調理の下処理
[調理の下処理75]洗う?洗わない?「なめこ」下処理の基本
2018年 11月 6日 06:30
基本的に水洗いしないキノコ類は、汚れをキッチンペーパーなどで拭き取りますが、ヌメリのある「なめこ」は、どのように下処理をするのか悩むかもしれません。今回は、「なめこ」の下処理についてご紹介します。「なめこ」は、人工栽培されているため1年中手に入りますが、天然物は秋が旬です。ほかのキノコ類とは異なる下処理方法を確認していきましょう。
選び方:鮮度を見分ける
なめこには、カットされてパック詰めになったものと、株のまま包装された「株とりなめこ」があります。カットなめこは、傘が肉厚でツヤがあり、ゼリー状の部分ににごりが少ないものを、「株とりなめこ」は、傘の大きさが均一でツヤのあるものを選びましょう。
下処理:軽く水洗いする
カットなめこは、水洗い済みのものもありますが、オガクズなどが付いている可能性があるため、ザルへ入れてさっと水洗いします。「株とりなめこは」、石づきを包丁で取り除いから、手でほぐしたあとザルへ入れて洗います。どちらも洗いすぎると、旨味やヌメリがなくなってしまうので注意しましょう。
下処理:火を通す
なめこは必ず火を通します。味噌汁の具などにする場合は、水洗いしたあとダシに入れて調理しましょう。一方で、和え物やそばの具など冷たく食べる場合は、1度湯通してから冷やします。なめこは傷みやすいため、調理後は早めに食べ切りましょう。