家電製品ミニレビュー
玄関に強力な空気清浄機を設置して、花粉をシャットアウト!
by 河原塚 英信(2016/2/10 07:00)
日本気象協会によれば、そろそろスギ花粉が舞い始める時期だという。筆者は花粉症ではないのだが、妻が重度のスギ花粉症。毎年涙を流しながら「ツラい、ツラい」と鼻をかみつつ訴えてくる。
ということで、少なくとも、家の中の花粉だけでも何とかしようと、対策を取ることにした。
メーカー名 | アイリスオーヤマ |
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製品名 | 花粉空気清浄機「KFN-700」 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 13,249円 |
花粉が一番入り込みやすい玄関に空気清浄機を設置
花粉が家の中に一番入り込みやすいのが、玄関と大きな窓。特に玄関は、窓と違って、一日中閉めきっておくことができない。外出するたびにドアが開き、花粉が侵入してくる。さらに外出先から帰って来た時の衣服には、花粉が付着している状態。そのまま居住スペースへ行けば、花粉を家の中にまんべんなく撒き散らすことに。
そこで花粉対策として玄関に置いたのが、アイリスオーヤマのタワー型の空気清浄機「KFN-700」。幅が18cmで奥行きが26.4cmと、接地面が少ないため、狭い場所でも置きやすいのがポイント。我が家の玄関は、とにかく狭い(無論、家全体も狭い)ため、このタワー型の設置しやすさは、ありがたい。
前面で吸い込むから、パワフルさを実感できる
搭載された機能はシンプルで、0.3μmの粒子を99.9%以上集じんできるHEPAフィルターによる「空気清浄機能」と、「人感センサー」のみと言っていい。イオン発生器、除湿や加湿機能はもちろん、埃の量を検知するセンサーも非搭載。
その分、操作はとても簡単。電源を入れたら、人感センサーの「切/入」を選ぶだけ。人感センサーを「切」にした場合だけ、風量を「強/弱」で選択可能だ。
玄関に設置して人感センサーを入れておけば、家族が外出先から戻ってくるたびに、自動で動き出し、一気に花粉を含む空気を吸い込んでいく。もちろん出かける際にも、起動するので、ドアを開けて空気が流れ込んだ時には、もれなく自動で起動することになる。
一般的な空気清浄機の吸込口が、本体の両端や背面にあるのに対して、「KFN-700」の吸込口はフロント全体にレイアウトされている。そのため、玄関で上着を脱いで花粉を手でバタバタと払えば、そのまま花粉やホコリを吸い込んでくれそうな気がするのも、花粉対策用としてはうれしいポイントだ。
持ちやすいから、他の部屋へも持って行きやすい
本来なら、玄関のほかにリビング用に、もう一台の空気清浄機が欲しいところ。だが我が家は、空気清浄機の必要性を感じるのが花粉の時期だけ。なので、複数台の空気清浄機を置いておきたくない。
「KFN-700」が、うれしいのは持ち運びやすい点だ。本体重量は4.3kgと、他モデルと比べて著しく軽いわけではない。だが、背面の上部に大きな取ってが付いているためか、とても軽く感じる。上げ下ろしの際に、腰をかがめなくても良いのも、タワー型だからこそ。片手で軽々と運べる。
持ち運びやすいので、洗濯物を取り込む時や掃除機をかける時にだけ、リビングや他の部屋に持っていく。
玄関以外で使う場合は、「人感センサー」モードを切って使った。メーカー公表の仕様表では、その運転音の大きさは「強」の場合で48dB、「弱」運転の場合で33dB。家族が起きている時間帯であれば、「弱」運転で音が気になることはない。ただし「強」にすると、テレビを見ながらでも気になる大きさだった。