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家具下までロボット掃除機スイスイ入る! Roborock Saros 10は「真の全自動」かも
- 提供:
- Roborock
2025年6月16日 09:00
現在、多くのメーカーからロボット掃除機が登場していますが、なかでも勢いがあるメーカーといえばRoborock(ロボロック)。IDC調査によると、ロボロックは2024年のロボット掃除機出荷台数が世界1位。その成長を支えているのは、技術力の高さとユーザーの生活に即した製品設計です。そんなロボロックが、2025年に新たな最上位モデル「Roborock Saros 10」を発表しました。
Saros 10はロボロック史上最も強力な吸引力を誇るだけでなく、新機能として本体が薄く変形する機構を搭載。これまで入り込めなかった家具の下にもスムーズに進入できるようになりました。さらに、従来からメンテナンスいらずだと定評のあった多機能ドックも進化し、モップの自動着脱機能まで搭載。「全部入り」とも言えるロボット掃除機です。
実際に使ってみると、これまで以上に掃除を任せられる存在に進化したと感じました。「Roborock Saros 10」(以下、Saros 10)がどのようにユーザーの手間を省き、役に立ってくれるのかを紹介します。
自動変形するスマートボディで狭い家具下にも入り込む
家電ライターの筆者は、今まで多くの高機能ロボット掃除機を試用しています。この数年は「部屋の隅」など従来のロボット掃除機が苦手とする場所まで掃除できる製品が増え、ロボット掃除機に床掃除のほとんどを任せられるようになりました。ただし、個人的に残念なのがロボット掃除機の高さ。多くのロボット掃除機は高さが9cm前後あるため、筆者が利用している環境では掃除残しが発生していたのです。
高機能なロボット掃除機の背が高くなる理由のひとつにレーザーセンサーの存在があります。レーザーセンサーはカメラと比較して素早く正確に部屋の形状や家具の位置を把握できますが、掃除機の周囲360度を瞬時にスキャンするためにレーザー照射部が本体上面に飛び出るように配置されることが多いのです。
そこで、Saros 10は背の低い隙間に入るときは自動的にレーザー部を本体内に格納。通常時は高さが9.35cmありますが、格納時は7.98cmと、ロボット掃除機としてはかなり薄型です。おかげでマッピングの精度の高さはそのまま、今まで諦めていたソファ下の掃除まで任せられるようになりました。
強力な吸引と水拭きに加えてロボロックらしい「隅まで掃除」する変形機能も
ロボット掃除機のフラッグシップモデルだけあり、Saros 10は掃除力ももちろんハイスペックです。22,000Paという同社史上最高の吸引力に、モップを最大毎分4,000回高速振動させて水拭きが可能。モップの振動エリアが従来より26%拡大*1したことで、水拭き性能もアップしました。
*1 稼働するモップエリアは「S8 MaxV Ultra」に比べ26%拡大。
さらに、ひどい汚れを見つけた場合は、前輪が伸びてボディを後方モップ側に倒し、モップに加重して力強く水拭きするという賢い機能も。「前輪が伸びる」機能を利用して、本体前面を持ち上げることで段階的に4cmの高い段差も乗り越えられます(一度に乗り越えられる高さは最大3cm)。
また、ロボロック高機能モデルで以前から人気の「部屋の隅のゴミまで見逃さない」変形機能ももちろん健在。吸引掃除を補助するサイドブラシや、水拭き掃除の補助をする壁キワ用モップがシチュエーションにあわせて伸び縮みします。吸引掃除は部屋の四隅まで100%カバー*2し、水拭きも壁際0.51mm*2までしっかり掃除。水拭きまでギリギリを攻められる製品は意外と少ないのです。
*2 実際の結果は使用状況などによって異なる場合があります。国際的な第三者認証機関である、TUV(テュフ・ラインランド)とSGSの認証取得。
水拭きモップ自動で取り外し!? 予想外の進化でラグ掃除も安心
いまどき、高機能ロボット掃除機は掃除後のメンテナンスの手軽さも重要です。そして、掃除のメンテナンスをサポートするのがドックの存在。Saros 10は従来の最上位モデルと比較しても機能が増えて「8way全自動ドック」になりました。8wayの内訳は以下の通り。
- 150分でフル充電できるスピード充電
- 最高80℃で除菌しながらモップを洗浄
- モップの温風乾燥機能
- 水拭きや洗浄用の水を自動給水
- 水拭き用の洗浄洗剤を自動投入
- 本体が集めたゴミの自動収集機能
- 状況にあわせて水拭きモップを着脱
- モップの汚れを検知して必要に応じて再度掃除する機能
新ドックでとくに便利だった新機能は2点。ひとつが「モップクロスの自動取り外し」です。これは、カーペットやラグなど「吸引のみ」で掃除するエリアの掃除を行なう前に、水拭き用モップをドックに置いて掃除する機能。水拭き可能なロボット掃除機の多くは、カーペットを認識するとモップを持ち上げつつ「水拭き・吸引」から「吸引のみ」の掃除に切り替えます。しかし、モップを少し持ち上げただけでは汚れたモップが毛足の長いラグに接触してしまいます。この問題をモップを取り外すことで完全回避できるのが本機能なのです。ちなみに、モップの装着もドックが自動で行なってくれます。
もうひとつのうれしい新機能が、最高80℃の温水でモップを除菌洗浄する機能。同社いわく高温洗浄することで黄色ブドウ球菌、大腸菌の細菌を99.99%除菌*3できる機能なのですが、個人的には温水でモップを洗浄するからか、モップが従来よりもきれいに洗浄できた点が気に入りました。
*3 80℃の温水で洗浄した場合、黄色ブドウ球菌、大腸菌の細菌を99.99%除去。国際的な第三者認証機関である、TUV(テュフ・ラインランド)の認証取得。
メンテナンスの手軽さでいえば、ドック以外でも驚いたのがロボット掃除機本体に「髪の毛の絡まり」がほとんどなかった点です。ロボット掃除機によってはブラシに髪の毛やペットの毛が巻き付いて定期的なケアを必要としますが、Saros 10はメインブラシが2つのパーツに分かれた特殊な構造。万が一長い髪が巻き付いてもブラシとブラシの間にある隙間から髪が自動的に落ちて吸引される仕組みになっています。
サイドブラシも髪が自然に振り落とされる形状に変わりました。このためか、10日間、毎日掃除してもサイドブラシに1本も髪の毛が巻き付いていませんでした。サイドブラシはメインブラシ以上に毛が巻き付きやすいパーツなのでこれはうれしい!
気づけば部屋がキレイに。「全自動」を実現するロボット掃除機
Saros 10を使っていて何より印象的だったのは「掃除を全自動で任せられる」快適さです。Saros 10は部屋のマッピングや掃除履歴をもとに、吸引力や水拭きの水量、掃除ルートを自動で最適化。たとえば、キッチンや洗面所といった汚れやすい場所の掃除後にモップを自動洗浄したり、AIとカメラによる物体検知機能で、床に多少の物があっても障害物のギリギリまでしっかり掃除してくれます。ユーザーがロボット掃除機にあわせて環境を整えたり、設定を細かく考える必要はほとんどありません。
さらに、運転音が最高72dBと静音性に配慮されているのも、小さなお子さんやペットがいるご家庭にはうれしいポイント。
今回、狭い家具下に潜り込む変形機構やラグが濡れないモップの自動着脱機能などの新要素が加わったことで、Saros 10はこれまで以上に「掃除を任せられる」存在になったと感じます。煩わしい判断や操作を求められることなく、気がつけば部屋全体が隅まできれいになっている……Saros 10は、可能な限り手間をかけず、しっかり床掃除したい人にこそチェックしてほしい製品です。
(提供:Roborock)