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切れ味の良さに驚いた! 貝印の高級な爪切り

家電 Watchの書き手の皆さんと編集部が「よかった」と思えたものやサービスなどを、ゆるめに紹介するコーナーです。日々のちょっとした気づきなども共有します
AUGER ツメキリM Revolver「HC2301」

貝印といえば、国内有数の刃物メーカー。日本刀の名匠である「関孫六」の名を冠した、刃物ブランドを擁しているのも貝印だし、国内のホテルや旅館に置いてある、貝印製のT字カミソリをそれとは知らずに使っている人も多いかもしれない。そんな貝印からは、様々な「爪切り」がラインナップされている。

今回は、その中から「AUGER(オーガー) ツメキリM Revolver HC2301」を使ってみた。価格は3,300円と、爪切りとしては高級モデルといえるだろうし、切れ味の良さに驚いた。

とても良い切れ味

レバー部分をくるりと回転させてから使う、「旋回式レバー」といわれる設計を採用している。そのため、箱から出した本体は、少し平べったい印象で、同社によればこの旋回式レバーにより「従来のツメキリと比べて刃のすぐ近くを押すため、力が伝わりやすく、硬い爪でも力をかけずに切れる」としている。正直、その部分の他モデルに対してのメリットはよくわからないが、爪が硬い人ほど、利点を感じられるはずだ。

使う際にはレバーをくるりと310度くらい回転させる
写真が斜めなので正確ではないけれど、奥の一般的な爪切りよりも、テコで押すところ(作用点)と刃の位置が近い。そのため、硬い爪でもサクッと切れるとする

使い始めた頃は、正直、テコを押す感覚がこれまでと異なるため、少し戸惑った。だが、それほど大きな問題でもないので、そのまま使い続けると、すぐに慣れた。

まだ使い始めて1年も経っていないためか、もしくはステンレス刃物鋼だからか、前述した旋回式レバーのおかげなのか、切り心地はすこぶる良い。例えば、他の爪切りでは、爪を切るたびに「カチッ! カチッ!」と、盛大に音が立つ。硬い爪を切るのだから当然だと思っていたが、「AUGER」を使うと、「サクッ……サクッ……」とか「シュッ……シュッ……」というような感覚だ。

例えば、他の爪切り(筆者の場合はたまたま貝印製)で爪を切ると、切った爪が、カバーがあるにもかかわらず、勢いよく飛び出すことがある。「AUGER」では、今のところ、飛び出てきたことがない。これも、切れ味が良い証左だろう。

ステンレス刃物鋼を採用
切れ味はとても良い

筆者は爪を切った後に、めったに爪を研磨したりしないが、「AUGER」についているヤスリで磨いてみた。ヤスリは粗いためか、よく削れる。このあたりの良し悪しは、好みによるだろう。

ヤスリ部分は狭い
使い始めると、ヤスリが狭い点は気にならない

「AUGER」の爪切りを使ってみて、やはり高級品は違うなと感じている。また、もし爪が割れやすいなどの悩みがある人は、爪切りを見直してみることをおすすめしたい。

河原塚 英信