やじうまミニレビュー
脱ペットボトル! コスパで選ぶならブリタの持ち歩ける浄水器「fill&go」がいいかも
2017年2月9日 07:30
今回ご紹介するのは、ブリタのモバイル浄水器「fill&go(フィルアンドゴー)」。携帯型の浄水器で、カバンに入れて持ち運べる点が特徴だ。
メーカー名 | BRITA Japan |
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製品名 | fill&go ピンク |
実売価格 | 2,354円 |
fill&goの容量は600ml。小型の浄水カートリッジが付属しており、これをボトルの飲み口部分に装着して使用する。飲む瞬間にろ過したての水が飲めるという仕組みだ。カートリッジ1個で約150Lの水をろ過でき、ろ過に掛かるコストは1Lあたり約4.5円。水道水を簡単に美味しくできるだけでなく、経済的なメリットもある。
カートリッジは活性炭と不織布でできており、コンパクトながら超微粒子活性炭500万個で、表面積はサッカー場約1面分の広さとしている。ろ過できる物質は、塩素、2-MIB(かび臭)などの9項目。水道水に含まれるミネラルはそのままに、味やニオイに影響する物質を除去できるという。
使う前にまず、カートリッジをぬるま湯に1分間浸けておき、ボトルも中性洗剤で洗っておく。サクッと使用できる感じではなかったが、あまり時間は掛からずに準備できた。
フタはベースと飲み口の部分で分解できるようになっており、そこにカートリッジを装着する。水を入れたボトルにフタを取り付ければ完成だ。
本当に味が違う! 水道水があっという間にまろやかに
ろ過された水をすぐに飲みたいところだが、味を比較するためにまずは水道水を試飲。その後カートリッジを付けて、念のためにボトルの水も入れ替えてろ過された水を飲んでみる。
すると、劇的に美味しい! という訳ではなかったが、味に違いは感じられた。水道水のときにあったカルキ臭さが、浄水にはなかったのである。水道水はカルキっぽさや鉄っぽさがあって一口飲めばもういいや……となってしまったが、浄水はまろやかな味でニオイもなくゴクゴク飲めた。正直、一瞬カートリッジを通るだけできちんとろ過されるのか? と思ったが、確かに味は変わっていた。
飲むときの注意点としては、ボトルを傾けただけでは水が出ないということ。カートリッジでしっかりろ過するため、飲み口で吸い上げないと水が出てこない。慣れるまでには少し時間が掛かった。またフタを正面にして飲むと、必ず鼻に当たって間抜けな格好になる。スマートに水を飲むには、フタが横にくるようにした方が良い。
ペットボトルの飲料水を買わない生活に。ただし600mlは大きかった……!
fill&goを使い始めてから、ペットボトルの飲料水を買わなくなった。ちょっと喉が乾いたときやジムに行くときなど、いつも飲料水を買っていたが、それがなくなり節約につながっている。
ただし、600mlのボトルは結構大きい。A4サイズのファイルが入るカバンであれば問題なく入れられるが、満水にするとかなり重くなった。出勤の際は飲む分だけ水を入れておき、出社したらまた水を足すようにすれば効率的に使える。飲み口が細くこぼれにくいので、仕事中はフタを開けっ放しにしておけるのも便利だ。
ただ、ここでも600mlという大きさがちょっとネックになる。デスクに置いていると圧迫感があった。水分補給をしていると、すごい水を飲む人に思われていないかと、いらぬ恥ずかしさを感じてしまった。細かく水を足せるところもポイントなので、300mlくらいのサイズがあっても良さそうだ。
とはいえ、ペットボトルの飲料水を買わなくなったのは大きな変化だ。日常的に飲み物を買うクセがあったが、今ではかなりもったいないことをしていたなと感じる。暖房で乾燥しやすいこの時期は特に水分の摂取も増えるので、コスパを気にせずゴクゴク飲めるのは嬉しいポイントだ。
カートリッジの交換目安は約150Lの水をろ過したとき。私の場合、1日あたり約600mlろ過している。約250日で交換となる計算なので、まだまだ持ちそうだ。交換カートリッジは3枚入りで2,000円前後とお得。後はボトルサイズの小さいタイプがリリースされることを期待したい。