藤原千秋の使ってわかった! 便利家事アイテム

夜用クイックルワイパーで「寝る前の床掃除」がルーティン化するかも
2026年9月8日 08:04
長年、住まいの掃除についてヒアリングをしていると、よく出合うパターンがある。
掃除を頑張る人ほど、掃除の行き届かなかった家で育ち、逆に掃除に無頓着な人ほど、いつも家がきれいだった……という印象を受けることが少なくない。もちろん法則ではない。ただ、大人になってする掃除は、多くの場合、実家での経験が礎になる。
専業主婦が多数派でなくなってから、もう20~30年が経つ。サザエさんのように平日の午前中に窓を開け放って、ハタキとホウキと雑巾で掃除する主婦の存在はまあまあ幻想だし、学校や会社に行っているほかの家族はその掃除風景を本当は見ていない。
では、私たちは何を手本に、何を模倣して掃除するのか。振り返ってみると、概ね自己流なのではないだろうか。
あるいはメディア伝いのイメージ学習、今ならショート動画の刷り込み学習あたりか。どちらにしろ、先祖代々口伝の掃除術など知らないまま大人になり、あれこれ無手勝流にやっているのが、現代の一般的な生活者の現場だろう。
令和の今は、昼間は仕事などをして過ごす。汚れた住まいの掃除の時間は、当然ながら早朝か夕方以降の夜、あるいは週末仕事となる。
でも夜は物音を立てづらい。窓を開けて掃除機をかけるのも気が引ける。
留守中にロボット掃除機を動かす家庭も増えたが、それでも気づいた汚れを夜更けに静かに片づけるとなれば、フローリングワイパー+使い捨てシートが最適解になる。
そんな状況で、花王による「夜そうじ」というライフスタイルの言語化には、心を打たれた。「夜に掃除をするため」のウエットシートが、花王「クイックルワイパー 立体吸着ウエットシート ストロング プレミアムリセット」だ。
しみ込んだ洗浄液の香りも、午前中のイメージの従来のパキッとしたものではない。ふんわり眠くなる「やすらぎ」のような、ラベンダーベースの香りづけがなされている。それが新しい。「掃除してから寝ようかな」なんて思わせる香りだ。
そもそも日中、人が過ごしていない寝室では、空気中から落ちてきたほこりが一日の終わりに溜まっている。それを拭いてから寝よう、という新しい習慣づけの提示。
ウエットシートは、従来の「立体吸着ウエットシート ストロング」シリーズのスペックそのままなので、油汚れにも煤煙にも効く。フローリングのみならず畳や壁(ビニールクロス)にも網戸にも使えて、風呂壁のカビ予防にも役立つ汎用性も備えている。夜遅くに周囲を気にせずに掃除ができる。つまり、「使う時間帯」を変えることで商品の価値を更新した商品なのだ。
もしかすると、今どきの子供は、夜に母親や父親が掃除をしてから寝ていた、という記憶を持って大人になっていくのかもしれない。実際に現代の生活で、夜に床掃除をするという提案は想像以上にしっくりきてしまった。
これは、存外、定着してしまうライフスタイルなのかもしれない。



