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子ども習いごと調査、注目は「プラグラミング」「スマホ・タブレット学習」

2017年が始まり、お子さんへ新しく習いごとをさせたいと考えているママもいるのではないでしょうか。今回は、全国20~50代の親に聞いた「子どもの習いごと」の調査結果をご紹介します。今年新しく通わせたい習いごとで、大きく順位を伸ばしたのは「プログラミング教室」。背景には、2020年から始まる小学校のプログラミング授業必修化があるようです。

 

子どもに習いごと、2016年の受講率は半数。1位は「学習塾」

eラーニングのコンテンツを提供するイー・ラーニング研究所が、子どものいる20~50代の男女413人を対象に「年末年始の習いごとアンケート」を実施したところ、「2016年、学校以外に習いごとをさせていた」と回答した人は51%でした。また、「何の習いごとをさせていたか」を尋ねると、1位「学習塾(212人)」、2位「スポーツ系(218人)」、3位「音楽系(100人)」となり、定番の習いごとが上位にランクインしました。

 

2016年、話題の習いごと上位に「プログラミング教室」

さらに「2016年、保護者間で話題になった習いごとはありますか」と聞いたところ、35%の人が「はい」と回答。話題になった習いごととして「スポーツ系(55人)」が最も多く、続いて「英会話スクール(48人)」、「プログラミング教室(39人)」、「学習塾(33人)」が挙がりました。2020年から小学校でプログラミングの授業が必修化されるというニュースを受け、定番の習いごとと並び「プログラミング教室」が保護者の高い関心を集めているようです。

 

2017年、「プログラミング教室」に通わせたい親が急増

次に「2017年、新しい習いごとをさせたいですか(させる予定はありますか)」と尋ねたところ、「はい」と回答した人は43%となりました。具体的な習いごとを聞くと、「プログラミング教室」が62人で最も多く、「英会話スクール(42人)」、「スポーツ系(36人)」、「そろばん塾(32人)」が続きました。プログラミング教室は、単に関心を寄せるだけでなく、多くの親が子どもに習わせたいと考えていることが分かりました。

 

習いごとをさせたい理由の1位は「将来のためになる」

さらに「なぜその習いごとをさせたいのですか(させる予定なのですか)」と聞くと、1位が「将来のためになると思ったから(138人)」で、「本人が希望したから(47人)」や「受験のため(34人)」に大きく差を付けました。子どもの将来を見据え、長い目で見て習いごとを選ぶ親の意識の表れと言えそうです。

 

教材は「スマートフォン・タブレット」の割合が「紙」に迫る

一方、子どもの「学校以外での学習方法」について尋ねたところ、「学習塾」と回答した人が166人とほかの学習方法の2倍以上となりました。続く2位の「紙の学習教材(67人)」と3位の「スマートフォン・タブレットを使った学習教材(61人)」は、ほぼ同じ割合で使われていることが分かりました。また、「PCを使った学習教材」と回答した人は41人に留まり、PCよりもスマートフォンやタブレットのほうが学習教材で多く使われているという結果に。

 

全体の1/3が「スマートフォン・タブレット」教材の経験あり

また、実際に子どもが「スマートフォン・タブレットを使った学習教材を使用したことがあるか」と聞いたところ、「はい」と回答した人は35%でした。スマートフォン・タブレットを使った学習教材を使用したことがあるのは全体の1/3ほどで、使用したことがないと回答した人のほうがまだ多い結果となりました。

 

スマートフォン・タブレットを使う理由は「手軽さ」がトップ

スマートフォン・タブレットを使った学習教材を使用したことがあると回答した295人に、「スマートフォン・タブレットを使用した理由は何ですか」と聞くと、「手軽に学べるから」が97人で最多となりました。次に「自分のペースでできるから(51人)」、「繰り返し学習できるから(44人)」が続きました。

 

スマートフォン・タブレットは「分からない」から使わない

一方、スマートフォン・タブレットを使った学習教材を使用したことがないと回答した人に、「スマートフォン・タブレットを使用したことのない理由は何ですか」と尋ねると、1位「きっかけが分からないから(76人)」、2位「効果が分からないから(54人)」、3位「使い方が分からないから(44人)」という結果に。具体的な教材内容に関わる理由よりも、きっかけや効果、使い方といった「分からないこと」を理由に挙げる人が多いようです。

 

スマートフォン・タブレットの教材、6割が「使わせたい」

しかしながら、「お子さまにスマートフォン・タブレットを使った学習教材を使用させたいと思いますか」と聞いたところ、60%の人が「はい」と回答しました。今まではスマートフォン・タブレットを使わせたことがないものの、6割の人が今後、使用させたいと考えているのですね。

 

スマホ学習をさせたい理由は、「自分のペースでできるから」

さらに、「スマートフォン・タブレットを使った学習教材を使用させたい理由」を尋ねたところ、1位が「自分のペースでできるから(187人)」、2位が「手軽に学べるから(119人)」、3位が「繰り返し学習ができるから(90人)」となりました。スマートフォンやタブレットを使った学習に対し、子どものペースに合わせながら手軽にできそうだと期待しているようです。

 

まとめ

2020年から小学校でプログラミングを必修科目にする検討がされています。今の小学2年生以下のお子さんをもつママにとっては、とても気になる話題ではないでしょうか。2017年もプログラミング教室への関心が広まるとともに、今後は、授業内容や月謝といった具体的な教室情報についてもニーズが高まりそうですね。

 

◇子どもがいる親世代に聞いた「年末年始の習い事アンケート」2017年、子どもにさせたい習い事、第1位は「プログラミング教室」スマートフォン・タブレットを使用した学習教材も人気上昇!(イー・ラーニング研究所)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000038.000013831.html

 

qufour(クフール)編集部

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