フランスほのぼの暮らし

フランスママに学ぶ、ママになっても「女性らしさ&自分らしさ」保つ方法

フランスママは「デブでもセクシーな下着を着る」と前回お伝えしましたが、彼女たちの女性らしさは生涯現役。今回は、フランスママたちが「女性らしさと自分らしさを保つ方法」をご紹介します。どんなに年齢を重ねても衰え知らずで、常ににじみ出る「女性らしさ」はどこから来るのでしょうか。

 

子どもを産んでも、母ではなく「女性」でいる

日本のママからすると、「何バカなこと言ってるんだ!」と思われるかも知れませんが、フランスママは子どもを産んだからといって、夫そっちのけで、子どものために「ママ」に変身することはありません。フランスママからすると、女性の延長線上にママがあるといった感じで、子どもを産んでも出産前と変わらず、頭の先からつま先まで抜かりなく磨き上げています。髪の毛をひっつめて、家事や子育てに集中し過ぎることもなく、週末は子どもを預けて夫婦でデートを楽しんでいるのです。

 

「ネイルアート」「アイメイク」「香水」は欠かさない

フランスママは、乳飲み子がいようと、まだオムツが外れていない、チョロチョロと動き回る幼児がいようと、ネイルケアとアイメイク、自分の存在をアピールする香水は絶対に欠かしません。マニキュアを塗る塗らないは人それぞれですが、爪の長さや形を整えてピカピカに仕上げています。さらに起床と同時に、アイラインをバッチリ引いて、マスカラもしっかり塗りたくって目力ばっちり。極めつけは、女っぷりを上げてくれる愛用の香水を軽く付けて、香りで相手を惹き付けています。

 

胸元は「大きく開いて」女性らしさをアピール

日本人ママからすれば、胸の谷間がハッキリ見える洋服なんて「ママが着る洋服ではない」という感覚があるでしょうが、フランスママは胸元がガッツリ開いた洋服を好んで着ます。デコルテや胸元を出すことで、女性らしさを強調するのです。たとえ抱っこ年齢の子どもがいてもお構いなし。子どもが引っ張ることなど気にせず、首には細いチェーンやペンダントを付けて、女性らしいファッションを楽しみます。

 

「セクシーな下着」を欠かさない

たとえ見せないにしろ、見えないにしろ、フランスママが下着に手を抜くことなどあり得ません。通気性の良い綿100%のパンツなんて子どもが履くものであって、大人の女性が履くものではないのです。フランスでは、夫や恋人がパートナーへ「自分好みのセクシーな下着」を贈る習慣もあるんですよ。「下着に気を配ると、自然に女性らしさを演出できる」というのがフランスママのモットー。だからフランスの女性たちは、年齢に関係なく、常にセクシーな下着を身に付けているのです。

 

常に「自分が思うように」行動する

フランスママは、自分のセンスや意見など「自分らしさ」をとても大切にします。だから、ママ友とお揃いの物を持ったり、同じ洋服を着たりすることはありません。さらに、好き嫌いがかなりはっきりしているので、物事に対して意見を言い合うことも大好きです。はたから見ていると、ケンカしているのかと思うぐらい激しい討論することもありますが、フランスママにとってはこれが普通。相手にどう思われようが、言いたいことはハッキリと口に出すことが、自分らしさを保つ秘訣なのです。

 

子どもと家に閉じこもらず「外でアクティブに」過ごす

もう1つ、自分らしさを保つために必要なのが、フランスママの「アクティブさ」です。新生児がいようが、赤ちゃんを連れて出掛けることは日常茶飯事。友だちの家やカフェ、ショッピング、美術館や博物館、各種イベントなど、自分の興味のある場所へどんどん出掛けて遊び放題です。ここは、日本人ママには真似できないかもしれませんね。また、ママ友とお出掛けするよりも、大人1人で子どもと一緒にお出かけするのがフランスママ流です。このアクティブさのおかげで、自分らしくいられるとも言えます。

 

夫婦と言えども恋愛感覚

フランスでは、離婚の手続きが大変なために事実婚も多く、お互いの信頼関係がなくなればパートナー関係を簡単に解消してしまいます。そんなお国柄なので、フランスママは「自分に魅力がなくなると、パートナーが違う女性に心移りしてしまう」という危機感が常にあるのです。ですから、自分自身を高めたり、パートナーに対して女性らしさをアピールするといった努力を惜しみません。子どもがいても、相手に飽きたら簡単に関係が終了してしまう実例をたくさん見てきたことが、いつまでも自分らしく、魅力的な女性でいたいと思わせる原動力なのかもしれません。フランスの結婚事情を紹介した記事もありますので、よろしければ読んでみてください。

 

 

 

クレモンママ

在仏20年、田舎暮らしを満喫中の小・中・高校生の4児の母。趣味はお花を育てること&散歩。人生は楽しく生きたいタイプ。