走るライター南井正弘のコレはホントにスグレモノ!
自然とペースが上がり飛ぶように走れる「アシックス ダイナフライト 2」
2017年8月28日 07:30
アシックスが開発した新たなミッドソール素材である「フライトフォーム(FlyteFoam)」。従来からのマテリアル(EVA)と比較して55%の軽量化と、より長持ちするクッション性を確保することでランナーから高い評価を得ることに成功した。
そんなフライトフォームを使用した「ダイナフライト」がモデルチェンジ。新たなアッパー素材により機能性を向上させている。
メーカー名 | アシックス |
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製品名 | ダイナフライト 2(DynaFlyte 2) |
実勢価格 | 14,580円(税込) |
フライトフォームは軽量性と優れたクッション性の両立をテーマに開発したクッショニングシステム。アシックススポーツ工学研究所が300以上もの試作と約3年の歳月を費やして完成させた。
そんなフライトフォームは「ヌーサFF」や「GEL DSトレーナー22」を始めとしたランニングシューズに使用されていたが、筆者が特に気に入っていたのが「ダイナフライト」。
見た目よりも軽量で、ゆっくりペースから速めのペースまで対応。“DON’T RUN FLY”がキャッチコピーだったように、自然とペースが上がり、飛ぶような走り心地を提供してくれた。
またミッドソールはそれほど厚くないものの、フライトフォームを搭載していることでクッション性も高レベルにあって、その衝撃吸収性の高さを走行中に感じられるだけでなく、走った翌日の疲労感も他のランニングシューズよりも少ない気がした。
今回登場した「ダイナフライト2」は基本スペックを継承しつつ、アッパーマテリアルやデザインを変更したマイナーチェンジモデル。特に注目すべきはアッパーの構造。アダプトメッシュと呼ばれるメッシュ構造を採用しており、これはメッシュの内側にフレームパーツが内蔵され、柔軟でフィット感の良い履き心地と通気性の良さを両立しつつ、シューズ内部で足をしっかりと正しい位置に導いてくれる気がした。
前作のグレーベースのカラーリングは個人的にあまり気に入らなかったが、今回ラインアップされた3色のなかでブラック/ホワイトは様々なランニングウェアとコーディネートしやすく、カジュアルシーンでも活躍しそうだ。早くもヘビーローテーションで着用している。
欲をいえばもう少し買いやすいプライスだと嬉しいのだが……。