老師オグチの家電カンフー
ハンバーグは平面から球体へと進化! 格之進の「ハンバーグ焼き器」を試す
2022年8月3日 08:05
肉好き界隈では超有名な熟成肉専門店「格之進(かくのしん)」。その格之進が企画した球体のハンバーグ焼き器が、マクアケにて先行予約販売中です。なぜに球体なのか? 疑問が生じるなか、現物がわが家に届きましたので、試してみました。
格之進を経営する“肉おじさん”こと千葉祐士氏曰く、球体のハンバーグは ハンバーグ・イノベーション(HBI)4.0 だそうです。
HBI 1.0 が、これまで一般的な楕円形のハンバーグ。フライパンで焼く時に火の通りが良いのがメリットですが、肉汁が漏れ出たり、ムラになってしまうことが欠点だとか。
HBI 2.0 は、サイコロ状のハンバーグ。6面に皮膜を作ることで、肉汁を中に閉じ込めることができます。
HBI 3.0 は、サイコロ状の角も焼く14面焼き。
そして、理想の焼き方として編み出されたのが、球体焼きの HBI 4.0 というわけです。
焼き器本体とは別に冷凍で送られてきたのが、格之進の「薫格ハンバーグ」。これを使い、さっそく球体のハンバーグ、略して球体バーグを作ってみます。
1パック分が120gで、これを丸めて作るのが「シングルサイズ」、2パック分(240g)使えば「ダブルサイズ」の球体バーグとなります。
失敗にビビって、まずはシングルサイズから。タネを丸く成形し、予熱する前のプレートに乗せ、フタをしてスイッチを「HIGH」に。3分30秒加熱したら、180度ひっくり返してさらに3分。両面が焼けたらスイッチを「MID」に切り替えて、境目が下にくるように90度回転させて2分(ダブルサイズは約2分30秒)。これを4〜5回ほど繰り返すと均等に丸いハンバーグとなります。
ひっくり返す時に、大きめのシリコン製スプーンがあればハンバーグを傷つけずに済みます。たこ焼きと違って、加熱時にフタをするので、自分の手でじわじわ球体にする楽しみは減りますが、思ったほど難しくはありません。
ひっくり返す際、丸くしようとスプーンで押さえると、肉汁が外に漏れるようですが、プレートが球面なせいでしょうか、肉汁が再吸収されるのか、必要以上には肉汁が出ないようにも思えます。
レシピ通り作ると、ちゃんと中まで火が通っていて、中から肉汁がどばっと出てきました。そして燻製された肉は、いつも家で作るハンバーグとはまた違った味わいです。
そしていよいよ1個240gのダブルサイズに挑戦。倍の量なのでちゃんと中まで火が通るのか、ひっくり返す際に失敗しないか心配でしたが、心配は無用でした。むしろダブルサイズの方がプレートにしっかり接する分、作りやすいんですよ。
どうせ作るなら、ダブルサイズがおすすめ。大きいほど人の目を引きつける引力を感じて、テンションが高まります。小学生の頃、泥団子をどれだけでかくするかに情熱を傾けていましたが、ちょっとそれを思い出しました。同じ作るなら、泥団子よりハンバーグの方が家族に喜ばれてマルですね。
ちなみに来週の8月9日はハンバーグの日、そしてクラウドファンディングの募集は8月14日まで(製品の発送は9月末)。四角い格之進の、まーるいハンバーグを作ってみませんか?