やじうまミニレビュー
氷山から水が噴き出る! 超ヒエヒエの流しそうめん
by 石井 和美(2014/6/24 07:00)
暑くなると、冷えたそうめんはおいしい。子供達も大好きで、我が家でも夏場は出番が多くなる。
そろそろそうめんを作ろうかと思っていたところ、娘が雑誌「コロコロコミック」で紹介されていた「超ヒエヒエ 北極流しそうめん」を試してみたいという。大人から見ると、ちょっとバカバカしい気もしたが、“氷山から噴水が出る”というところに惹かれたので、試してみることにした。
メーカー | タカラトミーアーツ |
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製品名 | 超ヒエヒエ 北極流しそうめん |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 6,500円 |
超ヒエヒエ 北極流しそうめんは、おもちゃメーカーのタカラトミーアーツの製品で、子供と一緒に楽しむ目的で販売されているクッキングトイだ。
セット内容は大小の噴水と噴水台座、本体、水路、直径40cmほどの北極プール、製氷器などが含まれ、組み立てて使用する。組み立てといっても、順番に置いていくだけなので簡単だ。
電源には、別売りのアルカリ単二形乾電池4本を使用する。水が入るのを防ぐため、電池のフタはドライバーでしっかり閉める。
超ヒエヒエシステム「HYPER HIEHIE SYSTEM」が新しい
この製品の特徴は、ただそうめんを流すだけでなく、プール内の水を吸い上げ、氷山から冷たい水が噴き出ることだ。氷山から流れおちた水がプールに戻り、循環することで、ヒエヒエの流しそうめんができるのだ。この「超ヒエヒエシステム HYPER HIEHIE SYSTEM」が今までにはない斬新な機構だ。
はじめる前に、事前の準備が必要だ。氷山製氷器とアラカルト製氷器に水を注ぎ、冷凍庫で凍らせておく。これで氷山1個、シロクマ2個、ペンギン2個、流氷3個ができる。
水もペットボトルなどを利用して、4.5Lほど冷蔵庫で冷やしておく。常温の水道水では流氷ヒエヒエシステムを使用しても、冷たくはならない。そこで我が家では、流水プールに水と氷を入れて、氷が溶けて冷えた水ができた頃に本体と噴水をセットした。
あとはそうめんを茹で、薬味を置き、箸などを用意したら、最後に凍らせておいた氷山などを取り出し、噴水のてっぺんに氷山を乗せ、あとのシロクマやペンギンは好きな場所に置く。彩りと栄養のために、水菜とプチトマトも一緒に置いておいた。
準備が終わったら、噴水ボタンを押す。「ゴゴ~」という音のあと、上から水が噴き出す。大人が見るとバカバカしく見えるのだが、このシステムは小学生の子供達に大ウケ。2人ともゲラゲラ大笑いだった。
いつもよりたくさん食べてしまうので、大目に準備を
流水ボタンを押すと、北極プールの水が回りだす。一度に北極プールに入れられるそうめんは1束~1.5束で、そうめんがぐるぐると回転を始めた。
ぐるぐる回るそうめんも取り合いだ。競うように回るそうめんをキャッチし、たくさん麺を食べてしまった。実際に食べてみると、そうめんがよく冷えていてとてもおいしい。
1回目はいつもの量で出したのだが「足りない」と文句を言われたので、2回目は1.5倍用意しておいた。それでもペロリ。いつもはそんなに食べないのに、大喜びで食べてしまうので、流水そうめんをするときは、多めに準備している。
後片付けはサッとスポンジで水洗いするだけだ。パーツが多いので少々面倒だが、脂汚れはないので簡単だ。本体はスイッチや電池部を避け、網目部分だけを洗うようにする。
準備する大人は段取りが必要だが、子供は夢中
この製品は氷を使うので、下準備が肝心だ。準備を完璧にした状態で、最後に氷を出したほうがスムーズに楽しめる。なお、氷山やその他の氷はすぐに溶けるので、あらかじめジップロックやラップに包み、複数作り置きしておくとよいだろう。
流水だけなら特に問題はないが、噴水をすると水がはねるので注意が必要だ。とはいえ、取扱説明書ではあらかじめビニールシートなどを机に敷いておくことを推奨しているが、我が家ではふきんでこまめにふき取っていたので、それほど気にはならなかった。
セットする大人は色々と段取りが必要となり、それなりに手がかかるが、子どもは夢中になり、とても楽しんでいる。喜んでいつもよりたくさん食べるので、猛暑日など、子供達の食欲が落ちたときにも活躍するだろう。