やじうまミニレビュー

ヤザワ「人感・明暗センサー付き LEDBAR NL50WH」

~暗闇で近付くと点灯するスティック型LEDライト

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
ヤザワ「人感・明暗センサー付き LEDBAR NL50WH」

 ある日、ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaに買い物に来ていた。冬物家電商戦もひと段落し、早くも新生活家電などが並び始めている中、季節問わず煌々とした明かりで照らされているのがLED売り場だ。その片隅で目についたのが、ヤザワコーポレーションの「人感・明暗センサー付き LEDBAR NL50WH」だった。

 NL50WHは、高輝度の白色LEDを3個搭載したスティック型のLEDライトで、明暗センサーと人感センサーを搭載している。つまり、暗い場所で人が近付くと点灯するセンサーライトなのだ。付属のフックや粘着テープを使えば、クローゼットや戸棚の中などに取り付けて照らせる。

 我が家の薄暗い階段や、クローゼットにピッタリだと思い、購入した。

メーカーヤザワコーポレーション
製品名人感・明暗センサー付き LEDBAR NL50WH
購入場所ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba
購入価格1,980円

千歳飴のようにスリムなLEDライト

 NL50WHの本体サイズは23×286mm(直径×長さ)で、細長く、千歳飴のような外観だ。本体重量は約34g。別途、単四形乾電池3本を入れて使う。電池の寿命は、待機時で約8カ月。1日10時間点灯した場合、約4.5カ月。光源寿命は約50,000時間とされている。

 本体前面には、LEDが3個並んでいる。LEDの下には、電源スイッチと、明暗センサー、人感センサーの順で並んでいる。末端の人感センサーは180度回転させて角度の調節が可能で、人の動きのある方向に向けておける。

本体前面。透明の節のような部分がLED
パッケージ背面には、各センサーとスイッチの場所が記載されている
左の白い小さなボタンが電源スイッチで、そのすぐ右横に明暗センサーが内蔵されている。一番右側の丸い突起は人感センサー
人感センサーは180度回転して、人のいるほうへ向けられる

 取り付け方法は2種類あり、1つ目は付属のフックで吊るす方法。本体上端に付属するフックで、壁などに引っ掛けられる。このフックは使わないときは回して収納できる。もう1つは、本体背面の粘着テープで貼り付ける方法で、本体背面には2カ所に粘着テープが付いている。

360度回転する小さなフック。使わないときはひっこめておける
本体背面には左右2カ所に小さな粘着テープが付いている
本体背面の、電池ケースのフタを外したところ。ここに単四形乾電池3本を入れる
クローゼット内に吊るしたNL50WH

 まずクローゼットに付けてみよう。クローゼットの壁にフックを吊るす金具があったので、そこに吊り下げた。電源ボタンはONにする。しばらくして、クローゼットの扉を開けて服に近づくと、ライトはパッと点灯。中の服は奥まで明るく照らし出された。

 一度点灯したライトは、人が去ってからだいたい45秒間後に消灯する。LEDの明るさについては明記されていないが、クローゼット内を照らすくらいなら十分明るかった。

 人感センサーの感度は良い。センサーの感知範囲は左右に約120度、上下に90度、距離は4mと広く、少し近づいただけで、すぐに点灯する。

クローゼットに取り付けた様子。近づくとLEDが点灯し、クローゼット内を明るく照らす。離れてから約45秒後に自動で消灯し、再度近づくと点灯した

 この自室のクローゼットは、もともと和室用の押入れとなっていたので、奥がとても暗く見えにくかったのだが、NL50WHのおかげで、服選びがかなりスムーズになった。

階段やベット下に取り付けて、暗い場所も安全に

 次に取り付けたのは階段だ。特に暗いのは、天井照明から遠い、階段の下のほう。天気によっては日中でも暗いことがある。そこで、階段の下から5段目に、NL50WHを粘着テープで貼り付けた。

 すると、夜間、階段を上りはじめるとすぐに点灯。階段を下る際は、取り付けた段の手前でパッと点灯した。さらに日中の薄暗い状態の時にも、人が近付くとちゃんと点灯した。明暗センサーの感度もちょうど良い。これまで「階段が暗くて足元が見えにくい」と話していた家族からも、「一段ずつ、目をこらす必要がないので安心」と好評だ。

 なお明暗センサーのおかげで、明るい日中は点灯しないので、電源は入れっぱなしでOKだ。

階段に、付属の粘着テープで取り付けた。粘着テープはしっかりくっ付くので、外れることはなかった
階段を上っていくと、4段ほど手前で点灯。

 最後に取り付けたのは、寝室のベッドの足元。ベッドサイドのラックの足に貼り付けることで、消灯後、ベッドから足を降ろすと、パッと明かりがつく。これで夜中に目を覚ました時も安心だ。起きた時に部屋が真っ暗で、足をぶつけて痛い思いをすることはなくなった。

ラックの足に取り付け。曲面や細い場所に取り付けられるのは、本体がスリムだからこそのメリット
部屋の照明を消し、ベッドから降りるとLEDが点灯

 こうして一通り使ってみると、クローゼットや棚の中を照らして使い勝手を良くしたり、暗所を安全に照らしたりと、NL50WHは汎用性が高い。また、取り付けても邪魔にならず、インテリアの中でも目立ちにくい。特にクローゼットへの設置は、服選びの際に目をこらして服をかきわける必要がなくなり、気に入っている。

 1つ物足りなかったのは光色が寒々しいこと。白色のLEDは明るくて良いのだが、インテリア性を考えると、電球色タイプも用意してほしいと思う。

 今回試した場所以外にも、シンク下の鍋を収納している棚や、化粧台の下など、取り付けたい場所は多い。足元を照らす非常灯用に、目立たないコンパクトなライトをお探しの方、あるいは棚やクローゼットなど暗い場所で邪魔にならない照明をお探しの方に、オススメしたい。

小林 樹