家電製品ミニレビュー

トイレに便利なLEDライト付きプラズマクラスターイオン発生機

シャープ「天井設置型プラズマクラスターイオン発生機 IG-GTA20」

 空気の除菌・消臭に効果を発揮すると言われている、シャープ独自の「プラズマクラスター」のイオン発生機は、空気清浄機はもとより、用途に応じて様々なタイプがラインアップされている。その中から、トイレなどの小空間に特化した「天井設置型プラズマクラスターイオン発生機 IG-GTA20」(以下、IG-GTA20)を紹介しよう。

メーカー名 シャープ
製品名 天井設置型プラズマクラスターイオン発生機 IG-GTA20
購入場所 Amazon.co.jp
購入価格 15,689円

 最大の特徴は、LED照明とイオン発生機が合体した点。電球と同じE26口金が付いており、天井のソケットから電源がとれるのでコンセントも必要ない。照明の明るさは40Wの白熱電球と同じ485lmだ。人感センサーが搭載されているので、照明は人の動きを検知して自動で点灯・消灯してくれる。

 空気浄化は、壁面スイッチをONにしている限り24時間できる。LEDが点灯している間、プラズマクラスターイオンは「標準」の風量となり、運転音も抑えられる。消灯すると風量は自動で「強」に切り替わり、高濃度のイオンが放出されて付着ニオイ原因菌の作用を抑え、消臭する。IG-GTA20の適用床面積は約1畳相当だ。

白熱電球と同じE26口金が付いており、電源は天井のソケットからとる。口金がソケットに届かない時に使用する、E26延長アダプターを付属する
人の動きを検知して、プラズマクラスターとLEDライトの運転が自動で切り替わる

天井の低い我が家のトイレにも取り付けられた!

 取り付けはいとも簡単だ。天井の電球を外して、IG-GTA20に取り替えるだけ。一瞬で終わってしまった。

 IG-GTA20の大きさは220×102mm(全長×最大直径)で、重量は540g。簡単に取り付けられるが、一般的な電球とは比較にならないほど大きく、重い。

 我が家のトイレは天井が低く(2,020mm)、口金がE17なので、手持ちのE17口金→E26口金の変換アダプターを使って取り付けた。床からLEDまでの距離は1,830mmで、頭はぎりぎりぶつからずに設置できた。取り付けが済んだら、あとはトイレの照明のスイッチを入れるだけで準備は完了だ。

 なおメーカーでは、変換アダプターを使ってE26以外の口金に取り付けることは推奨していないが、今回はレビューのために取り付けた。

大きさは220×102mm(全長×最大直径)で、重量は540g。吸い込み口近辺の直径は92mm。購入前に取り付ける器具の大きさを確認しよう
取り付ける様子。電球と同じようにソケットに取り付けるだけで完了。変換アダプターを使って、E17の口金に取り付けた
我が家のトイレは天井が低いが(2,020mm)、頭に触れるギリギリの高さ(1,830mm)で設置できた

 照明用のLEDは20粒で、半透明のリング状のカバーに包まれている。人感センサーは器具の中心に取り付けてある。

 プラズマクラスターイオンは、ファンが回って下方向へ降り注ぐ。本体の側面に吸い込み口があり、空気は内部のイオン発生機を通って、リング状のLEDの内側から吹き出す仕組みだ。プラズマクラスターイオンの動作中は、青いイオンサインが点灯する。

LEDは半透明のリング状のカバー内に20粒定間隔で並んでいる
中央には人感センサーがある。消臭・除菌のイオンはLEDとセンサーの間から吹き出す
人感センサーの検知動作の説明図(取扱説明書より抜粋)
内部にはファンが組み込まれている

しっかり明るく、空気はいつも爽やか

 トイレのドアを開けると、瞬時にLEDがパッと点灯した。

ドアを開けた瞬間にLEDが点灯し、風量が「標準」に自動的に切り替わって静かになった。人感センサーの反応は良い

 LEDの光は、天井へ届くほどたっぷり広がり、床面までしっかり届く。485lm(40W形相当)の全方向型のLED電球と比較しても、全く遜色ないほど。電球と交換しても、明るさや配光性での不満はまず感じないだろう。後に触れるが、人を検知して点灯する時間は3段階から選べる。

 LED点灯中もプラズマクラスターは作動しているが、風量は自動的に抑えられる。用をたしている時に不快な風はほとんど感じられず、音もわずかに聞こえる程度で静かだった(22db)。

リング状のLEDライトでも、光は天井方向までたっぷり広がる
左がIG-GTA20で照らされる様子。右側の全方向型のLED電球と比較しても、拡散性、明るさ共に遜色ない
人が居ない時にしっかり除菌・消臭してくれる

 トイレから人が居なくなると、LEDは自動的に消えて、プラズマクラスターが「強」運転に切り替わる。風量が増える分、運転音も大きくなる(38db)が、扉を閉めれば音はほとんど気にならなかった。

 用を足してから15分後、再びトイレに入ってみると、ニオイはほとんど消えていた。確かな効果を実感した。

毎日24時間、365日間運転し続けても、電気代はわずか479円

消費電力を計測すると、LED点灯中は9W(左)。LEDが消えてプラズマクラスターが「強」運転に切り替わっても1Wだった

 IG-GTA20はプラズマクラスターの効果を発揮させるため、トイレを使っていない時も電源を入れたままにしておく必要がある。毎日24時間、365日運転することになるので電気代がかなり気になるところだ。

 ところが、プラズマクラスター「強」運転時(LED消灯)の消費電力は、仕様ではたったの2.1W。東京電力の従量電灯Bの、1kWhを26(25.91)円として試算すると、電気代は1カ月40円弱、1年で479円だ。気持ち良い空気が毎日得られるなら、高くはないだろう。

 手入れは簡単だ。普段は吸い込み口付近のホコリを市販のハンディモップなどで拭うぐらいでOK。月に2回ぐらいは取り外して、フィルターの掃除をする。半年に1度は、内部のプラズマクラスターユニットを外し、専用の清掃ブラシ(本体内部にしまえる)で電極部の掃除が必要だ。いずれも別の道具は要らず、ササッと掃除できる。

ソケットの付いた「ACアダプター部」は簡単に外れる(上)。フィルターも手で簡単に外せる。水洗いもOKだ
イオンサインの反対側には「ユニット交換ランプ」がある。ユニットの総運転時間が17,500時間を経過すると赤く点滅し、交換を知らせてくれるという(上)。プラズマクラスターのユニットは手で簡単に外せる。半年に一度、電極部を掃除する
ユニット専用の掃除ブラシの側に、「点灯時間切替スライドスイッチ」がある

 なお、プラズマクラスターのユニットは、1日24時間連続運転した場合、19,000(約2年2カ月)時間で交換となる。照明はLEDなので、白熱電球のような短いスパンで切れる事はないが、定格寿命は公表されていない。

 本体を分解した時、点灯保持時間が設定できる。点灯保持時間とは、検知範囲から人が居なくなる、または静止してからLEDが消灯するまでの時間のことだ。本体内部に「点灯保持時間」の設定スイッチがあり、(1)30秒、(2)60秒、(3)180秒の3つの中から設定できる。

トイレ特有のニオイも消える。冬場は特にオススメ

1畳程ならば、ウォークインクローゼットにも応用できる。頻繁に洗濯できないものの消臭・除菌も期待できるだろう

 使い続けて実感するのは、洗浄剤などが入り混じったような、トイレ特有のニオイもほとんど消えてしまった事だ。ドアを開けるたびに、空気がスッキリと感じられ、毎日気持ち良くトイレが使える。

 特に冬場は便利だ。換気扇を回さなくてもニオイが籠もらずに消えてしまうので、使用中に足元がスースーしたり、室温が下がらないのはかなり助かる。

 効果を持続するために、毎日運転しっぱなしにする必要から、少なからず電気代はかかる。だが、消臭剤や芳香剤を使うよりも、無臭なのはむしろ爽やか。普段は扉の開け閉めだけで、照明を点ける手間さえかからない。人感センサーのおかげで、消し忘れもなくなった。

 とにかく取り付けは簡単。特別な工事もコンセントを用意する手間は一切要らず、電球交換の手軽さで、きれいな空気が確実に手に入る。毎日必ず使うトイレを、より一層快適にするアイテムとして、検討してはいかがだろうか。

(藤原 大蔵)