老師オグチの家電カンフー

ドンキで買った雷サージ機能付き円形タップが映え便利

カンフーには広く「訓練を積み重ねる」といった意味があります。「老師オグチの家電カンフー」は、ライターの小口覺が家電をネタに、角度を変えてさらに突き詰めて考えてみるコーナーです
ドン・キホーテ「情熱価格 耐雷円形タップ K602-WH」2,499円

電源タップは使用開始から3〜5年が交換の目安だそうです。皆さん、そんな頻度で買い替えているんでしょうか? 何なら10年、20年以上使われているご家庭もザラじゃないでしょうか。30年選手、40年選手もいそうです。ファッションに興味がなくなったおっさんのユニクロみたいなもんで、問題なければいつまでも使えますからね。

とはいえ、電源タップは経年で劣化し、電気火災の原因にもなり得るので、ユニクロのシャツぐらいには買い替えていきたいものです。

さて、出張先のドン・キホーテで見つけたのが、こちらの「耐雷円形タップ」。ドン・キホーテのプライベートブランド「情熱価格」の製品で、価格は2,499円。調べたところ、ドンキの公式サイトには載っていないので、店頭在庫だけなのかも。

製造メーカーは朝日電器(ELPA)で、ほぼ同一と思われる「WLS-R6332BUA(W)」が3,000円で販売されています。Amazonでも2,500円以上だったので、ドンキのこれが今のところ最安です。

おしゃれで利便性が高い円形デザイン。家電でも円形のデザインってほとんど見なくなりましたよね

耐雷円形タップは、名前の通り円形のデザイン。USB Type-Aは3ポートで合計3.4A(1ポート最大2.4A)。コンセントは6個口で、ごついACアダプターも干渉せずに差し込めます。

棒状のタップが主流になっている中、存在感があります。とくに会議室のテーブルなどでは、見た目と使い勝手の両面で満足できそうです。

プラグはすっきり配線しやすいL型で、ホコリなどによる火災を防ぐ「耐トラッキングカバー」付き(金属にかかっている黒い部分)。コード長は2m

これまた名前の通り、耐雷サージ機能を内蔵し、落雷による異常な高電圧から電子機器を保護してくれます。最近は、もうこの世の終わりかと思うぐらいに雷が落ちるじゃないですか。パソコンなど高価な製品が落雷で壊れると経済的にも地獄なので、必ず耐雷サージ対応のタップで使いたいものです。

繰り返しますが、電源タップは3〜5年が交換の目安だそうで、もったいないと思っても記憶に留めておいてください。電源タップを5年おきに買い替えられる。それが人間偉すぎもしない貧乏すぎもしない、ちょうどいい家電生活なんですよ。

赤いLEDが耐雷サージが機能している証。消えている場合はサージ低減効果がなくなっているので交換が推奨される。電源のオン/オフスイッチ、ブレーカー機能も内蔵
ACアダプターが干渉しにくい。差し込み口にはホコリやゴミの侵入を防ぐ扉が付いているので、床に置いて使用する場合でも安全性が高まる
裏面に交換目安の案内が
小口 覺

ライター・コラムニスト。SNSなどで自慢される家電製品を「ドヤ家電」と命名し、日経MJ発表の「2016年上期ヒット商品番付」前頭に選定された。現在は「意識低い系マーケティング」を提唱。新著「ちょいバカ戦略 −意識低い系マーケティングのすすめ−」(新潮新書)<Amazon.co.jp>