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Jackeryの人気1500Whポータブル電源が小さくなって登場! どこが変わったの?
- 提供:
- Jackery Japan
2025年11月25日 09:00
余裕のパワーで頼れる1,500Wh帯に新機種、従来とどう違う?
2025年11月より発売されたポータブル電源「Jackery 1500 New」。既存の1,500Wh帯モデル「Jackery 1500 Pro」と比べて内蔵バッテリーや出力など様々な違いがあるが、驚くのは、性能がアップしたのにサイズが大幅に小さく、軽量になっていることだ。
Proモデルよりすごいってどういうこと? と気になるが、Jackeryでは2024年から設計を大幅に変更した「Newシリーズ」を展開中。すでにシリーズとして240、500、600、1000、2000、3000が投入されている中“コンパクトなサイズ感と、家庭のコンセントより高出力なパワフルさを兼ね備えた”1500 Newが登場した。
1,536Whと余裕の容量ながら価格もかなり手に届きやすくなっており、定価ベースでは既存の1500 Proより5万円も手ごろな149,800円。しかも、後述するとおりAmazonのブラックフライデーで12月1日(月)までの期間はさらに割引となるため、今まさに注目だ。
今回はそんな「Jackery 1500 New」と、前モデル「Jackery 1500 Pro」をお借りして、両者を比較しながら、どのように進化して、それがどんなシーンに役立ちそうなのかをお伝えしたい。
内蔵バッテリー変更、クラス最小ボディを実現
振り返ってみると、ポータブル電源が注目を集め始めたのは2020年ごろ。コロナ禍のソロキャンプブームでアウトドアでも手軽に電源が使えることから、容量200~300Wh程度の小型モデルが主力だった。
だがせっかくなので家庭内でも使っていきたいという需要が増加すると、小型モデルでは物足りない。そこで注目されたのが、1,000~2,000Wh前後の中型モデルである。
中でも1,500Whの容量を備えたJackeryの初代「Jackery 1500」は、2021年という絶妙なタイミングで投入されたこともあり、人気を集めた。さらに2023年にはアップグレードモデルの「Jackery 1500 Pro」を投入。これに続く最新モデルが今回紹介する「Jackery 1500 New」だ。
従来の1500 Proと1500 Newのサイズ感の違いは、両者を並べてみるとよくわかる。ほぼ同じ容量ながら、小さい方が高出力というのだから面白い。外寸は1500 Proが384×269×307.5mmだったのに対し、1500 Newは330×221×242mm。容積比で約44%減、だいたい半分ぐらいになっている。重量は1500 Proが17kgなのに対し、1500 Newは14.5kg。重量比で約15%の軽量化ということになる。
まずはボディの違いから見ていこう。AC電源およびソーラーパネル接続端子は、1500 Proは背面にあった。だがこれでは壁にぴったりくっつけるような設置ができない。一方1500 Newでは右サイドに変更された。小さな変更に見えるところだが、車内やテント内など狭い場所での設置スペースの効率化という点では、意外に無視できないポイントだ。
Jackeryの他製品と比べると、容量1500 New(1,536Wh)は同社のベストセラーである1000 New(1,070Wh)よりも小さくなるというまさかの逆転現象。1,500Whの容量で1,000Whのサイズ感を実現したのは驚きの進化だ。
出力は、ACが3つなのは変わらず。USB Type-C端子は1つ減ったが、100Wと30Wに用途が分けられた。キャンプや非常時に役に立つライトも装備されているところは変わらず安心できる。
両者で最大の違いは、内蔵電池だ。1500 Proが「三元系リチウムイオン電池」を採用していたのに対し、1500 Newでは「リン酸鉄リチウムイオン電池」を搭載した。
三元系リチウムイオン電池は、大容量で性能バランスが良いということで以前はよく使われていたが、充放電サイクルは1,000~2,000回程度といわれてきた。加えてどうしても発火や破裂のリスクは避けられないということから、昨今はあまり使われなくなってきている。
それに代わるものとして採用が進んでいるのが、リン酸鉄リチウムイオン電池だ。三元系リチウムイオン電池に比べて安全性が高く、自己放電率が低いことや、環境に優しいというところから、現在はポータブル電源の主力電池となっている。一般的には充放電サイクルは2,000~3,000回とされているが、1500 Newの充放電サイクルは6,000回にも及ぶ。毎日充放電を繰り返しても16年(※理論値)だ。それだけ保てば十分だろう。
電池の違いは稼働温度にも現れる。1500 Proが上は40℃~下は-10℃であったのに対し、1500 Newは45℃~-20℃だ。寒冷地の早朝でも使えるようになったのは大きい。
充電スピードもさらにアップした。1500 Proが急速充電で2時間だったのに対し、1500 Newでは1.5時間。さらにアプリ側で緊急充電モードを選択すると、1.3時間でフル充電できる。雷雨接近中といった状況で、すぐ満充電しておきたいというケースにも対応できるわけだ。もちろん1500 Newは雷サージ保護機能付きだ。
なお、1500 Proでは多くの端子にキャップがついていたが、1500 Newではキャップが廃止された。使わない端子をカバーしておくという点ではキャップがあったほうがいいが、逆に使う時にはキャップが邪魔になるという問題もあり、一概にどちらがいいとはいいがたいところだ。個人的には、こうしたキャップは開けたり閉めたりしているうちに劣化してちぎれたりすることもあるので、なくてもいい派だ。
性能面でも大きなアップグレード
次に、出力や入力などの違いを見ていこう。容量面ではどちらも1,500Whクラスだが、厳密には1500 Proが1,512Whだったのに対し、1500 Newは多少大きく、1,536Whとなっている。
出力は大きな違いの一つである。1500 Proが最大1,800Wだったのに対し、1500 Newは2,000Wもある。最大瞬間出力は4,000Wだ。
一般に家庭用コンセントから出せるのは、一部屋あたり1,500W程度。これを超えると、ブレーカーが落ちる。つまり1500 Newは、このサイズで家庭用コンセント以上の電力が楽に出せるというわけだ。
多くのお宅では、キッチンで電気ケトルとオーブントースターを一緒に使うとブレーカーが落ちるといった、「魔の組み合わせ」があるのではないだろうか。こういう場合はどちらか片方を1500 Newにつないでおけば、ブレーカー落ちの悩みから解放される。
また出力には、UPS機能が新たに追加された。AC入力のパススルーからバッテリー出力に切り替わる時にも、わずか0.01秒で切り替わる。多くのポータブル電源のUPS機能は0.02~0.03秒程度なので、これはかなり速い。
一方、ソーラーパネル入力は1500 Proで1,400Wあったのに対し、1500 Newは400Wとなった。よく考えてみれば、ソーラーパネルで1,400Wも入力するのは結構大変だ。キャンプ用の結構大型のパネルでも、1枚あたりせいぜい200W程度である。1,400W入力するなら7枚も必要になるわけだが、入力端子は2個しかない。実は1500 Newの400W入力で端子2個というのは、すごく現実的なスペックなのである。
アプリ対応で使い勝手も◎
使い勝手の面での最大のポイントは、専用アプリ対応である。1500 Proはそもそもアプリ対応しておらず、ドーンと充電して外でドーンと使うという、シンプルな用途が想定されていた。一方1500 Newは時代の要請に合わせて、家庭内でも常時使うための機能を充実させた。
充電プランの設定では、充電や放電する時間帯を設定できる。充電速度設定は、充電スピードを選択できるわけだが、一方で静音対応という意味合いもある。寝ている間に充電したいといった場合は、充電プランで寝ている時間を設定し、「静かな充電モード」で運用すればよい。
またソーラーパネルとACを常時接続しているという場合は、ACからの充電で満杯にならないよう、ソーラーパネルから充電するぶんをあらかじめ空けておける。イマドキのポータブル電源に求められる機能はほぼ全部積んだといっていいだろう。
「クラス最高」をいつもそばに
ポータブル電源は、アウトドア用途としていまだ人気が高いところだが、月に何度かしか稼働しないというのではもったいないと考える人が増えた。それだけ特殊な贅沢品ではなく、一般に広く普及したということだろう。
実は家庭内でもポータブル電源の用途は多い。コンセントがないところでも、電気ストーブなど多くの電気を使う機器が動かせる。ブレーカーが落ちるような組み合わせのところに挟み込むだけで、その悩みから解放される。
また電気代の高騰を受けて、庭やベランダに設置したソーラーパネルと常時つないで自家発電したいというニーズも大きくなっている。こうした多彩なニーズに対応できるよう、1500 Newは生まれ変わったといえる。
新たにリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載したことで、サイズは小さく、重量は軽く、製品寿命も延びた。加えて1年間の自然放電率は、たったの5%である。何よりも安全性が高まったことで、災害時の備えとしても心強いパートナーとなった。
Jackery人気モデルの1000 New、そして超大容量である2000 Newの間に位置する、新しい1,500Wh容量モデル1500 New。「家の中でブレーカーの心配なく大きな消費電力の家電を同時に動かしたい」、「1~3日間の停電時でも緊急電源を持てる安心感がほしい」、「キャンプでもバッテリー残量を気にせずたっぷり活用したい」など、より幅広い人々のニーズに応えられるだろう。参考として、非常時やキャンプで活用した場合のシミュレーション一覧も紹介しておきたい。
今までありそうでまだなかった、日常も非常時も活用しやすいパワフルさと頼りがいのある性能ながら、持ち運びやすいから“一カ所に置きっぱなし”にならない軽快さ。より活用の幅も広がって、いつも使い倒したくなる。価格、サイズ、性能面のバランスでみても「Jackery 1500 New」は文句なしの1台だ。
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(提供:Jackery Japan)
