フランスほのぼの暮らし
フランスママに学ぶ「痩せ願望ゼロ!」夏前でもダイエットナシの理由
2017年 6月 26日 06:30
薄着になる夏が来る前に、ダイエットに精を出す女性は多いですよね。今回は、夏前だからって痩せようなんて思わない、フランスママたちの「ダイエット無縁スタイル」をご紹介します。フランスでは、太っている方が人気で、痩せていると良くない印象で見られてしまうのです。
痩せている女性は、貧困の象徴
フランスでは「デブが人気」というわけではありませんが、あまりにも痩せている女性は「食事やお金に困っている」とか「不健康そう」という印象を与えます。そのためフランス女性は、野菜しか食べないといった無理なダイエットで痩せようと思うことがありません。日本では、産後でも細い女性が憧れの的になりますが、フランスでは、子どもを産んだら太って当然と考えるので、「子持ちデブ」は肝っ玉母ちゃんとして、男女問わず人気があります。
フランスではスキンシップが多いので、痩せよりデブが人気
フランス人はスキンシップが多く、毎日子どもや夫とベタベタします。ガッツリ抱き合うことも多いので、感触的に骨ばっているよりも、ポッチャリ系の方が人気です。男性陣も、自分の妻やママが太っていても気にしません。フランスでは、体型を周囲と比べることがないので、「太った」とか「痩せたら?」などと言われることもなければ、周囲から「太っている」ことで笑われることもないのです。
フランスでは、デブでもセクシーな服を着る
日本女性は、年齢にふさわしい服装をしますが、フランスママは自分が着たい服を着ます。どんなに巨大なママでも、自分のボディラインが隠れるような服は、死んでも着ません。「太っているからオシャレができない」なんて思わないのも、ラテン系民族のフランスママならでは。日本と違って服のサイズ展開も多く、着られる洋服が限定されることもないので、巨大なママでも、ボディラインを強調するような薄手の素材で、体にピッタリするセクシーな服を好みます。
フランスママは、太ることに恐怖心がない
日本ではあり得ませんが、フランスでは妊娠から出産までに15~25kgも太る妊婦がゴロゴロいます。産後に痩せるかと言えば、蓄えた脂肪を大切にキープしていて、特に痩せようと思わないのが特徴です。痩せようと努力する人でも、必死にジム通いしてダイエットする人は少なく、せいぜい軽くジョギング程度です。痩せても太っても、「私」の内面に変化はないので、ダイエットにはこだわりがないのです。
フランス人女性は、他人の体型に興味ナシ
そんなわけで、フランスママは見事なぐらいに、他人の体型に興味がありません。痩せていても太っていても、自分に関係ないので、ママ友同士で陰口やお茶会のネタにすることもありません。痩せたときに「痩せた?」と聞くことはあっても、太ったときに「太った?」とか「ダイエットしたら?」なんて余計なことを言う人もいません。デブなママ友と一緒にいると恥ずかしいという概念もないので、他人の体型に対して、とてもさっぱりしています。
フランスママは、体重も気にしない
とは言うものの、薄着になる季節になると「ダイエットしようかな?」というフランスママも稀にはいます。ですが痩せる方法も、ボディラインを引き締めるストレッチや、水泳、ウォーキングがメインで、体重は気にしません。庭のある家に住んでいる人は、インゲン豆やトマト、ズッキーニ、キュウリなどの夏野菜を大量に作っているので、毎日の食事が野菜中心になり、結果的に野菜が収穫できる間だけ痩せるという人もいるんですよ。
健康のために痩せるのはアリ
他人からの見た目や、自分のオシャレのために痩せようとは思わないフランスママも、健康診断や体調不良で医者へ行ったときに、医師から健康のために痩せるように言われると、頑張るママもいます。一般的に多いダイエットには、鶏ササミとインゲン豆だけを食べるものや、食事の前に飲み物へアガアガ(日本でいう「アガー」、海藻由来の凝固剤)を混ぜて満腹感を出すことで食事量を減らすもの、有酸素運動などがあります。