づくことはないだろう。どうせ、ほとんどの時間は眠っているし。
ナツメ球からの切り替えで、4.5Wの省エネになるが、1日の使用時間を8時間とすれば、年間13.14kWh。1kWh25.91円で計算すると約340円なので、1年以内で元が取れるだろう。
洗面所の電球は切り替え式に
もう1カ所、常夜灯が欲しいと思っていたスペースが洗面所だ。わが家の洗面所には窓がなく、夜間は真っ暗になる。トイレなどに行く時は、天井埋め込みの電球を付けることになるが、これが眩しすぎる。また、子供などはしばしば消し忘れる。
そこで、通常の明かりと常夜灯を切り替えられるLED電球、パナソニック「LDA9L-G/KU/RK/W」を購入した。こちら、60形相当(810lm)の明かりと、常夜灯相当(20lm)の明かりがひとつの電球内に収められており、壁のスイッチをすばやくカチカチとやると2種類の明かりが切り替わる仕組みだ。
常夜灯としては、先ほどのペンダント照明に付けた電球(10lm)よりも明るい。昼間に見ると非常に暗く感じるが、夜間真っ暗な家の中ではそれなりに明るい。歯磨きや手洗いなら、常夜灯の明るさのままでも問題なくこなせる。人家のない離島や山の中では月明かりがいつもより明るく見える、あの感覚である。