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バルミューダ、ギターの音色で操作が楽しくなる「BALMUDA The Range」
2017年9月6日 16:56
バルミューダは、操作時にギターの音色が鳴るオーブンレンジ「BALMUDA The Range」を11月下旬~12月上旬より販売する。本体カラーにより価格は異なり、ブラック・ホワイトが43,500円、ステンレスが54,500円(いずれも税抜)。本日よりバルミューダオンラインストアで予約受付を開始するほか、主要な家電量販店や百貨店でも順次予約を開始する。
電子レンジとオーブンの機能を搭載した庫内容量18Lのシンプルなオーブンレンジ。「楽しい気持ちにしてくれる」操作感が特徴で、本体のダイヤルやレバーを回すとギターの音色が鳴る。
プレゼンテーションを行なった代表取締役社長の寺尾 玄氏は、この仕様について「朝のキッチンの殺伐とした感じ、なんとかならないか、楽しくならないかという思いがきっかけ。この製品、我が家でも使っているが、音楽が鳴っていることで、こころなしか、妻の顔がいつもより怒っていないようにみえた」と語る。
なお、音量は3段階で調節でき、デジタル音に変えることも可能。
バルミューダはこれまで、キッチン家電シリーズとしてトースター「BALMUDA The Toaster」、電気ケトル「BALMUDA The Pot」、炊飯器「BALMUDA The Gohan」の3製品を発売しており、今回の「BALMUDA The Range」で4製品目となる。電子レンジの開発には以前から取り組んできたというが、機能がシンプルでデザインが良い物を目指したという。
「量販店で電子レンジコーナーを見たら、ワインレッドのカラーしかなかった、あの色は家のキッチンにあわない。またボタンが多すぎて操作も覚えられない。操作の複雑さ、おしゃれじゃないかんじ、これは問題だと、開発チームに急いで電子レンジを作るようにと命じた」
本体の運転モードは5種類で、「自動あたため」「手動あたため」「飲み物」「冷凍ごはん」「解凍」。各モードを選択すると、ディスプレイに表示される。電子レンジの出力は1,270Wで、手動では100W/500W/600W/800Wで切り替え可能。オーブンは、40℃の発酵モードのほか、100~250℃の間で10℃単位で調整可能。オーブン調理用に深さ約4cmの深皿が付属する。
本体サイズは450×362×330mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約12kg。
寺尾社長は、自社のモノ造りについて以下の様に語った。
「我々は、モノより体験という仮説を立てて、モノを売っている会社。例えば、私だって、25,000円のトースターいりますかと聞かれたらいらないと即答するが、世界一おいしいトースト食べたいですかと聞かれたら食べたいと答える。こういったコンセプトは正解だった。2015年にトースターを発売してから、バルミューダの製品が、お客様に選んでいただける機会が多くなり、売上も順調に伸びている。キッチンは家のなかでどこよりもクリエイティブな場所。キッチンを少しでも楽しく、テーブルを嬉しくというのが、我々のキッチン家電シリーズのコンセプト」
なお、バルミューダは、9月7日〜12日の期間限定で、代官山T-SITE GARDEN GALLERY内に、ポップアップストア「BALMUDA The Kitchen」をオープンする。入場は無料。同社のキッチンシリーズを、世界観とともに紹介し、体験できるポップアップストア。製品の常設体験コーナーとともに、イベントやワークショップを開催する。