ぷーこの家電日記

第282回

ホットサンドが美味しすぎて危険信号! ついに解禁のホットサンドメーカー

 かれこれ10年ほど前に持っていたものが壊れて、買い換えようかなと思いつつ、我慢をして買わなかった家電。それは「ホットサンドメーカー」だ。

 ホットサンドってめっちゃくちゃ美味しいよね。出来立てのカリッと感もサクッと感も、中の具材のジュワッと感もトロッと感も、もうどれをとっても素晴らしい。何を挟んでも美味しくなるので、前日の残りのおかずなんて挟んじゃってリメイクするにも最高。

 じゃあ、なぜ10年も買わなかったかと言うと、「食べ過ぎるから」。これに尽きる。ギューッと挟んで焼くことで、パン2枚とたっぷりの具材をペロッと食べられちゃう。私の場合、トースト2枚なんて普通だったら食べられないのに、ホットサンドにすると不思議とペロッといけちゃうのだ。

 なので、あえて食べすぎる道を進むのもなぁと、自衛と言うか我慢と言うか、あえて「ホットサンドメーカーは私には不要だ!」と言い聞かせて我慢していた。

 でも美味しいものは美味しいよね……と、時々ほしくて堪らないムーブメントが私を飲み込みそうになる。そしてここ最近、とうとう飲み込まれてしまったのだ(笑)。

 きっかけは、やたらとSNSのタイムライン上でめっちゃ美味しそうなホットサンドの画像が流れてきたことと、ショッピングサイトのポイントが思いの外いっぱい溜まっていたこと。「美味しいホットサンドとコーヒーを朝楽しみたい!」と思い、ついに「えーい!」と買ってしまった。

 購入したのはBRUNOのホットサンドメーカー。コンパクトホットプレート、トップオープンのトースターに続き、またまたBRUNOがわが家に。このBRUNO家電たちの魅力ったら何だろう。もうキッチン家電ではなくリビング家電だよね。この子たちが食卓に上がるだけでパーティーになっちゃう、不思議なご機嫌家電。

 ホットサンドメーカーは2つ同時に焼けるダブルサイズと、1つのシングルタイプとあって、どちらにしようかと最後まで迷っていたけれど、「2個焼ける物を買ったら一気に食べちゃうわ」と思い、シングルタイプだったらコンパクトに収納できると思ったので、あえてシングルにした。1つ焼いて半分に切って、夫と半分ずつ食べて、足りなかったらもう1つ焼けばいいよね、という算段。まずはシンプルにハムチーズのホットサンドが食べたいぞっと!

 夫に「ホットサンドメーカー、とうとう買っちゃったー」と言うと、「嬉しすぎる!」と大喜び。夫もホットサンド大好きと言う事を知っていたけれど、予想のさらに上を行くテンションで大喜びしている(笑)。

 ちょうど週末に届いたので、パンとハムとチーズ、さらにチーズと挟んで焼くと大変美味しいと噂のコンビーフなんて買ってルンルンで帰った。

 「明日の朝が楽しみだねぇ~!」と言いながら就寝。翌朝「起きてー! 美味しいのあるよー!」と夫に起こされたら、何とホットサンドとコーヒーが用意されている。何だこのもてなされようは! 最高すぎる週末の朝じゃないか!!! 夫は夫でホットサンドが好きすぎて、楽しみ過ぎて早めに目が覚めちゃったらしい。遠足の前日の子どもか(笑)。

 もぐもぐもぐ。最高に美味しい! あぁ、買って良かったよぉ~。焼きたてのホットサンドって本当美味しいねとしみじみしながら、ペロッと一気に食べてしまった。「あー、美味しい!」と思っていたら、「ちょっと待ってて」と、2個目のホットサンドを半分にカットして出してくれる。「今食べてる間に2個目セットしてたの?」と驚くと、「もちろん!」と、初っ端から手際良すぎる(笑)。

 これまたペロッと食べてしまって、優雅で美味しい週末の朝は一気に終わったけれど、これからはこんなステキな朝を迎えられるのねぇと感動。

 さらに、オプションパーツの別売りのプレートも買った。ホットサンドのプレートを取り外して取り替えるだけで、「ワッフル」「タルト」「たい焼き」「プチガトー」を作れるという物だ。

 私の本命はタルト用のプレート! デザートのタルトも美味しいけれど、甘くないセイボリータルトを作って、食べられる器として、お惣菜などを乗せておつまみとして食べたいなーと思っているのだ。

 あとはタルト生地では無く、ご飯を使ってカリッとおこげ風の器を作ってプチビビンバにしたり、これまた焼きそばの麺を使って“パリッ器”作って、中華惣菜を入れたりもしたい。タルトが作れるのは本当に魅力的!

 他のプレートを使ってデザートも作りたい。お菓子って1度作ると大量に出来ちゃうので、なるべく作らないようにしているんだけれど、このサイズなら食べきれる量でちょこっとだけ、サクッとお菓子が作れるのもいい! 作りたいものも食べたいものも多すぎて、やっぱりちゃんと自制しないと、なかなか危険な1台なのでありました。

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まない30代後半。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。