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うちの照明こんなに見えづらかったの? 自然光に近い「lipro」使って感じたLED選びの大切さ
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- lipro
2025年9月3日 09:00
省エネ性が高く、寿命も10年以上とされるLED照明。普及からすでに15年近く経ち、環境省によると、いまや7割近くの家庭で利用されるなどスタンダードとなっています。その一方で「ブルーライトが強くて疲れる」「色がくすんで見える」などLEDの光に違和感を覚えている人も少なくありません。
今回紹介するのは、そんな違和感を解消してくれるかもしれないLEDシーリングライト「lipro(ライプロ) 目に優しいシーリングライト」です。光を変えると暮らしはどのように変わるのか、実際に使用してレビューしました。
LED照明の違和感の正体とは
みなさんが自宅で今使っている照明は、いつ設置したか覚えていますか。「思えば取り付けて以来、一度も替えていない」という人も多いのではないでしょうか。LEDは寿命が長いため、買い替えの機会がほとんどなく、気づかぬうちに「見えにくさ」を我慢しているかもしれません。
かくいう筆者の自宅でも、もう何年も同じLEDシーリングライトを使い続けていますが、正直言って不満があります。照明をつけていても空間がどんより暗く見えたり、光に人工的な鋭さを感じるなど、何やら自然ではない違和感を覚えるのです。
そもそもなぜLEDの光は違和感を感じやすいのか、調べてみました。一般的に白色の光は本来、赤、青、緑などさまざまな波長が連続して混ざり合って再現されています。自然光である太陽光は、この波長の強さや分布(スペクトル)がなめらかなため、違和感なく白を表現することができているのです。
しかしLEDの白色は、青色LEDを光源に黄色蛍光体を重ねて作り出している場合が多いため、ブルーライトと呼ばれる青色成分が多くなる一方、赤色が不足する傾向に。その結果、一般的なLEDの下では正確な色が表現されにくく、色彩がくすんで見えてしまうのです。
自宅のLEDを「分光計」で測ってみたら
実際、LEDの光のスペクトルはどうなっているのでしょうか。光を波長ごとに分解してその強度を測定できる「分光計」で計測したところ、驚きの結果に。左側430〜480nm周辺の青色が鋭く突出しているのです。それ以外の色も凹凸があり、右側の赤色が明らかに少ないのが分かります。
さらにチェックしたのが、「物の色をどれだけ自然光に近い状態で見せられるか」を表す指標となる「演色性(Ra)」です。演色性は、自然光を「100」としているため、数値が100に近いほど自然光に近い光と考えられます。しかし自宅のLEDを計測して色別に見てみると、100にはほど遠い色も多く、赤色に至ってはわずか19。これではりんごの色が鮮やかに表現できないのも納得です。
天井と一体化するスタイリッシュなデザイン
一般的なLEDの現状がわかったところで、liproを試してみましょう。今回試用したliproの明るさは4,000lm、適用畳数は8畳までということで、わが家の寝室にちょうどいいサイズ。本体サイズは500×33.5mm(直径×高さ)で、照明部分の厚さは17mmとかなり薄型です。
このスマートフォン並みの薄さは、LEDを側面に配置し、導光板で拡散する「側面発光導光技術」によって実現。同技術は光をやわらかく見せるほか、局部過熱を防ぐといった安全性にも貢献しているとのことです。
設置時は、アダプタと照明本体の位置を合わせるための「補助取付カード」なるものを初めて使用しましたが、取扱説明書の説明通りに行なえば、DIY経験が少ない筆者でも問題なく取り付けられました。なお事前に確認したいのが、天井の配線器具の形状が適合しているかどうか。筆者宅は丸型引掛シーリングで適合していました。
実際に取り付けたところ、薄くてスタイリッシュなデザインのため、天井と一体化しているようにも見えます。シーリングライトはデザインで遊べず少々味気ないという印象でしたが、これはおしゃれで気に入りました。
やさしい光が空間を美しく演出
さっそく点灯してみると、これは明るい! まさに自然光のように明るく、一瞬で従来とは光の質が違うのを感じました。一般的なLEDのような鋭さはなく、むしろやわらかく包まれるような光で「これなら夜に浴びても大丈夫かも」と思えるほどです。
リモコンで、シーンに合わせた調光(明るさの調節)・調色(色温度の調節)ができるのも便利。それぞれ10段階から選べるほか、ワンボタンで調整できる5つのモードボタンも搭載しています。もっとも明るい「全灯」モードのほか、白みを少し抑えた「勉強」モード、電球色の「くつろぎ」モード、暗めの電球色で上部だけ点灯する「常夜灯」モード、そして好みの設定が保存できる「お好みモード」を備えています。
シーンごとの光で部屋全体を見てみましょう。
liproに搭載された「自然の光」技術とは
体感的には明らかな違いを感じましたが、実際にどれほど違うのか、「勉強」モードの光を分光計で測ってみました。するとスペクトルの形に顕著な違いが! 従来のLEDは青色が突出するなど、かなり凹凸がありましたが、liproは連続性のあるなめらかな形になっています。しかも青色がもっとも少なく、ピークでも従来の半分程度です。
演色性を数値で見ても、従来LEDのRaは色別に「91」「85」「67」……とムラがあり、赤色の演色性を示すR9に至っては、わずか「19」しかありません。一方のliproは、一般的に80以上で高演色とされる中、「93」〜「99」と自然の光に近い数値を連発。赤色の演色性を示すR9も「98」と非常に高い数値が計測されました。
実際に果物の写真を撮ってみると、その差は歴然! 従来LEDの下で撮影した果物は、全体的に暗く、色もくすんでいておいしそうに見えませんでしたが、liproの下で撮影した果物は、スタジオ照明を当てたように鮮やかです。今まで夜に料理の写真を撮ってもおいしそうに見えなかったのは、演色性の問題だったのか……。
この「自然さ」を再現できる秘密は、LEDメーカーのソウル半導体と開発した独自の「自然の光」技術にあります。光源として青色LEDではなく紫色LEDを採用し、特殊な三波長蛍光体を組み合わせることで、今まで弱かった赤や緑の波長を補い、太陽光に近いスペクトルを実現。従来LED照明の弱点を克服したというわけです。
3週間使って実感した「自然の光」の心地よさ
寝室に設置して3週間ほど経ちましたが、つくづく「自然の光」の心地よさを実感しています。特に筆者の場合、寝室に取り付けて正解だったと感じています。
その理由として、やはり就寝前にブルーライトを浴びすぎないのがいい、というのは大きく、光によって目が冴えたり就寝を妨げられる感覚がありません。またデザインがスタイリッシュなため、下から見ると自然光が差し込む天窓のようにも見え、開放感を感じさせてくれます。
光の質もさることながら、光で空間が演出できるのもポイントです。特に気に入っているのが「常夜灯」モード。天井や壁をやわらかく照らし、まるで間接照明のような落ち着いた雰囲気を演出してくれて、眠りに入る前の時間がより心地よくなりました。
そのほか、メイク時も肌が明るくきれいに見えたり、LEDにありがちなちらつき(フリッカー)がない「フリッカーフリー設計」のため、本を読む際に目が疲れにくいメリットも。意外なところでは、密閉構造のため内部に虫やホコリが入らないというのも気に入りました。何しろわが家のシーリングライトは夏になると、ちょっと窓を開けただけで虫がたくさん飛び込んでしまい、掃除に苦労しているのです。
こうした心地よさや目の疲れにくさが評価され、本製品は「第19回キッズデザイン賞」も受賞しています。
LEDをliproに変えれば暮らしが変わる
今回のレビューを通して、従来のLEDに感じていた「暗い」「疲れる」「色が冴えない」といった不満は、LEDの仕組みに起因していることがわかりました。さらに光が変わると、快適さや居心地、見え方まで大きく変わることを実感しています。
省エネ・長寿命といった「機能」だけで選びがちなLEDですが、もう一つ大切なのは「光の質」で選ぶこと。2025年中にはMatter対応のスマート新製品「lipro 目に優しいシーリングライト Pro」も発売するそうなので、今までのLEDの光に違和感を感じている人は、liproを選んでみてはいかがでしょうか。
撮影:阿部 吉泰
(提供:lipro)




















