10分こそうじ
年末年始に“やっておくといいこと”帰省する人もしない人も
2025年12月25日 08:05
年末年始は、家にいる時間や移動が増え、いつもとは違う生活リズムになる時期です。少し工夫して過ごすだけで、スッキリ気持ちよく新年を迎えられるだけでなく、休み明けのバタつきを減らすことができます。整理収納アドバイザーの視点から、“やっておくといいこと”をまとめました。
帰省&旅行するときに“やっておくといいこと”
荷物は“定番セット化”して身軽に
帰省や旅行の準備で毎回迷うのが、荷物のこと。あれこれ考えるより、「いつも持っていくもの」を定番化して、リストを作っておくのがおすすめです。
常備薬、化粧品、下着などは、持参する量やアイテムを決めて、帰省・旅行専用のポーチやジッパー袋にまとめておくと、準備がぐっとラクになります。
冷蔵庫は“消費予定”が見える状態に
消費期限の短いものは手前に集め、なにを食べ切ってからでかければいいか、わかる状態にしておくと安心です。帰省1週間前くらいから「在庫整理WEEK」として、冷蔵庫・パントリーを整理しながら消費すると、食材をムダにせずに済みます。
おでかけ直前の生ゴミは、冷凍庫で一時保管
留守中の生ゴミはニオイや害虫がわく原因です。出発直前に出た生ゴミは、二重にした袋に入れて冷凍庫へ一時避難させます。「え!? ゴミを冷凍庫に入れるの?」と思われがちですが、元は食材。実際にやってみると、「これはやっておいてよかった」と実感しますよ。
帰省&旅行先では“共有スペースの荷物”を最小限に
帰省先は、自分の家ではなく、家族と空間をシェアする場所。実家だからといって気が緩みやすいですが、年末年始は来客があるご家庭も多く、使える部屋やスペースが限られることも少なくありません。そのため、持ち込む物は「自分が使う範囲に収める」意識が大切です。
例えば、子供のおもちゃはお気に入り数点にしぼる、着替えやスキンケア用品は、使ったらポーチやバッグに戻すなど、意識すると散らかり防止だけでなく、帰宅時の忘れ物防止にもつながります。
プラスワン 実家の不便を聞く
帰省中は“実家の暮らし”を知るチャンスでもあります。「ここ、使いにくくない?」と聞いてみるだけで十分。散らかっているからといって、頼まれてもいない片付けを無理にする必要はありません。まずは「聞き役」に徹して、動線を塞いでいるものなど、安全に関わるところだけ、サッと整えてあげるくらいがちょうどいい関わり方です。
自宅で過ごす年末年始に“やっておくといいこと”
レシート・ポイントカード・財布まわりを整える
この時期は買い物が増えて、財布が一番ゴチャつく時期。ここを整えると、気持ちも運気も“切り替わる”感覚になります。
レシートは要・不要に分け、期限切れのクーポンや不要なポイントカードを処分。ポイントカードはアプリ化すれば財布もスッキリするので、移行できるか一度確認しましょう。
テレビを見ながら“紙のタスク”を済ませる
書類の整理は後回しになりがちですが、気合を入れず“ながら作業”でOK。テレビを見ながら手だけ動かすイメージで、レシート、溜めがちな郵便物、学校・仕事のプリント、支払い・医療費関連の書類を整理しちゃいましょう。
ストック品の棚卸し
忙しい時期ほど、なにか足りない気がして買い足しがち。使いかけのまま忘れていたもの、賞味期限や使用期限が近いもの、重複買いしているものがないか、年末年始にストック場所を全部開けて見直しておくと安心です。
大掃除より“ミニ掃除”を積み上げる
年末だからといって、無理に大掃除を頑張る必要はありません。焦る気持ちから、家族内でケンカになる話はよく聞きます。家族それぞれが、短時間で終わる“ミニ掃除”を少しずつやることで、精神的にも負担がなく、結果的に家全体がスッキリします。
おすすめの場所として5つピックアップしたので、できるところからやってみてください。
- 玄関のたたきをサッと拭く
- 冷蔵庫は「1段だけ」掃除
- 洗面台の水垢取り
- 電子レンジの中を拭く
- 網戸を1カ所だけ掃除
プラスワン 冬の防災チェック
この時期は、停電・寒さ対策など冬の防災をイメージしやすく、見直しに最適です。
冬の防災には、カイロなど暖を取るものを中心に備えましょう。
- カイロ(貼るタイプ、貼らないタイプ)
- カセットコンロ、ガスボンベ
- ブランケット、毛布
- インスタントスープなど身体が温まる食品
- 防寒服
- 風邪薬(使用期限は要チェック)
年末年始に暮らしを少し整えておくことで気持ちの余裕が生まれ、スッキリとした気分で新しい1年をスタートできます。今回ご紹介した“やっておくといいこと”、1つからでも試してみてくださいね。










