ぷーこの家電日記
第588回

修理か買い替えか。20数年前のミシンが故障
2025年9月26日 08:49
大人気ドラマ「TOKYO MER」は、現在映画も公開中で人気が続いており、来夏には早くも第3弾映画の公開が予定されている。
私もドラマをリアルタイムで観たほか、Netflixでも何度か視聴するほど好きだ。
そんな「TOKYO MER」に、友人の子供がとても夢中になっているという。5、6歳には少し難しい内容かと思いきや、しっかり理解していて、友人が以前使っていた骨伝導イヤホンを譲り受けてからは毎日装着し、鈴木亮平さん演じる喜多見先生の真似をしているほど大好きらしい。公式グッズにも子供向けが多く、喜多見先生はヒーロー的存在なのだろう。
そんな「TOKYO MER」で登場するERカーがトミカになって先日発売された。このトミカをとても欲しがっているけれど、以前一度発売された時も大人気で即売り切れになったらしく、今回も買えないかもしれないと言うので、「いやいや、言ってもそんなに大変じゃないでしょ!?」なぁんてちょっと思いつつ、むしろ私からのプレゼントにしたく、購入することにした。
発売開始時刻とともに人気アーティストのライブチケット並みにサイトは混み合って、「ここまで人気があるのか!?」と正直めちゃくちゃ驚いた。そして奮闘すること15分程、ラッキーなことに1つ手に入れることができて得意げに報告。友人が混み合うサイトにやっとで繋がった時は完売になっていたらしく、めちゃくちゃ喜ばれたし褒められた!
それがめちゃくちゃ嬉しくて得意気になる私。そう、私は承認欲求モンスターなのだ(笑)。
「ありがとう」の動画メッセージをつまみに3杯は飲めるくらいに嬉しい。何度も見てはニマニマしてしまう。人に喜ばれるととても嬉しいし、もっと喜ばせたくなる。
何でも与えることが良いことではないので公式グッズを大人買いなんて事はしないけれど、なんか喜びそうなグッズはないかと考えて「これだ!」と思ったのは「名札」である。
喜多見先生はじめスタッフ全員が胸につけている名札をPCでちまちま再現して、フォントなど全く同じにはできないものの、結構な再現率で作って「これプリントして着けてあげて!」と、友人に画像を送付した。作りながら、送る前から、そして返事をもらう前からずっと前のめりに反応が楽しみでにやけ顔である。そう、私は承認欲求モンスター(笑)。
めちゃくちゃ喜んでくれて、「これはちゃんとプリントしてあげたい」と、ちゃんとカードに印刷して、カードホルダーに入れて渡してくれた。再び喜びの動画が届き、私も喜びの舞い。
すごく気に入ってくれて、毎日身につけて活躍しているそうだ。ごっこ遊びが今も昔も好きな私は「分かる! こういうグッズ!」と、自分で作っておきながら、遊ぶ側の気持ちに非常に共感する。
遊びは本気で、これ私の信条だが、遊びに本気を出すと自分も周りも本当に楽しいのである。
そうなるとですよ、やっぱり欲しいのはエマージェンシーバッグである。喜多見先生がどこに駆けつける時も背負っているあのリュックがあれば、もう最強だと思うのだ。
名札を作る前から頭にあったものの、結構大変だよなぁと手を出さずにいたのだけど、もしあんなバッグあったら推し活にはたまらないはずなのだ。
劇中のようにカパッと全体が開くリュックだと、荷物をガラガラ落としてしまったり使い勝手は良くないだろうから、毎日でも使える子供用リュックに特徴を模したら良さそうだな、とか、「ぷーこさんかっこいい!」と喜ぶ姿とか、構想と妄想を重ね、先日祝日で休みだったので、「よーし、作るか!」と思い立ったのだ。喜んでくれる姿を想像するとやる気が充電できる。あぁ、人の喜びを食いながら生きる妖怪、それが私だ(笑)。
型紙をダウンロードしてコンビニでプリントし、手芸屋さんに行き(1軒目定休日、2軒目材料が揃わず、3軒目で購入、100均で追加購入と4軒はしご)、布に接着芯を貼り、布を型紙に合わせて切り、もうここまでで案外お腹いっぱい(笑)。
本当に仕上がるのかとちょっと不安すら感じてしまう。久しぶりに引っ張り出したミシンに赤い糸をセットしていざ縫い始める前に、ミシンを扱うのが久々すぎるので、端切れでちょっとウォーミングアップ縫いするぞーって思ったら......布が進まない。
おそらく送り歯と呼ばれる場所辺りに不具合が出てしまっているのだ。まさかのミシン故障。自分ではどうにもならなさそうで、その日は出鼻をくじかれてその日は終了。
私のミシンは20数年前に思い切って買った、上位モデルのミシンである。かなりお高かった。飼っていた犬の洋服を作ったりしていたけど、年々使う頻度が下がり、今は数年に1度くらいしか使っていない気がする。今の私には過剰な機能と20数年という年季。
ミシン修理をしてくれるお店を探して問い合わせの電話をしてみると、症状から修理代は2万円程度になるらしい。「こんなご相談するのはなんですが、修理するのと買い直すのとどっちがいいですかねぇ?」なんて聞いちゃう私にも、めちゃくちゃ親切にいろいろ話してくれて聞いてくれて、もう完全にその人のファンになってしまった。
修理するにも買い直すにも絶対あなたにお願いします! と心に決めて、持ち込みする日の予約を入れた。
ミシンを買うなんて数日前まで頭にもなかったので、現在のミシン事情は全く知らなかったけれど、スマホすらなかった時代から一気にタイムスリップした私としては、「こんなものがこんなお値段で!?」と感動しきり。
買い直す方向に気持ちが傾きつつあるけれど、とりあえず両方の線を残しつつ来週相談して来ようと思う。
そして、作りかけのリュックはきちんと仕上がるのだろうか? 新しいミシンだと目標は来月末のハロウィンまでに届けること。別の仮装するかもだけど、これでMER仮装もできるかなぁ。私もこのタイミングでちょっといろいろミシンで物作りの秋を過ごそうかなぁと思っているのであります。


