e-bike日々徒然

バイクやクルマもサイコーだけど、やっぱりe-bikeは楽しい乗り物

たまに、e-bikeを買おうか原付(原動機付自転車)を買おうか迷っている人がいたりします。また「e-bikeに30万出すなら原付買うだろ普通」みたいに言う人もいます。

なんとなく気持ちはわかりますが、でもe-bikeと原付はまったく別の乗り物なんですよね。スポーツ走行向け電動アシスト“自転車”と、原動機付“自転車”で、一応は自転車というカテゴリーではあるものの、比べてもあまり意味がない完全なる別物だと思います。

前述のように迷ったり比較したりするのは、きっと「足に使いたい」という観点なんでしょう。結局、どの足を選んだのでしょう?

筆者は乗り物が好きで、けっこういろいろな車両を楽しんでいます。けれど「足」として常用するのはクルマ。雨でも風でも真夏でも真冬でも快適だし、荷物もたくさん積めるし、長距離移動でもさほど疲れない。足としてのクルマは非常にイイ。それにクルマは運転していて楽しい。クルマ、サイコーです。

でも、ほかの乗り物もサイコーです。筆者の場合はクルマ以外はあまり足として捉えていませんが、例えば原付。気軽に乗れて、運転も楽しくて、少ない燃料で遠くに行けて、多角的に楽しい。頑張って走ってくれているようなカワイイ感じもいい。天気の良い日に原付で近場をプチツーリングするのなんてサイコーです。

原付で近場の茶畑地帯をプチツーリングするの図。とても身近な楽しい乗り物だと感じています

でも原付って、ちょっと弱点が。特定の交差点で二段階右折しないといけないとか。高速道路にも乗れないですね。

排気量125㏄超のモーターサイクルだと、二段階右折をしなくていいし、高速道路を走ることもできます。そのクラスになると、原付とはまた別の乗り物という感覚。十分なパワーを緊張感とともに扱い、スポーティーに走る楽しさがあります。

400ccクラスのモーターサイクルで遠出するの図。ワインディングロードをスポーティーに走るのが楽しいです

そういえば、以前にヤマハ「TRICITY300」という3輪スクーターで走りましたが、いろいろと衝撃を受けました。300ccのスクーターで、乗る前は「250ccとかのビッグスクーターっぽい感じだろう」と予想していたんですが、まったく違う!

ヤマハの3輪スクーター「TRICITY300」。二輪車やスクーターのイメージを抱いていましたが、乗ってみたら「これはモーターサイクルの新カテゴリーだ!」と驚きました。レビュー記事も書いていますのでゼヒ

原付も、400ccのモーターサイクルも、300ccの3輪スクーターも、みんないわゆる「オートバイ」ってカテゴリー。ですが、乗ってみるとぜ~んぜん違う。別の乗り物だと感じられます。

たぶんこれは、筆者がこれら車両を「足」として捉えていないからなんでしょうね。「走ればどれでもいい」ではなく「この車両で走って楽しむ」という見方。

足として考えるなら、安いほうがいいし、便利なほうがいいし、快適だったらもっといい。楽しいかどうかは、あまり優先順位が高くない要素になります。まあ、どう捉えるかは人それぞれですよね。

ところで、e-bike。筆者の場合、e-bikeは“とりわけ楽しめる乗り物”として捉えています。モーターサイクルのような距離は走れませんが、いろいろな道を自由にラクに楽しめて、オイシイ要素をたくさん味わえる乗り物だと思います。

e-bikeは自転車ですので、クルマやモーターサイクルよりも走れる道のバリエーションが豊富です。法律的に許可された歩道を走ることができますし、一方通行や車両進入禁止でも「自転車を除く」という補助標識があれは通ることができます
自転車の走行が禁止されていないなら、公園の遊歩道などを走ることもできます
e-bikeなら急坂が含まれるサイクリングロードやトレイルでもラクに楽しく走ることができます。人力の自転車だと「えーっ、この道を上がっていくの?」と遠慮したくなるところでも、e-bikeなら楽しめるというわけです
スタパ齋藤