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ママ1200人に聞いた「我が子のイヤイヤ期」対処法、ママのストレス解消法

イヤイヤ期の子は、言葉でうまく伝えられない思いを全力でママにぶつけてきます。今回は、0~5歳児のママ1200人に聞いた、「イヤイヤ期」の行動や表現方法、ママが考える原因や対処法の調査結果をご紹介します。今まさに、我が子の「イヤイヤ」にストレスを感じている人は、「ママのストレス解消法」が参考になりそうですよ。

 

イヤイヤ行動、多いのは「食事・お出掛け・おもちゃ」

博報堂こそだて家族研究所と、博報堂発の次世代育児アイテムPechat開発チームが共同で運営するイヤイヤ期の研究チーム「イヤイヤ研」が、0~5歳児がいる女性1,200人へ「イヤイヤ実態調査」を行ないました。そのなかで、「我が子に当てはまるイヤイヤ行動」を尋ねたところ、圧倒的に多かったのは「食べている最中に遊び始める(83.5%)」で、続いて「遊び道具やおもちゃを片付けない(73.0%)」「出掛けた先から帰りたがらない(68.8%)」という結果に。上位に、食事、お出掛け、おもちゃに関するイヤイヤ行動が多い理由は、子どもの生活のなかで占める時間が長い活動だからと考えられます。

 

我が子のイヤイヤ行動、「1人当たり平均15.3個」

また、具体的に例示したイヤイヤ行動37項目と「その他」を合わせた38項目のなかで、「我が子に当てはまるイヤイヤ行動の数」を聞いたところ、「当てはまる」または「やや当てはまる」と回答した項目数は、1人当たり平均15.3個となりました。

 

イヤイヤは、「叫ぶ、居座る、暴れる、逃げる」で表現

次に「子どもがイヤイヤを表現する方法」について聞いたところ、上位3つは「大泣きする、ギャン泣きする(84.3%)」「大声を出す、叫ぶ(78.3%)」「物を叩く、投げる(69.9%)」となり、全体の傾向からは「叫ぶ」「居座る」「暴れる」「逃げる」といった行動が、この時期の子どもたちの自己主張の基本だということが分かりました。イヤイヤ期の語源となった「何を聞いてもイヤと言う」は57.1%で8位に留まりました。

 

ママの考えるイヤイヤの原因「思い通りにならない」「眠い」

一方、ママが考える「イヤイヤの原因」を尋ねてみると、1位「思い通りにならない(94.5%)」、2位「眠い(83.6%)」、3位「遊びを続けたい(83.1%)」で、1位の「思い通りにならない」は、まさにイヤイヤ意識を裏付ける結果となりました。また、生理現象である「眠い」「疲れている」「おなかが空いている」「痛い、気持ち悪い」「体調が良くない」の5つのなかでも、特に「眠い」は2位となり、小さな子どものイヤイヤに悩むママの大敵は「眠気」と言えそうです。

 

イヤイヤ対処法は「気分転換」「抱きしめる」「放っておく」

また、イヤイヤが起きたときの「イヤイヤ対処法」を聞いたところ、多い順に「イヤイヤの原因から気をそらす、気分転換させる(90.4%)」「抱きしめる、スキンシップを図る(90.3%)」「しばらく放置して、気持ちが静まるのを待つ(88.3%)」となりました。子どもへ対話やスキンシップなどで向き合ったり、クールダウンの時間を取って子どもに通らない要望があることを分からせたり、バランス良く組み合わせて対処していることも判明しました。

 

ママのストレス解消は「愚痴る・テレビやネット」

続いて、イヤイヤ期の子どもに対処するママの「ストレス解消法」を尋ねたところ、1位「愚痴る(77.9%)」、2位「テレビ、ネットサーフィン、SNSを見る(76.6%)」、3位「お出掛けする、ショッピングに行く(69.8%)」という結果に。小さい子どもと一緒にいると自由に外出しにくいためか、「活発・活動系」の解消法よりも「静かに過ごす系」を挙げる人が多いことが分かりました。

 

まとめ

わが子のイヤイヤ期に疲れを感じている人は、イヤイヤ研が提示している37項目の「イヤイヤ行動リスト」でチェックしてみて。子どもが「イヤイヤ」しているのがどんなこと分かると対処しやすくなりますよ。それでもストレスが溜まったら、上手にパパへ愚痴って発散してみて。日中、家にいないパパにとっては、子どもの様子や成長ぶりを知ることができる情報源にもなりますよ。

 

◇乳幼児のイヤイヤ期を研究するプロジェクト「イヤイヤ研」、第2弾の調査結果を発表。イヤイヤ表現4つの基本、ママの3大対処法が明らかに!(博報堂)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000018150.html

 

qufour(クフール)編集部

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