ぷーこの家電日記

第407回

夫の誕生日は恒例のアメ横飲み歩き

私が普段使っているApple Pencilの第2世代。iPadに磁石でペタッと付いて常に充電できてるし、いつも私の相棒としてiPad共々なくてはならない存在だ。もうApple Pencilがなかったころには戻れない。それを先日なくしてしまった。鞄の中にでもあるのかと思ったけれど、鞄を飛び出し、どこかに落としてしまったらしい。ペン先を数度替えたくらいで、3年間ずっと相棒として一緒にいたのに……。寝込みそうなほど凹んでしまって、出てくるかもしれないなぁんて淡い期待を持ちながら1週間ほど待ってみたけれど、出てくることもなく、諦めて自分への早いクリスマスプレゼントとして新しいApple Pencilを買った。あぁ今年はもう私にサンタさんは来ないのかなぁ(涙)。

そんなショックなスタートで始まった12月だけれど、気づけばあっという間に中旬。あと半月で今年も終わるのか……。今年の年末年始も帰省しないのだけれど、同じく帰省しない予定の義妹家族と2年ぶりに一緒に過ごせそう! 電話やLINEなどでは繋がっているものの、2年も会っていない間に姪っ子はどれくらい成長しているのか会うのが楽しみだ。

夫もだけれど義妹夫婦もとても長身なので、そろそろ私は小学5年生の姪っ子に身長を抜かれている気がする。1~2年生のころには「お絵かき教えて!」なぁんて言われて私の描くお姫様なんてのにもキラキラした目で尊敬してくれていたけれど、今は私なんかよりも絵が上手いし、コピックを巧みに使いこなすようになっている。今度会ったときは私がいろいろ教えてもらおう! と楽しみだ。

まだまだコロナが収束していないとは分かっているけれど、この秋くらいから感染者数もグッと減って、止まっていた時間や交流が目に見えるように動き出した感じが、まだ少し怖くもあるけれどとても嬉しい。私の2年なんて止まっているだけでいつの間にか過ぎたくらいの感覚だけれど、子供にとっての2年はとても大きいし我慢も大人と比べ物にならないほどだろうなぁ。年明け会うのがとても楽しみだ。正月と言えばお年玉。小学5年生の相場とはいくらくらいのもんだろうか。あれ? そもそも5年生じゃなくて4年生!? 何だかよく分からなくなってきたので、もう少し落ち着いて楽しみにお正月準備をしよう。

そんな楽しみな年末年始の前にクリスマス、そしてその前に夫の誕生日だ。先日夫が45歳の誕生日を迎えた。今年も健康に、そして元気に1年過ごせたことがとてもめでたい。夫の誕生日の恒例行事は、なぜかアメ横で昼から飲むことだ。なぜ恒例行事になったのかよく覚えていないけれど、あの活気があって雑多な街で遊ぶのは、どこかお祭りに行くのと同じような気分になりとてもワクワクして楽しいのだ。さすがに去年は行けなかったけれど、今年はタイミングも良く、夫も非常に楽しみにしていた。

2年ぶりに行く街がどんな感じになっているか、ちょっと心配でもあったのだけれど、アメ横はびっくりするほどアメ横のままで、観光客がほとんどいないものの、非常に活気があって賑わっていた。戦後の闇市から始まったアメ横。75年前もこうして人が集まって生きていたのだろうかと、ちょっとノスタルジックな気分になったり、どんなに辛いことがあっても、こうして人はたくましく生きて笑って復興していくのだろうな。なぁんて人の強さを感じて、エネルギーをもらってとても元気な気持ちにもなった。

そんなことを頭の片隅で感じつつ、アメ横の名物、みなとやのたこ焼きを頬張り、朝から開店している立ち飲み屋さんで瓶ビールとコップ酒を飲み、アメ横の衣料店を見て回り、疲れたら座れるお店でまた1杯やって……。と、半日思いっきりアメ横で遊んで大満足。可愛いデニムやジャケットなんかも購入。パンツの裾を切らなくていい夫に軽く嫉妬しながら、自分の買い物よりもテンションが上がる夫の買い物。来年も再来年も、またこうやって元気に迎えられたら嬉しいなぁと願いつつ帰宅したのでありました。

元気で大好きだけれど「おしゃれか?」と聞かれると即答できないアメ横。そんなアメ横のシンボル的な「アメ横センタービル」。そこのミニテラスに、「フォトビーズ!」というIoTフォトサービスを楽しめるリモートフォトスポットが設置されていた。フォトサービスの説明に書いてあるQRコードを読み込んでアクセスすると、ビル上階に設置されたカメラからリモートで写真撮影を行ない、それをスマホからダウンロードできるサービスだ。しかも無料。2020年の夏に設置されたらしい。変わらない街はずっと進化を続けていた! ちょっと旅行に行った気分も味わえる写真は、誕生日の記念写真として良い思い出になった。また来年も撮りたいなぁ!

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まないアラフォー世代。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。