フランスほのぼの暮らし
フランスママに学ぶ、子どもを「お掃除好きに育てる」方法
2017年 6月 12日 07:30
フランスママは、お掃除好きな人が多く、子どもと一緒に掃除を楽しむこともしばしば。今回はそんなフランスママの、お掃除好きな子どもを育てるテクニックをご紹介します。小さいうちから、楽しく掃除ができると、ママになって子どもが生まれても掃除ができなくて困ることがありません。
フランスママは、掃除が大好き
「日本人は世界でいちばんきれい好き」なんて言われますが、家の中を徹底的にきれいに保つフランスママには勝てないかもしれません。たとえ、産まれたばかりの子どもがいても、料理の手抜きはするのに、掃除を怠ることはありません。赤ちゃんが寝ている間や、子どものお昼寝中はもちろん、子どもをベビーサークルへ入れて安全を確保し、お掃除に励みます。ママの姿が見える所にベビーサークルを置けば、子どもも不安がることなく一人遊びを楽しめますね。子育て中のイライラも、お掃除と一緒にスッキリ!お掃除でストレス解消するのがフランスママなんです。
ママの掃除中だけ、テレビやDVDが見られる家庭も
ママが掃除の最中は、子どもが喜ぶアニメ番組やDVDなど、そのときだけ特別に見せている家庭が多くあります。子どもはおとなしくアニメの世界に浸っていることが多く、お気に入りのDVDを何度も繰り返し見ている子もいるぐらいです。掃除の邪魔をしないばかりか、存在感すら感じないほど没頭してくれるので、ママは思う存分に掃除に専念できるのです。小さな子どもがいても掃除に苦労することがありません。
子どものいる家に、オモチャが散乱するのは当たり前
フランスママは、小さな子どもの誤飲の危険があるものや、泥棒に持って行かれたくないものは、目に付かない場所へしまい込んでしまうので、家の中の見た目はスッキリしていて清潔感があります。そんな家の中に、子どものオモチャが散らばっていても気にしないのは、日本人と違うところかもしれません。子どものオモチャが部屋にあっても、子どもが小さいときだけのことですし、散らかっているとは思っていないのです。
フランスでは、子どもの「遊び」に掃除を取り入れる
フランスは働くママが多いので、小さいころから子どもが家事の戦力になるように、掃除や家事を「遊び」として取り入れるのが上手です。洗濯ものを畳むときも、子どもと遊びながら畳み方を教えて、手伝ってくれるように仕向けます。フランスの学校には、日本のような「掃除の時間」がないので、掃除や片付けは家庭で教えるもの。ママたちは工夫しながら子どもたちに掃除や片付けのやり方を伝授します。
オモチャの家電で、子どももお掃除、お洗濯
フランスのオモチャは、本物そっくりのミニ掃除機や、実際に洗剤や水を入れて本当に洗濯ができるミニ洗濯機、アイロンセットなど、子どもがママの真似をしたくなるような、たくさんのオモチャ家電があります。ママが掃除機をかけるとき、子どもはミニ掃除機で自分のお部屋をお掃除したりするんですよ。
台所の片づけと一緒に、ままごとセットもお片付け!
フランスママは普段から、日本の年末大掃除のごとく、頻繁に換気扇の掃除やガス台磨き、窓掃除などをします。夜、子どもが寝てからするママもいますが、子どもが起きている日中にする場合は、子どもにも使い捨てのお掃除シートを渡して、おままごとのキッチンセットや、台所の家具を磨いてもらいます。意外に子どもが熱中するので、ママはその間に自分のお掃除をするんですよ。
まとめ
フランスママは、日常的に窓も磨いてピカピカにしています。日本のママのように、子どもを頻繁に公園に連れて行ったりしない代わりに、家族で一緒に家の中を磨き上げることに生きがいを感じています。子どもの手の届く高さの窓は、子どもに磨かせて、高い位置や仕上げはママがします。ママと子どもが、窓の内側と外側で顔を見合わせて、遊びながら磨くと子どものテンションもアップするので、掃除がしやすくなるのです。この習慣のおかげで、子どもは少し大きくなると1人で窓掃除ができるようになるので、ママはラクちんです。