老師オグチの家電カンフー
グリル&無水調理対応の大同「フュージョンクッカー」が日本初上陸!
2017年11月8日 08:00
自称・台湾家電マニアの小口でございます。
昨年、台湾の大手家電メーカー、大同(TATUNG)本社を訪問したのですが(その記事はこちら)、そこで見たマルチ調理家電「フュージョンクッカー」が、日本の家電量販店で販売されることになりました。台湾での名前は「複合料理無水鍋」。2016年4月の発売から、2万台近く売れたそうです。
日本での発売は11月10日。ヨドバシカメラ、ビックカメラ等といった量販店で取り扱われる予定です。クラシックスタイルの「電鍋」はネット通販で扱っていましたが、量販店での展開は同社初の試み。
「日本の電源(AC100V)に合わせて設計したほか、PSE、Sマークなども取得しています。台湾の電圧は110Vで、そのままでも使えなくはないですが、100V対応とすることで、余計な電力を使わずに済みます。レシピブックも日本人の料理習慣に合わせるため、日本の料理家にオリジナルレシピを作ってもらいました」(大同日本株式会社・簡智賢さん)
「フュージョンクッカー」最大の特徴は、調理に応じて2種類の鍋を入れ替えられること。肉や魚などを焼くには、底面が波形になったグリル鍋を、カレーなどの汁物では深鍋を使います。フタも機密性に優れた金属蓋と、中が見えるガラス蓋の2種類あり、金属蓋では無水調理が可能です。
台湾でも健康志向が高まっており、栄養素が損なわれにくい無水調理が人気だとか。実際に野菜とベーコン、鱈などを使った無水鍋を作ってもらいましたが、材料を入れて15分で完成。この、ほったらかし感は電気鍋ならでは。
操作部には、デジタルの液晶パネルを採用。ボタンで料理に応じたモードを選択します。調理モードは「加熱」「グリル」「煮込み」「ケーキ」の4つ。「加熱」と「グリル」は温度や時間を手動で設定できるモードで、「煮込み」と「ケーキ」はすべておまかせの自動モードです。
気になるお値段は、実勢価格25,000円前後。グリルとしても使えるので、ホットプレートと2つ揃えると考えると、かなりお得感があるのではないでしょうか。
これからの季節は、テーブルやコタツに置いて鍋やBBQを楽しむのにも良さげです。そう感想を述べたところ、「日本では、食卓で使うことが想定されるので、コード長も日本版は、1.2mから2.2mに伸ばしました」(簡さん)とのこと。なんという親切設計。
次は、たこ焼きプレートも付けましょう!