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家電製品協会が家電から出る電磁波の測定結果を公表
(2014/3/31 17:16)
一般財団法人 家電製品協会は、家電製品から発生する電磁波の測定を行ない、結果を公表した。
これは、国際非電離放射能防護委員会(ICNIRP)が2010年に公開したガイドラインに即して計測されたもの。現在販売されている家電製品が発している電磁波を測定し、ICNIRPのガイドラインに対する比率(%)で表示している。
計測された家電製品は、日本国内で販売されているもので、IH炊飯器、ルームエアコン、LED電球など29品目に及ぶ。白物家電が中心だが、液晶テレビやブルーレイレコーダーなどのAV機器も一部含まれている。
公表された結果のグラフを見ると、すべての製品がガイドラインをクリアした。さらに、ほとんどの製品の測定結果は、ガイドラインに対して10%以下となっている。
測定値が比較的高い品目と、ガイドラインに対する測定値の比率は、電気マッサージ器(手持ち型)が60%台、電動歯ブラシが40%台、温水洗浄便座が10%台となっている。これら3製品は、人体に接して使用されるため、測定も密着した状態で行なわれていることも影響していると思われる。
家電製品協会は、「本測定調査報告が電磁界エネルギー理容と生活の調和のための情報としてお役に立てば幸いである」という言葉で報告書を締めくくっている。