暮らし
拾う、作る、遊ぶ、貯める、子どもと「どんぐり」を楽しんじゃおう!
2015年 11月 6日 08:00
どんぐり拾いが好きな子どもは多いですよね。拾うだけでも楽しいどんぐりですが、拾ったあと、どんぐりでおもちゃを作って遊べば、もっと楽しめますよ。季節の素材でおもちゃを作れば、子どもが季節を感じる心や、工夫を凝らして作るといった知恵や想像力も育めますね。
定番のコマをつくって遊ぼう!
どんぐりの尖っていない方に、キリで穴を開け、爪楊枝を刺します。爪楊枝の長い部分は、はさみで切り取ります。どんぐりに油性ペンや、アクリル絵の具、マニキュアなどで好きな色を塗ってできあがり。どんぐりにキリで穴を開けるときは、すべって危ないので、大人が手伝ってあげましょう。固くて穴が開けづらいときは、どんぐりを煮ると柔らかくなりますよ。また色を塗ったあとは、爪楊枝を洗濯バサミで挟むと、キレイに乾かせますね。
どんぐりそろえゲームを作って遊ぼう!
卵パックのくぼみに、どんぐりが1つずつ入るように、ゆすって遊ぶおもちゃです。作り方は、透明な卵のパックに、どんぐりを10個入れて、テープなどで止めるだけ。卵パックは、子どもが好きなように飾り付けしてもいいですね。どんぐりの大きさや形が違うので、意外と難易度が高いんですよ。どんぐりを全部のくぼみへ入れるのではなく、「縦一列 に入れよう」など、いろんな形で楽しめます。くぼみの底に色をつけると「赤のところにどんぐりを入れてみてね」と小さい子どもにも教えやすくなりますよ。
どんぐりころがしを作って遊ぼう!
どんぐりが転がるように傾斜をつけて立て掛けた木の板や段ボールなどに、段ボールやトイレットペーパーの芯などを貼り付け、どんぐりの通り道を作り、次々とどんぐりを転がしてく遊びです。どんぐりが落ちないように、通路の手前側に立ち上がりをつけておきましょう。どんぐりを転がしながら通路を工夫していけるので、子どもの想像力や知恵を育むお手伝いにもなりますね。
どんぐりを貯めて楽しもう!
みなさんは、どんぐり銀行をご存知ですか?専用の銀行へどんぐりを預けると翌年その苗木受け取れるという仕組みで、1992年に香川県で始まった緑化運動です。子どもが森や自然に興味を持ったり、また銀行の仕組みを理解するきっかけづくりに役立てられています。全国にいくつかのどんぐり銀行がありますが、なかでも高知県大川村のどんぐり銀行は、全国の「どんぐり共和国」の35箇所に出張所があり、誰でも利用できます。みなさんもたくさん拾ったどんぐりで、豊かな森づくりに貢献してみてはいかがですか?