藤原千秋の使ってわかった! 便利家事アイテム

濡らして涼しい「冷感ポンチョ」日傘差せない時にいいかも
2026年8月24日 08:04
2026年、筆者の住む関東では予想外に6月が涼しく凌げてしまっていた。しかし同じ頃、遠く離れたフランスやスペインでは記録的な熱波となり、人々が苦しんでいる様子がSNS伝いにリアルタイムで聞こえてきて、暑い寒いとは別の意味で、他人事でなさすぎて、震えた。
私たちもここ数年、異常な暑さの夏を経験、耐えてきている。特に記憶の新しい2025年、6月にはすでに暑く、心底絶望したものだ。昨年の日記を開くと、「35℃」「暑い」「鬱」。7月に入ると「37℃」「38℃」「頭痛」。ページをめくるたび、暑さというより体調不良の記録だった。
昨年から今年にかけて、まだ寒さの残るうちに、わが家ではエアコンの買い替えなどに動いた。それでも買い足そうとした日傘の生産が追いつかずに数カ月待ちになるなど、やはり夏が近づくにつれいろいろの問題は生じるのだった。
そんな今年、導入したのが暑さ対策のニューフェイス「冷感ポンチョ」だ。
およそ数年前から世に現れている「冷感タオル」の類の仲間だろうとは思ったのだが、帽子付きでポンチョ化している点が新しい。というか、日傘は今や猛暑の太陽直下でのマストアイテムでありつつ、変に風が強かったり、人混みにいたり、暑いのに日傘を差せないシチュエーションというのがしばしば生じることが長らく気になっていた。
そのような環境下でもこのポンチョならいける。いけるのでは? まあ外してもさほど痛くない値段でもあるし、試さない手はない。
というわけで購入、さっそく水道水で濡らし、絞って被る。なるほど。要は、暑い日でも、濡れた水着でプールサイドに立ち、風に吹かれると「寒い」。あの、気化によって熱を奪われる感覚を再現するグッズだ。
生地にはある程度の厚みがあるため、水で濡らした直後は湿らせ具合の加減が少し難しい。ちょうど一度洗濯して軽く脱水した状態が、私にはもっとも使いやすく感じる。
そう、このように濡らしては乾かす布は、放っておくと臭いが出やすい。こまめに洗剤で洗濯することは意識して行ないたいところだ。
一方乾いている状態では熱こそ奪わないが、軽くかさばらないため、この夏の外出にはバッグへ1枚入れておこうと思っている。これだけでも紫外線対策にはなるので、出先には乾いたまま持ち込み、暑さを感じる都度最小限にペットボトル水などで濡らすという活用方法もある。
もちろん家庭内で、洗濯直後、ほどよく湿ったポンチョを羽織って涼しく過ごすのもありだ。エアコンなしでも気温、湿度によっては、本当に寒いくらいの体感を得ることができる。
しかし冷感タオル、冷感シーツ、冷感タオルケット、冷感下着……アイディアも技術も進歩している故にだろうが、このようなグッズが増えるのはありがたいことだ。それでも、暑さそのものが憎く、素直に歓迎しきれない気持ちも残る。
いささか憮然と、ポンチョを被って仕事をする。8月も終わろうとしている。




