e-bike日々徒然

クラファンでもe-bikeが続々と登場中。でも購入前にアフターサービスも考慮して検討しよう

イメージ(Photo:PIXTA)

ますます注目を集めるe-bike。最近では、クラウドファンディングでも注目を集めるe-bikeや電動アシスト自転車が多数登場しています。市場が盛り上がるのは非常に喜ばしいことですが、メーカーには販売後のユーザーへのアフターサービス(メンテナンスやトラブル対応など)も事前にしっかり準備してから発売してほしいと感じています。

メーカー保証が用意されているケースも多いですが、購入後の対応を確認すると、「アフターサービスも手厚くしてほしいな」と感じるケースがあります。自分である程度メンテナンスできるサイクリストなら話は別ですが、e-bikeで自転車生活を始める人や生活必需品として購入する初心者ユーザーは、何かトラブルがあっても自力で対応できないでしょう。交換用の新しいパーツが送られても、うまく交換できないでしょうし不安でしょう。

ドライブユニットやバッテリー付近に何かしら違和感を感じたとしても、近所のサイクルショップに持ち込んでも断られるだろうケースは想像がつきます。そもそもe-bikeを取り扱っていないショップも多いですし、取り扱っているドライブユニットのメーカーによっても左右されます。

例えば、メーカーへ送付すればメンテナンスや修理対応が可能だったとしても、車体が重いe-bikeをダンボールに梱包して発送するだけでもかなりの労力になります。我々もダンボール箱で車体が到着するケースが多いですが、何度経験しても、取り出す/梱包するだけでも大変です。大きなダンボールを保管するスペースの問題も出てくるでしょう。また、遠方であれば発送・到着までに日数もかかります。通常の自転車のように近所のショップに持ち込むよりも、遥かに労力がかかります。そして、メーカー保証期間が終わってしまえば、送料も自己負担になるケースがほとんどでしょう。

これはクラウドファンディングに限った話ではないですが、ネット通販でe-bikeや電動アシスト自転車などを購入すると、“自分で完成車状態にする”という作業が発生するケースも多いです。組み立てる際も初心者なら、ペダルやボルトをどれほどの強さで締めたらいいのか、ハンドル位置は正しいのか? など悩むこともあるはずです。何かしらの初期不良があった場合にも気づきにくいでしょうし、ショップで受け取る際には、プロが組み立てた状態でしっかり全体をチェックしてもらえるのは安心です。

現在は何でもネットで気軽に購入できる時代ですが、自転車に関しては「購入後のサポート体制」は非常に重要なポイントであることは間違いないです。魅力的なモデルであったとしても、自宅付近でメンテナンスやトラブル対応可能なのかは、事前にしっかり確認・検討してもらえればと思っています。電気を使うデリケートな乗り物であるe-bikeは、ショップのプロたちも講習などを受けて取り扱っていますので、乗り続けるための「安心感」も非常に大きなポイントです。もちろん、メーカーはきちんと対応すると思いますが、そのサポート体制が手厚いほど、より迅速な対応で乗れない時間やコストも減る可能性が高くなりますので。

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