走るライター南井正弘のコレはホントにスグレモノ!
適度なクッション性を備えたエリートランナー向けモデル「フィラ ケニアレーサー3」
2017年9月12日 07:30
フィラといえば、‘70年代から’80年代に青春時代を過ごした人はテニスアパレル、‘90年代のスニーカーブームを知っている人にはバスケットボールシューズのイメージが強いかもしれない。そんなフィラのフットウェアが今年より日本でもフルラインで展開されることになり、そのなかには機能性に優れたランニングシューズも含まれている。
メーカー名 | フィラ |
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製品名 | ケニアレーサー3 |
価格 | 14,040円 |
今回紹介するランニングシューズは、「ケニアレーサー3」とネーミングされたモデル。その名の通り、ケニアのエリートランナーがフルマラソンの際に着用することが可能なハイパフォーマンスモデルであり、昨年4月に行なわれたブラジル サンパウロマラソンのオフィシャルシューズに選定され、実際に数名のエリートランナーがこのモデルを履いて同大会を走ったという。
エリート向けモデルというと、ソールが極薄でクッション性がほとんどないと思うかもしれないが、このシューズはある程度ミッドソールに厚みがあり、クッショニングテクノロジーも搭載。ということでトライしてみることにした。
手に持った段階でその軽さを認識していたが、足を入れるとそれ以上に軽量性を感じる。走り始めるとレースシューズとしては十分なクッション性があることをすぐに理解できる。それはヒール部分に配されたEnergizedというクッショニングテクノロジーを搭載し、薄すぎないミッドソールを組み合わせているからであり、これなら筆者のようなサブ4(42.195kmを4時間以内で完走するランナーのこと)レベルのランナーが履いても、インターバル走など短い距離のトレーニングなら充分に対応してくれるだろう。
ケニアレーサー3は、レーシングシューズということで「ラスト(木型)が細いかも!?」と思ったが、そんなことはなく、ウィズ(足囲)のゆとりもあるので、一般的な日本人ランナーが履いても前足部のキツさは感じないはずだ。シルバーを基調としたカラーリングも美しく、シンプルなデザインはウェアとのコーディネートがしやすい点も嬉しい。