藤原千秋の使ってわかった! 便利家事アイテム
さすがの業務用消臭力! トイレのニオイを劇的に解消したエステー「サニティー」
2020年9月30日 08:00
小・中・高校生である筆者の娘たちの通う学校のトイレは、いま100%洋式化している。汚れやすく常にべとべとした和式トイレで幼稚園から高校までを終えた昭和生まれの筆者にとっては、「さすが21世紀……!」としみじみ感じ入るところである。
それなのにそのトイレが、やはりクサいし、ニオうのだと娘たちは嘆く。「あの」和式よりはるかに綺麗に使えるはずなのに、女子トイレには立って小用をして床に飛ばす男性も入らないのに。謎だが、所詮トイレはトイレだということか。およそ利用者の多さと掃除の深さのバランスが悪いのだろうと推測してはいる。
さて、ニオイに敏感な子どもたちを作ってしまった筆者の家庭のトイレ掃除というのは、実際いささか神経質なのかもしれない。可能な限りの無香空間、住みたいトイレであることを目指している。
しかし、そんな自分が構えた仕事場ビルの共用トイレというものが、掃除は行き届いているものの、どうしても築年数ゆえのニオイに満ちていて耐え難く、数分ですら滞在したくないのでしばらく非常に困っていた。
そんな折、出先のトイレで発見したのが今回紹介する「サニティー 業務用消臭剤」であった。そのトイレの古さと掃除具合など、筆者の仕事場と非常に似通っているのに、不思議と空気が臭くないので、キョロキョロしていたら見つけた。
それは便器の後ろにひっそりと、しかしでっかく鎮座していた。商品名を控えて調べ、すぐに真似してネットで買った。
だが届いたものが重くてビックリした。なんと重さ1.7キロ。通常のトイレ用消臭ビーズのほとんどが手乗りサイズなのと比べると、まるで熊のようだ。さすが業務用と銘打ってあるだけのことはある。変に感心する。
そうして、おそるおそる仕事場共用トイレの便器裏に、そうっと設置したのだけど、間もなく、もう劇的に「臭くない!」のである!
なんで早くこれに出会えなかったのか……。不可思議なのはこのトイレを使う誰にも変化を指摘されないことで、しかしそれはまあいいことなのだろう。「森林の香り」もパッケージを開けた瞬間こそ強く感じられたものの、ニオイと拮抗してなのか、さして感じられない。非常に快適だ。
願わくばこういうのを、学校のトイレなどにも導入してもらえないものか……。一度置いたら半年置きっ放しでいいという、大きさゆえの大らかさも学校向きだと思うのだが。