ぷーこの家電日記

第323回

大好きな「家時間」と一緒に純増する「私の体重」

とうとう緊急事態宣言が発令された東京です。発令前は時差出勤をしていたけれど、発令後に私は自宅待機となりまして、約1カ月のお休み。

社会人になって20年くらい経つけど、今まで長期の休暇というものを取ったことがないので、まるで永年勤続記念のお休みみたい! 感染の恐怖でちょっと不安の方が強かったので、このお休みはありがたくポジティブな方向に受け止めている。それでも通常通り仕事を続けている方もたくさんいて、感謝するとともに心から安全を祈っている。

元々インドア派で、家庭菜園以外で体を動かすこともほとんどないので、家にいること自体は全然苦痛じゃない。家では、テレワークで仕事をしている夫の邪魔にならないよう、ご飯の準備をする時以外は寝室にこもっている。

そうすると、つい昼寝なんてしてしまって、別の意味でヤバい。これはやることを見つけて詰め込まないと、自堕落が過ぎて酷いことになる。

「時間ができたらやろう!」と思っていることって、忙しい時の現実逃避なだけで、時間ができてもなかなかやらないというのは、正月の連休で体験済み。「あの時、酷く後悔したじゃないか! 家の中でアクティブに動くぞ!」 と、同じ過ちを繰り返さず、有言実行するためにもここに宣言しておく(笑)。

基本自堕落な私の一番の楽しみは食事タイムだ。作るのも食べるのも大好きだし、ずっと夫と2人きりの時間に、老後はこんな生活になるのかしら? などと考えながら、2人分のご飯を作る。夫の昼休憩に合わせてランチを作るのも楽しい。

夫が仕事をしている姿なんて、こんな機会がなければ見ることなんてなかっただろうから、真剣な顔を覗き見なんてしちゃったり(笑)。ご飯できたよーなぁんて言って一緒に食べるのは楽しい。夫としては、1人だったらもっと自由だろうから、私の休業をどう捉えているか分からないけれど(笑)。

夜は夜で毎晩2人で居酒屋ごっこ。「よーし、仕事終わった!」と夫が言ったタイミングから、我が家は居酒屋ごっこ準備。夫の通勤時間がないってこんなに快適なのかとビックリするけれど、これも人によるだろうなぁ。

さて、ここからは我が家の居酒屋ごっこで、居酒屋感を盛り上げてくれるアイテムをいくつか。

まずは焼肉グリルの「やきまる」だ。ホットプレートでも美味しいけれど、直火で焼くこのやきまるは、おうち焼肉をもう1段階美味しくしてくれるし、気持ちも盛り上がる。煙があまり出ないのもいい。臭いは出る(笑)。

お肉もだけどお野菜をたっぷり切るだけで準備も簡単だし、「今夜は焼肉」という言葉に夫のテンションも勝手に上がる!

もう1つはトーチバーナー。元々は数年前にバーベキューの火起こし用で買ったのだけれど、今は料理専用になっている。これは一家に1個あって損はないぞと思う。

そして何でも炙ればハマること間違いなし。スーパーのしめ鯖とかも、これで炙ると「炙りしめ鯖」と、何とも居酒屋っぽいメニューになるし、冷凍ピザだって、フライパンで中まで温めた後に、最後に表面をトーチバーナーで炙ると、イタリアンレストランぽいビザに仕上がる!

どんな食べ物も、炙ると大体美味い。これ本当。私が1番好きなのは、鶏もも肉を下味も付けず低温調理で柔らかく鶏ハムのようにしてから、皮だけバリッとバーナーで炙ったもの。美味しい鳥刺しのような感じに仕上がるので、お醤油とわさびで食べるのだ!

あと、一番居酒屋感が出るのは、卓上七輪だ。固形燃料1つで15分程加熱できるのだけれど、七輪の上に蓋を開けた缶詰1つ乗せてグツグツするだけで、めっちゃ美味しい。どこでも売っている焼鳥缶なんかをグツグツしながらチビチビ飲むのは最高で、最後にネギを散らすとさらにお店感が増す。

オイルサーディン缶は、新玉ねぎを乗せてお醤油をちょろりと垂らしてグツグツすると、居酒屋というよりバルのメニューぽい! エイヒレ焼いても最高だし、食材をちょっと焼くときに小さな七輪があると、想像以上に盛り上がるので凄くオススメだ。

外出しない中、家ご飯が充実しているととても楽しく過ごせるし、今はオンライン飲み会など、みんなも楽しく過ごす方法を探している。

楽しく過ごすことはとても大切だけれど、注意しなきゃいけないのはお酒の量だ。電車の時間も気にする必要がない家飲みやオンライン飲みでは、いつもよりちょっとお酒の量が増えるかもしれない。

不安やストレスの負荷が高い中での過度な飲酒は、依存症などのリスクも高くなると思ので、「お酒は適量」ということをいつも以上に気をつけて! いろいろ収束して思い切り楽しめる日まで健康第一で! どうぞ、皆様もご安全にお過ごしくださいませ。

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まない30代後半。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。