ぷーこの家電日記

第174回

まさしく放っとくとクックできる。ホットクックが我が家にやってきた(購入編)

 毎週うわ言のように「ヘルシオホットクック……」と呟いておりますワタクシですが、とうとう我が家にやってまいりました!

 週末に出かけた帰り道、でっかい電機屋さんの看板が! 「ちょっと寄って~!」と運転中の夫にお願いして寄り道。「これだこれだ♪」と会いたかったホットクックの売り場へ一目散。ファミリー向けの少し大きな機種「KN-HT24B」も年末に発売された後だし、私の欲しかった「KN-HT99A」はAmazonなどでも結構安くなり始めてて、少し期待してた。けれど、期待よりも1万円近く高くて、これまでに散々悩んでた癖に、また悩んでしまう。

 「うーん、思ったよりも値段落ちてないね……」なんて話してると、ちょうど店舗にシャープの派遣販売員の方がいらっしゃっていたようで、「ホットクックご検討ですか?」と声をかけられた。

 「これ、買った方からの評判もすごく高いんですよー」と言われて、「うん。めっちゃ知ってる!」と思った。だって、画面に穴が開くんじゃないかという程、色々読んだし恋い焦がれてたんだもん!

 「そうみたいですねー。欲しいんですよ!」なんて答えながら、やっぱり値段で躊躇。私はあまり値引き交渉などが出来ない。言ったもの勝ちみたいな風潮もあまり好きじゃないし、提示されてる値段を信じて買った方が損をする、正直者がバカを見るみたいなのも好きじゃない。なので、自分で安い店を探して買ったり、「ちょっと高いけど、まぁいいや」と諦めて買うかのどちらかだ。

 あくまでも嗜好品に近い、無くても困らないけどめちゃくちゃ欲しい商品に関しては、最後の決心含めて店頭で買うことが多いのだけれど、同じ型番商品ならネットで買うより基本高いんだよなぁ。

 なので、今回も特段交渉するつもりもなく、買うか買わないかで迷っていたんだけれど、「ネット専門のお店との比較だったら難しいけれど、店頭販売のあるお店で安いお店あれば、言っていただければ値下げできますよ」と、その販売員の方から言ってくれた。

 「えっ。本当ですか?」なぁんて言って、スマホで価格比較サイトを見てみる。とある量販店が、私が最初に期待していた金額とほぼ同じ値段で出してた。ありがとう! 某量販店よ!!! それを提示すると、別の店員さんを呼んでその旨伝えてくれる。一気に2割引位になるんだけど本当だろうか……。そして「値引き交渉が嫌い」だなんてどの口が言うのだ私よ。

 店員さんが裏に確認に行っている間に、販売員の方とホットクック談義で盛り上がる。販売員な方だけあってさすがに詳しい。でも詳しいだけじゃない。この人自身本当にこの商品が好きなんだろうなーと思った。オススメメニューとか仕組みとかを色々教えてもらって感動。

 「無水調理で作ったカレーが食べたくて、買ったら一番に作るんです!」と私が言ったら、「すっごい美味しいです。野菜の水分だけで作るので濃いだけじゃなくて、すごく甘く感じます。普段使ってるよりもちょっと辛めのルウを使った方がいいですよ!」と、実践的なアドバイスをくれる。嬉しい!

 「辛いの大好きです」って答えると、「じゃぁ、ジャワカレーの辛口とか使って作った方がいいですよ! スパイシーなだけじゃなく、甘みも詰まって本当に美味しくできます!」なんて、聞いてるだけでヨダレ出そうになる。

 私たちがそんな話で盛り上がってる中、夫は展示品のホットクックを真剣に触ってる。「おっ、めっちゃ自分でも作る気満々じゃん!」と笑って言うと、「僕はね、作るよりも片付け方が重要なのよ」と言われ吹き出してしまった。「いつもいつもありがとうございます。」としか返事できない(笑)。

 外せるパーツを教えてもらって、手入れの仕方も聞く。「案外簡単!」と、夫の評価も上々(笑)。そんな話をしている間に、店員さんが戻ってきて「OKです。商品持ってきますね!」と言って、商品を取りに再び消えていった……。

 「買っちゃったねー」と、言いながらヘルシオホットクックを抱えて駐車場まで歩く私たち。「あれ? 一応『見る』ために店に入ったんじゃなかったっけ?」なんて、分かった上で一応突っ込む夫。「でも、あんなに簡単に安くなるもんなんだねえ。この前買ったテレビなんかも、本当はだいぶ安くなったのかもね……」なんて話しながらちょっぴり複雑な気分になったのでありました。

 そして夫はと言うと、販売員さんと私がホットクックの話だけではなく、ヘルシオグリエについて話してる時に、完全にそちらに釘付けになってしまいまして、「何これ、めっちゃくちゃ欲しいんだけど」と言っておりました。うーん、夏のボーナスでかな? その前に、狭いキッチンスペースをこれまたDIYでもして場所を確保せねば!

 長くなったので、ホットクックで美味しいご飯生活は、また次回にでも!(買ってよかったサイコー!)。

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まない30代後半。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。