老師オグチの家電カンフー
エアーオーブンなら「カリカリベーコン」が簡単かつ最速で作れるぞ!
2020年10月21日 07:30
から揚げブームですね。「タピオカの次はから揚げだ、乗り遅れるな!」ということなのか、最寄り駅周辺もコンビニに迫る勢いで出店されています。タピオカ屋はタヒる(死ぬ)ことになっても、から揚げ屋の経営がカラ振りに終わらないと良いのですが……。
まぁ、おいしいですよね、から揚げ。とくに若い人は好きです。わが家には高校生の男子がいて、お弁当の定番でもあるので、週に5日ぐらいはから揚げです。ちょっと前、某Webメディアが、から揚げを「毒メシ」として紹介して炎上する事件がありました。その記事(マンガ)によると、から揚げは「体から栄養を奪い取り、毒を与え」「学力アップを妨げる」とか(根拠は不明です)。ちょうどその日の夕食が、ワタミのフランチャイズ「から揚げの天才」で買ってきたから揚げだったので、微妙な気持ちになりましたよ。ちなみに、息子の通う高校の偏差値は66ですが、から揚げのせいでしょうか。
さて、最近わが家のから揚げ作りに重宝している家電が、「レコルト エアーオーブン」です。熱風で調理する、いわゆるノンフライヤーというカテゴリーの製品で、油を使わないので揚げ物をヘルシーに調理でき、かつトンカツや天ぷらの温め直しも、サクッと仕上がります。レコルト エアーオーブンは、コンパクトでおしゃれなデザイン、そして税込で1万円しない価格が魅力。から揚げほどのブームじゃないかもしれませんが、かなり人気になっています。
エアーオーブンでから揚げを作ると、味付けのスパイスが油で流れないせいでしょうか、男子好みの濃い味に仕上がります。材料を入れたらほったらかしで調理が完了しますし、油を切る作業も必要なし。油で揚げるよりもはるかに楽だし、失敗もありません。
本題はここからです。レシピブックには普通載せないようなメニューをエアーオーブンで作ろうと考え、思いついたのはカリカリベーコンです。海外のホテルの朝食ブッフェで出てくる、ちょっと炭化していないか? ってぐらいに焼いた脂の抜けたベーコン。あれが大好きなんですが、日本のホテルでは見ませんね。フライパンを弱火にかけて、キッチンペーパーで溶け出た脂を吸収させていけば、自宅でも作れるのですが、まあまあ面倒くさい。エアーオーブンを使えば、簡単にカリカリベーコンが作れるんじゃない? と。
結論から言うと、楽勝でした。190℃設定で、予熱なしで10分ほどで、ほぼ完璧なカリカリベーコンになりました。通常のオーブンだと倍の20分はかかります。ベーコンの種類や好みによってこの時間は前後させてみてください。仕上がりが固すぎる場合は、細かく砕いてサラダに乗せるのも良いかと思います。
ベーコンなんて、から揚げ以上に「毒メシ」扱いされがちな食材ですが、脂肪分が抜けきったカリカリベーコンは、その見た目に反してヘルシーじゃないですかね。