やじうまミニレビュー

氷山から水が噴き出る! 超ヒエヒエの流しそうめん

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
タカラトミーアーツ「超ヒエヒエ 北極流しそうめん」

 暑くなると、冷えたそうめんはおいしい。子供達も大好きで、我が家でも夏場は出番が多くなる。

 そろそろそうめんを作ろうかと思っていたところ、娘が雑誌「コロコロコミック」で紹介されていた「超ヒエヒエ 北極流しそうめん」を試してみたいという。大人から見ると、ちょっとバカバカしい気もしたが、“氷山から噴水が出る”というところに惹かれたので、試してみることにした。

メーカータカラトミーアーツ
製品名超ヒエヒエ 北極流しそうめん
購入場所Amazon.co.jp
購入価格6,500円

 超ヒエヒエ 北極流しそうめんは、おもちゃメーカーのタカラトミーアーツの製品で、子供と一緒に楽しむ目的で販売されているクッキングトイだ。

 セット内容は大小の噴水と噴水台座、本体、水路、直径40cmほどの北極プール、製氷器などが含まれ、組み立てて使用する。組み立てといっても、順番に置いていくだけなので簡単だ。

パッケージ
北極プールは4,5Lほど水が入る大きさ
噴水、台座、本体、水路などがバラバラになって入っている

 電源には、別売りのアルカリ単二形乾電池4本を使用する。水が入るのを防ぐため、電池のフタはドライバーでしっかり閉める。

電池の出し入れをするときは、ドライバーを使う
組み立てるのは簡単。噴水は二段になっている

超ヒエヒエシステム「HYPER HIEHIE SYSTEM」が新しい

 この製品の特徴は、ただそうめんを流すだけでなく、プール内の水を吸い上げ、氷山から冷たい水が噴き出ることだ。氷山から流れおちた水がプールに戻り、循環することで、ヒエヒエの流しそうめんができるのだ。この「超ヒエヒエシステム HYPER HIEHIE SYSTEM」が今までにはない斬新な機構だ。

製氷器に水を入れて冷凍庫で凍らせる

 はじめる前に、事前の準備が必要だ。氷山製氷器とアラカルト製氷器に水を注ぎ、冷凍庫で凍らせておく。これで氷山1個、シロクマ2個、ペンギン2個、流氷3個ができる。

 水もペットボトルなどを利用して、4.5Lほど冷蔵庫で冷やしておく。常温の水道水では流氷ヒエヒエシステムを使用しても、冷たくはならない。そこで我が家では、流水プールに水と氷を入れて、氷が溶けて冷えた水ができた頃に本体と噴水をセットした。

 あとはそうめんを茹で、薬味を置き、箸などを用意したら、最後に凍らせておいた氷山などを取り出し、噴水のてっぺんに氷山を乗せ、あとのシロクマやペンギンは好きな場所に置く。彩りと栄養のために、水菜とプチトマトも一緒に置いておいた。

 準備が終わったら、噴水ボタンを押す。「ゴゴ~」という音のあと、上から水が噴き出す。大人が見るとバカバカしく見えるのだが、このシステムは小学生の子供達に大ウケ。2人ともゲラゲラ大笑いだった。

電源オン! 氷山から噴き出す冷水に爆笑
氷の山から出てくる水は冷たい
噴水部分にシロクマやペンギンを置いたが、すぐに溶けてしまった

いつもよりたくさん食べてしまうので、大目に準備を

 流水ボタンを押すと、北極プールの水が回りだす。一度に北極プールに入れられるそうめんは1束~1.5束で、そうめんがぐるぐると回転を始めた。

上の氷山から水が噴き出て、そうめんはぐるぐる回る
この笑顔! 次から次へとそうめんを投入するので、大慌て。いつもより沢山食べてしまう

 ぐるぐる回るそうめんも取り合いだ。競うように回るそうめんをキャッチし、たくさん麺を食べてしまった。実際に食べてみると、そうめんがよく冷えていてとてもおいしい。
 1回目はいつもの量で出したのだが「足りない」と文句を言われたので、2回目は1.5倍用意しておいた。それでもペロリ。いつもはそんなに食べないのに、大喜びで食べてしまうので、流水そうめんをするときは、多めに準備している。

 後片付けはサッとスポンジで水洗いするだけだ。パーツが多いので少々面倒だが、脂汚れはないので簡単だ。本体はスイッチや電池部を避け、網目部分だけを洗うようにする。

準備する大人は段取りが必要だが、子供は夢中

まわりは噴水の水がはね、そうめんを取るときにも水がたれる。ただ、水なのでふきんでふき取ってしまえば問題なし

 この製品は氷を使うので、下準備が肝心だ。準備を完璧にした状態で、最後に氷を出したほうがスムーズに楽しめる。なお、氷山やその他の氷はすぐに溶けるので、あらかじめジップロックやラップに包み、複数作り置きしておくとよいだろう。

 流水だけなら特に問題はないが、噴水をすると水がはねるので注意が必要だ。とはいえ、取扱説明書ではあらかじめビニールシートなどを机に敷いておくことを推奨しているが、我が家ではふきんでこまめにふき取っていたので、それほど気にはならなかった。

 セットする大人は色々と段取りが必要となり、それなりに手がかかるが、子どもは夢中になり、とても楽しんでいる。喜んでいつもよりたくさん食べるので、猛暑日など、子供達の食欲が落ちたときにも活躍するだろう。

石井 和美