老師オグチの家電カンフー
サイクロン掃除機のフィルター目詰まりはマスクで解決する!?
2022年3月16日 08:05
手持ちのサイクロン掃除機で、「フィルターお手入れ」のランプがやたら点灯するようになりました。フィルターを水洗いしても消えず、ゴミは吸っているようだけど、フィルターが詰まってるせいか、どこかの隙間から吹き飛んでいき、ダストカップには何も溜まらない。そんな症状です。
調べると交換用のフィルターは1,650円程度。取扱説明書にはフィルターの寿命については明記されておらず、丹念に洗えば使い続けられるのかもしれませんが、そこまでやる気にはならず。サイクロンなのに結局フィルターでゴミをキャッチするって、EVはCO2を排出しないのでエコと言いつつ、その電気が化石燃料で発電されているような話で、何か釈然としませんね。
フィルターが目詰まりしたなら、不織布のマスクを使えばいいじゃないの! と雑工作を始めてみました。
以下はメーカーの推奨しない使用方法となります。この記事を読んで行なった行為(改造など)によって、生じた損害は筆者および、家電 Watch編集部、メーカー、購入したショップもその責を負いません。筆者および家電 Watch編集部では、この記事についての個別のご質問・お問い合わせにお答えすることはできません。
まずはフィルターの構造をチェック。よく見るタイプのプリーツフィルターは、折りたたまれたポリプロピレン(PP)樹脂のフィルターが、プラの土台に貼り付けられています。カッターやハサミを使ってフィルターを切除。マスクをプリーツ状に貼り付ければ完璧ですが、面倒なのでかぶせるだけで無理やりダストカップに押し込みます。はみ出た部分をカットして、掃除機本体に装着。
いざ電源オン! 完全に吸引力が復活し、ゴミがダストカップに溜まっています。簡単すぎて拍子抜けしたほどです。毎日のように捨てるマスクが出るわけですし、もう全国民これでいいんじゃないの?
とはいえ、ちょびっとだけメーカーさんに申し訳ない気がして、結局フィルターも注文してしまいました。いわゆるひとつのライフハックとして、フィルターが入手できない、フィルターにお金使いたくない人はやってみてくださいな。